月面Xが撮れました!
月面Xが撮れました!!
月はクレーターや崖や谷があって、地表はでこぼこ。
そのため、太陽光に照らされた明るい面と暗い面の境目は光と影のコントラストがさまざまな造形を作り出します。
月面X(Luner X)もその一つ。
欠けて見える際に「×」印が浮かび上がって見えるというものです。
その存在を知りながら、どのくらいの月齢の時に見えるのか特に気に留めていませんでした。
昨日、雨上がりの空を見上げると上弦の月が出ていました。
月の入りまで何度か撮って、今朝PCでその画像を見ていたら。
「月面X」が写っていました。
ヽ(^。^)ノ
うれし~~~~~。
↑画像はクリックで拡大します。
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11月29日19時30分頃。月齢6.9。輝面率50%。
草野球をする人の左手のグローブを左に辿ったあたりにバツ印が見えます。
アップで。
影の部分に白く×が浮かびあがっています。
近くのクレーターを記してみましょう。
月面Xは、上弦の月以外ではどんな風に見えるのでしょうか。
こちらは2014年10月15日(旧暦閏9月22日)の月齢20.5、輝面率60%の月です。
Xを赤で↓
隣接するクレーターのヘリがX字状に盛り上がっているのがわかります。
盛り上がっているからこそ、X字部分だけ照らされて十字のように浮かび上がってみえるのですね。
3つのクレーターはプールバッハとラカーユ(ラカイユ)とブランキヌスです。
さて、昨夜は18時19分~23時すぎまで何回か月を撮りました。
月面Xの変遷をみてみましょう。
●18時19分。輝面率49%。画像はクリックで拡大します。
Xはすでに見えていますね。
●21時7分。輝面率50%。画像はクリックで拡大します。
Xは健在。
●22時18分。輝面率51%。Xがかなり崩れています。
●23時3分。月の入り30分前。西の空低いところで色が黄色みを帯びた月です。
形も大気の影響でゆらゆら。
かろうじてXの名残が見えました。
月面Xが見られる時間に天気が回復してラッキーでした。
こちらは19時26分頃の月。影の部分も写って、半球具合がわかります。
月の入り20分前の23時13分頃。
建物と木々の向こうに大きな半球が沈んでいきました。
※月齢他の表示はアストロアーツさんのステラナビゲーター10を参考にしています。
(2014.11.30夜追記)
昨日の月面X。今日はどう見えているのでしょうか。
残念ながら天気がどんどん悪くなり、月を見られたのは16時10分が最後。
夕暮れの空の中なので鮮明ではありませんが、こちらです。
2014年11月30日。月齢7.8。
1日で随分月が太りました。
Xの位置はこちらです
月面Xが見られる時は満月の50%の輝面率前後。
30日の月は満月の60%。10%分太ったために、
月面Xも、欠け際の境目にはおらず、すっかり目立たなくなっています。
赤い×が月面Xの位置です↓
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