上野でのエルメス「レザー・フォーエバー」展で革と色に魅了されました
革が大好き。
友達に教えてもらい、上野の国立博物館表慶館で開催されている
HERMESの「レザー・フォーエバー」展に行ってきました。
フラッシュを使わなければ、撮影OKでしたのでたくさん撮らせていただきました。
(以下、画像はクリックいただくと拡大します)
入ってすぐのホールではジャケット以外の革に触れることができます。
こちらは水牛の革だったと思います。
手に吸い付くようにしっとり。
この3色の色合いもツボです。
いろんな刻印がありました。
カラフルな糸が並ぶ様子は圧巻。
糸のアップ。
時を重ねたケリーバッグの風合いが素敵です。
心霊写真のように映っている白いものは反対側に展示中の革でできたサイです。
なんて美しいんでしょう。
18世紀末イギリスのオペラグラスです。
真鍮にゴールドプレート。ガルーシャの革張り。「Dolland London」の刻印。
江戸時代の顕微鏡(国内外)を調べていた時に出会った顕微鏡にデザインがよく似ています。
野球のボールとバットとグローブもありました!!
白い革に赤いステッチ。ほしい~~~。
個人が使うための野球ボールではなかったのですね。
それぞれのコーナーに展示品の解説ボードがあります。
ボードが入っているケースはケリーバッグをモチーフにしているのでしょうか。(推測)
いろんな革でできた動物たち。品格を保ちながらアヴァンギャルド満載の遊び心。
エルメスの真骨頂ですね!
猿。芸が細かいです。
親指の位置が人間の足とは違うことも見事に再現されています。
チョコボールのキョロちゃん?
横顔を。
カメレオンも迫力があります。
こんな顔立ち。
革でできた馬のぬいぐるみのようなものも可愛らしかったです。
丸い盤が回転して馬が回ります。
裸エプロン、ならぬ裸ケリー。
職人さんが実演でケリーバッグの制作をされていました。
私が見たのは表革と内側の革を貼り合わせるところからです。
接着剤を塗って、
表面と裏面を張り合わせ。
こんな風につくられていくのですね。
次々、工程が進んでいきます。
職人さんのエプロンも革で素敵。
A
意外だったのは使われている定規がインチなのではなくcmだったこと。
サドルステッチの工程もリズミカル。
次々と糸が交差してステッチが並んでいきます。
道具入れでしょうか。この革のミニバッグも素敵。
表慶館の空間とぴったりの展覧会。
エルメスの世界に浸ってもらうために採光を抑えた空間にしているそうです。
2階から1階へ降りる螺旋階段の
手すりの影も「芸術」になっていました!
映画のセットのようでした~。
「レザー・フォーエバー」は入場無料です。
公式HPから入場引換券をダウンロードするのですが、
うまくできない場合パソコンでHPを出して、プリントアウトしたものを提示するのでも大丈夫なようです。
あわただしい年の瀬、つかのまの目の保養になりました!
----------------------------------------------------------------
本当は職人さんのケリー作りで、このあとに行うであろうコバ磨きを見たかったのです。
語れるほどエルメスの革製品を持っていない、
持っていてもほとんど小物の私ですが、
エルメス革製品の魅力の一つにコバ磨きのクオリティの高さがあると思うんです。
革を断った断面の処理のことですが、指の腹でさわるとなめらかでとても気持ちいいんです。
猫の鼻の頭の毛並を撫でるのと同じくらいすべすべ。
こちらは10年以上使っているキーホルダーです。
カバンの中に無造作に入れているにもかかわらず、まったく剥げていません。
« 「こないろ」の時計。色の組み合わせが楽しいです。 | トップページ | シダーローズ第三弾 この冬の収穫&シダーローズを正面から眺めると。 »
「 色 うっとり」カテゴリの記事
- ジグソーパズルにはまっています(その1)50年前のお宝パズルもご紹介(2025.02.15)
- 2025年2月4日、見事な気嵐(けあらし)を見ました!(2025.02.09)
- ビオラシリーズ(その16)花がら摘みは楽し&ハチがかぶりつき!(2025.01.18)
- ビオラシリーズ(その15)夏の花、ロベリアが12月も健在! 青系ビオラと。(2024.12.21)
コメント
« 「こないろ」の時計。色の組み合わせが楽しいです。 | トップページ | シダーローズ第三弾 この冬の収穫&シダーローズを正面から眺めると。 »
をを!行ったのですね!
emiちゃんの鋭い観察力素晴らしいです!
エルメスの鞍で乗馬体験しましたか?
投稿: eri | 2014年12月19日 (金) 11:28
eriちゃん。見てくれてありがとう!教えてくれてありがとう!
eriちゃんのフェイスブックでしっかり予習をさせてもらい、撮影OKもわかったのでデジカメ持参で行ってきました。
乗馬体験はせず。すごく迫力ありましたよね。みんなが見ている中で乗る方達、勇気あるなあと思いました。
投稿: emi | 2014年12月19日 (金) 13:10
あれはみんなに顔がわからないように照明を暗くしているんだと思います
私もひとりで行って、えいやっ!って気分になって体験してしまいました(笑)
しかしエルメスは大盤振る舞いですね
老舗ブランドの心意気を感じました(^ ^)
投稿: eri | 2014年12月19日 (金) 23:01
おお。挑戦したのですね!!eriちゃんなら馬にまたがるオスカル、みたいな雰囲気になりそう。
結構高さありますよね。怖くなかったでした?
老舗ブランドの心意気、感じます。来場者もケリー他、エルメスが好きで持っていますというセレブだけではなく、革製品を作っている職人系の方達もいっぱいいらしていたような気がしました。職人さんの実演で、革の処理とかの詳しいことを訊いていたり。
それが興味深かったでした。
投稿: emi | 2014年12月21日 (日) 11:59
高かった。そして硬かった...。
乗馬なんて一生しないけど、エルメスの鞍にどうしても乗りたかったので(笑)
私バッグ屋なので、こういう催しはなるべく行くようにしています。
同業者風の人がいっぱいいました(^ ^)
投稿: eri | 2014年12月21日 (日) 22:22
かなり高い位置であれだけ揺れる中、乗れるなんてすごいわ。
硬いものなのね? 確かにエルメスの鞍にまたがれるなんてめったにできない体験だものね。貴重な体験ね!
フェイスブック経由でいろんなバッグ拝見していました。em's co.ltd.さんですよね。
物作りで人を喜ばせるって素敵だわ
投稿: emi | 2014年12月21日 (日) 23:05
emiちゃん
fbのページ見てくれてありがとうです
あまり更新していないのですが、目新しいもの作ったら載せますね^^;
投稿: eri | 2014年12月22日 (月) 16:58
人生を謳歌しているeriちゃんが「創る」ということが魅力的。ぜひこれからも作品ご紹介くださいね。
投稿: emi | 2014年12月22日 (月) 23:26