月の宮神社の月とうさぎと
先日、埼玉県の浦和にある調神社(つきのみやじんじゃ)に行きました。
旧中山道沿いにある、緑のこんもりした神社です。
名前の由来は伊勢神宮への調(みつぎ)物の初穂を納めた倉庫群の中に造営されたためだそうです。
(埼玉県の観光情報ttp://www.stib.jp/info/data/tsuki.htmlより)
つきのみや=月の宮。
ですので、調神社には狛犬のかわりに狛うさぎがいるんです。
かわいい狛うさぎがお出迎え。
手水には龍がいるのが一般的だと思うのですが、そこにも、やはりうさぎちゃんが。
(その様子は2011年1月2日のブログを)
訪ねた5月24日は昼間の空に月が出ていました。
半月二日前の青味がかった月が南南西の空の高いところに出ていました。
ならばこの狛うさぎちゃんと
月の2ショットを撮りたい!!
空の高いところにいる月と狛うさぎをうまくレンズに納められません。
私の身長では木の影に月が隠れて無理。
そこで、友人が撮ってくれたのがこちら。
(画像はクリックで拡大します)
狛うさぎちゃんとお月さまと。
さてお月さまはどこでしょう。
黄色い矢印のところです。
夜になると、月の姿ははっきりと見えます。
そばに木星もいました。
右上のほわっと白いのが木星。
左下のぼやけているのが月です。
うさぎ好きの方はぜひ、調神社を訪ねてみてください。
(2015.1010追記)
調神社では池にいるのも龍ではなくてうさぎ。
うさぎの口から水がジャー)
(2016.8.2追記)
江戸時代に生きた渡辺崋山。
土井利位侯の雪の結晶観察のブレーンであった鷹見泉石と懇意で泉石の肖像画を描いていることもあり、
調べ物対象の一人でもあります。
崋山の文献を見ていたところ、調宮神社を訪ねていることがわかりました!
ちょっと嬉しくなりましたので、そのくだりをご紹介します。
浦和駅。駅の南に月よみの社あり。
額に裯神社とかけり。寺を月山寺といふ。
粟倉院といふ庵あり。
御朱印チといふもの七石(針谷村落合大沼)。
大宮八幡のやしろ一里十丁見ゆ。
武州一の宮神は氷川大明神松のはやし道をつつみて、天もわかたぬほど黒うしげり。
宮居までおよそ十八町あまりなるとぞ。
『崋山全集』渡辺崋山 著[他](崋山叢書出版会 1941)p411~412
国立国会デジタルコレクションで閲覧可能。
直接のURLはttp://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1139122
私メモ/
『毛武遊記(もうぶゆうき)』
1831(天保2)年、崋山が中山道を通り両毛、足利、妹の嫁ぐ桐生までを旅した時の日記。
針ヶ谷という超ローカルな地名も登場したり、氷川神社の長い並木や茂る葉の様子がわかって興味深いです。
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うさぎさんかわいい
浦和の調ちゃんの神社ですにゃぁ!!聖地巡礼いきたいっ(◎´∀`)ノ
エンディングがうらわのーまちにはー新幹線がーとまらなーい♪っていう歌なのですよ
投稿: はるはる | 2015年6月 5日 (金) 05:32
はるはるさん。つきのみや神社のうさぎちゃんは可愛いですね~。
うらわのーまちにはー新幹線がーとまらなーい♪
という歌があるのですね。
投稿: emi | 2015年6月 5日 (金) 13:16