浅田真央。7つめのジャンプを作っちゃえ~
NHK杯。快挙の羽生結弦に比べ、浅田真央はジャンプのミスもあり、
優勝というわけにいきませんでしたが、彼女はこれでいいと思います。
難度をあげた挑戦は決まるにこしたことはないけれど、「手堅く」よりは「挑戦」志向で。
<浅田真央が競技に復帰!!>
中国杯でもNHK杯でも 出番までを逐一追うカメラ。 緊張した表情を捉えていました。
中国杯の時はその緊張感すら楽しんでいるようにみえました。
「手堅く」よりも「リスク」に挑戦することを選びつづけてきた浅田。
ブランク明けの競技でありながら、ダブルアクセルではなくトリプルアクセルや苦手なトリプルルッツを選択したり、
3フリップ+3ループの組み合わせにしたり。
それで中国杯のように優勝することも、NHK杯のように3位で終わってしまうこともありますが、彼女はそんな感じでいいと思います。
平昌五輪であれば守りの演技でもなんでもいいから悲願の金メダルを取ってほしい。
でも五輪以外のタイトルは手中にしているんだもの。
タイトルを取ることより、挑戦を選んでほしいです。
コンディションよくないのでしょうか。
2大会とも演技直後に汗をかいているのが気になりました。
今季のショート、ジャンプ以外のエレメント好きです。
高橋大輔や鈴木明子のように、首を振ってリズムを取っているところ。
体の中からリズムが湧きあがっている感じがします。
彼女の体と心が奥底から「のって」いることが感じられます。
50%は引退を考えた浅田。
だからこそ、復帰後は別の選手とは違う軸で取り込んでもいいのでは。
たとえば、7つめのジャンプを目指す!!
今、トリプルジャンプにはルッツ、フリップ、ループ、トウループ、サルコウ、アクセル(女子はダブルでOK)の6種があります。
このうち、ルッツ、サルコウ、アクセルはそのジャンプを最初におこなったスケーターの名がついています。
ジャンプ以外でもビールマンスピン、イナ・バウアー、クリムキンイーグルなど人名がついた技があります。
私が浅田真央に望みたいのはここ!
認定されなくてもいいから7つ目のトリプルジャンプを開発してしまうとか、
マオ〇〇〇と名がつく技を編み出してくれたらって思うのです。
ビールマンスピンほどのインパクトはないですが、スピンは毎年新たな発見があります。
こんな風に体のポジションを取る方法があったのかと(ソチシーズンのソトニコワほか)。
今から、誰もやったことのないポジションを創りだすって難しいのでしょうけれど、ぜひそれを見せてほしいです。
そして、浅田真央はコミカルだったり「かわいい」「陽気」なものより、「鐘」のような陰(イン)なものの方が引き立つ。
静かな凄みがみたいです。「ジュピター」のような。
「亡き王女のためのパヴァーヌ」でも滑ってほしいです。
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