雷が形になった石
うん十年生きていても知らなかったものってたくさんあります。
そして、知った途端に魅せられて、ぐいぐい調べものをしてしまうものってあります。
2016年、はやくも現れました。
それは雷管石
こちらです。
(おさるのジョージの可愛いクリアフォルダの上にのせて)
ゴツゴツしています。軽いです。
アップで。
何かに似ていると思ったらピグモンの足!
海辺の岩に張りついているフジツボにも似ているかも。
別の角度から。
雷管石は、大地に雷が落ちた時に生まれます。
高電流、高電圧の雷の威力が砂などを一瞬で変容してこんな形をつくりだすのです。
注目すべきはこの空洞。
これは雷が走ったあとなのです。
別の角度からもう1枚。
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鉱物に造形が深い方が手がけた本にこの雷管石が登場していたことで初めて知りました。
そしてありがたいことに雷管石をいただいたのです。
ききかじり&にわかで調べて知識を披露いたしますと。
雷管石はいわば「雷さまの化石」。別名「閃雷石」。
英語でのフルグライト(fulgurite)はラテン語のfulgur(雷)+ite(石)から名前がつけられています。
フルグラといえばフルーツグラノーラ、と思っていたのですが、「フルグライト」なるものがあったのですね。
岩の上で形成されるものと砂漠の砂の上で形成されるものとの2種類があるそうです。
私がいただいたのはサハラ砂漠のフルグライト。
雷は目で見えますし、轟く音が聴こえます。近くに落ちた時は震動が体に伝わります。
けれど、決して触れることはできません。
だからこそ、フルグライトの空洞を見ていると、
「ここを雷が走ったんだ~」と、「雷」の実体を感じられて不思議な気持ちがします。
フルグライトの表面を接写で。
雷おこしのように粒々が固まっています。
こちらは空洞の内側。
外がゴツゴツしているのと違い、ツヤツヤなめらか。ガラス質のよう。
グレーの色が綺麗。
こんなにも質感が違うことにもびっくり。
人はいつの時代から、フルグライトの存在を知ったのでしょう。
砂漠で雷に出会ったら、嵐が過ぎたあとフルグライトを探してみたくなりました。
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コメント
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emiさん
心を浄化しに参りました。^^
雷おこしに似ている(どことなく)石、初めて知りました☆
今年は、「初めてのこと・人・物 100と出会う」をテーマに
過ごしたいと思います♪
昨年は、「心の交流」がテーマでしたが、
いつも素適なインスピレーション、どうも有難うございます♪
投稿: おんぽたんぽ | 2016年2月19日 (金) 16:08
おんぽたんぽさん。心を浄化しに~なんておっしゃってくださりありがとうございます。
ほんとですね! 雷おこしに似ていますね。気づかせてくださりありがとうございます♪
「初めてのこと・人・物 100と出会う」
私もマネさせていただきます。 手帳に今年になってからの1か月半での「初めて」を早速メモしてみます。
「初めてであった味」も加えるとラクに100は超えてしまいそうではありますが味はノーカウントにしようかしらん。
私の方こそいつも素敵なインスピレーションをありがとうございます
投稿: emi | 2016年2月20日 (土) 11:14