可憐で力強い名曲 西村由紀江の「野ばら」
「好みもあるから、
ピンとこなかったら2度目は聴いていただかなくてOK。
なので一度だけ、是非!!」
と、日本国民全員に一度は聴いてもらいたい音楽がいっぱいあります。
その一つが西村由紀江の「野ばら」 。
1992年発表のアルバム『MOON』収録曲です。
MOON
20年以上前のアルバムなので、なかなか聴くチャンスがない人が多いと思うのです。
出だしのシンセ、ピアノの前奏。続くピアノの主旋律。
何千回、何万回も聴いてきた曲ですが、
今でも聴くたびにこの曲を最初聴いた時の鳥肌、静かな興奮がよみがえってきます。
ピアノの音が透明でキラッキラ!!
甘美で少し切なくメロディアスな旋律が曲を輪郭づけるその後ろで
ずっと、ウゴウゴ低音が躍動していて、不思議な力強さがあります。
明るくて、光に溢れていて、少し力強くて、でもほんのりせつない。
室内で飾られている花ではなく、何も守るもののない野外で可憐にたくましく咲く、
まさに「野ばら」のイメージの曲。
そして、野ばらだけではなく、春先に咲く花たちともイメージが重なる曲です。
晴れると、陽射しは眩しさを増すけれど、空気はまだ冷たい今の季節に咲く花たち。
ロウバイ、ウメ、スイセンetc.
その可憐な強さ。
「野ばら」。
ヒーリング系の曲と言えるのですが、後半にギターが少し主張するところがあり、
ここは好みが分かれそう。
ともあれ、一度は聴いていただきたい曲です。
※写真はバラ園で撮った、あくまで私の中の「野ばら」のイメージのものです。
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