江戸時代の顕微鏡シリーズ番外編 マクロな目を手に入れたら江戸時代の人も現代人も発想は一緒
マクロレンズを手に入れました。
ガラケーの接写&雪眼鏡で撮っている雪の結晶を、もうちょっと精緻で撮れたらいいなと。
デジカメに装着して試したところ、1ミリ以下のものがかなり大きく撮れて感動!
ただその分、ピント合わせが大変。
瞬時にはできません。
まだ雪の日がないのですが、私の住んでいるエリアでは撮影が難しいかな。
降ったあとも結晶がすぐには溶けない氷点下の環境に出かけた時、雪の結晶撮影にチャレンジしたいです。
さて、江戸時代。
顕微鏡を大名や富豪商人や学者などが少しずつ所有するようになりました。
舶来のものが鎖国にも関わらず輸入されたり、国産のものも作られたりして。
彼らが顕微鏡で何を観察したか。
それは虫、植物、皮膚などの人間の身体、雪の結晶etc.
この中で一番多いのはなんでしょう。
「顕微鏡」と書いて「ムシメガネ」とルビを振ってある文献もいくつもあるくらい、虫が圧倒的に多いと思います。。
雪の結晶はごくわずか。顕微鏡での観察スケッチが残っている人物は土井利位と司馬江漢と高木春山ぐらいです。
一方、現代ではどうでしょう。
「マクロ撮影」や私が購入したレンズ「DCR-250」などで画像検索すると、虫の写真がいっぱい!!!(>_<)
被写体はやはり圧倒的に虫、花が多い印象です。
雪の結晶は少ないですね。
雪の結晶撮影は可能な日も可能なエリアも限られるからしょうがないのでしょう。
(もちろん、「雪の結晶 マクロレンズ」で画像検索すると美しい造形がいっぱいヒットします)
マクロレンズを手に入れるのは男性が多いこともあるのでしょうけれど、
江戸時代の人も現代の人も、
「マクロの目」を手に入れたら、まずは虫を見る という共通点が面白いと思いました。
さて、私がマクロな目で一番見たいものは。
なんといっても雪の結晶(まだ実現せず)
すでに見たもの。ストームグラス、ミクロファイバーのふきん、花。皮膚。
見たくないもの。虫。
このへんが男性と女性で違うところだろうと思います。
さて、昨日に引き続き、ストームグラス第二弾を。
マクロレンズを使い慣れる筋トレを兼ねて撮りました。
(画像はクリックで拡大します。画面からオーバーする場合は「新しいタブで開く」をぜひ)
薄い板状でハート型が現れました。
黄色く囲った位置です。点線は手前の結晶で隠れている部分。
端にはシダ状のものが並んでいます。
板の部分はぐちゃぐちゃな模様になっています。
定規を当てると。ハート型の片山は1.5センチほど。
こちらも板状のものです。
先端部のアップを。
右になだらかにさがっていくヘリ部分。まるで花壇に花が並んでいるようです。
アップを。
マクロレンズで覗かないかぎり、感嘆する人はいないのに、
手抜きせず、こんなに精緻な構造を日々、勝手につくりだしているストームグラス、不思議です。
デジカメ PowerShot SX50(キヤノン)
マクロレンズ DCR-250 (レイノックス)
【雪の結晶と科学】 INDEXはこちら
雪の結晶INDEX(全般)はこちら
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