ヒマラヤ杉の杉ちゃん成長観察日記(その6)2016年はベビーラッシュ!
去年は、50メートルほどの杉並木で発芽をみつけたのはわずか2つでした。
いづれも10センチぐらいまで成長しましたが、
夏前に元気がなくなり、8月には落ち葉に埋もれ、そのあとは見失ってしまいました。
ヒマラヤ杉の発芽率は低いのだと思いました。
発芽率が高くて毎年次々若木が育ってしまえば今の大木が日光が遮られて朽ちてしまうかも。
発芽が少なく、育つ若木が少ないことがヒマラヤ杉の生態系を守る自然の摂理だと思っていました。
今年も、2つぐらい発芽が見られるといいな~と思っていたのに、
発根していると思われる種や地面に根付いて発芽している種が多いことにびっくり
(3月2日の様子はこちら)。
9日にまた訪ねてみたところ。
すでにすくすく育って種の帽子が取れているものもいっぱい。
ものすごいベビーラッシュです!!!
少し星の王子さまのような気分になりました。
ただ一つの花と思っていた自分の星の花が、
実は地球にいっぱい咲いているありふれた花の一つでしかないと知った、星の王子さまの気分。
めったに発芽しないから、一つでもみつけたら観察しよう、
と思っていたのに、そこかしこにニョキニョキ。
今年、なぜベビーラッシュなのでしょう。
去年と今年のシダーローズの落ち量は一緒です。
つまり降ってきた種の量は一緒。
去年はもしかしたら、お掃除の人によって種が掃き捨てられてしまっていたのかもしれません。
芽生えた杉ちゃん、種の帽子がパカーンと取れている杉ちゃんをご紹介しましょう。
(画像はクリックで拡大します)
こんなにスックスク。
杉ちゃんのまわりにあるのはシダーローズ(ヒマラヤ杉のぼっくり)の花びら。
↑こちらは、もうすぐ種のお帽子が取れますね。
私が観察しているヒマラヤ杉の並木は2種類の環境に分かれています。
固い地面の坂道に植えられているのですが、坂の上の方は、地面が砂混じりなのです。
というのは、向かい側に砂が覆ったグランドがあり、その砂が飛んできているためです。
発芽率が高いのは圧倒的に坂上の砂まじりの地面のところです。
3月上旬にして、帽子が取れてパカーンしています。(去年は4月上旬でした)
シダーローズの花びらがいっぱい。右側に見えている幹がヒマラヤ杉。
このはなびらの中でも杉ちゃんが発芽していました。(矢印のところ)
アップを。
右手前には薔薇の形(シダーローズ)も見えますね。
さらにアップを。(↓この画像はクリックで拡大しません)
2016年ベビーラッシュの杉ちゃんたち。
このあとどこまで無事育つでしょうか。
◆ヒマラヤ杉シリーズINDEXはこちら◆
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