新宿小田急「ニッポンのモノがたり展」にて架谷庸子さんの作品が
今日から新宿の小田急百貨店11階で開催の「ニッポンのモノがたり展」。
赤絵細描(あかえさいびょう)の架谷庸子(はさたにようこ)さんも出展されているとうかがって訪ねました。
赤絵の具は水で溶く薄め具合で色の濃淡がでるというのが不思議です。
濃い赤、オレンジがかった色、ピンク色がかった色、みんな同じ赤絵の具。
その繊細なグラデーションにいつもうっとり。
架谷さんのご厚意で作品の一部をこのブログでご紹介させていただきます。
室内での撮影は明るさがいつも試行錯誤。
素人の私が撮っています。繊細な作品の色調が再現しきれていないことをご了承くださいね。
(以下、画像はクリックで拡大します)
雪華モチーフ、美しいです
江戸時代、古河藩の殿様、土井利位(どいとしつら)侯は
顕微鏡で雪の結晶を観察してそのスケッチされました。
そしてその造形を『雪華図説』『続雪華図説』として著しました。
以来、180年ぐらい、土井利位侯の描いた雪華は「雪華紋」としてこの国に生き続いているわけです。
これほど美しい色合いのものはなかなかありません。
雪だから青系、ではなく赤系だからこそ、「雪華」の持つ「花」に似た魅力が引き立っていると思うのです。
そしてフエルトに刺繍とかではなく、陶器に絵付けということがポイント。
陶器という「素材」の持つクールさと「雪華紋」や赤系の色合いの甘さが絶妙なバランスだと思うのです。
小皿では雪華がリズミカルにちりばめられています。
こちらは香合。丸みをおびたフォルムが素敵。
雪華が図鑑のように並ぶ様子にもうっとり。
海外の方だったらボンボニエールに使いたくなるかも!!!
こちらは雪華紋の盃。
高台のところに濃い赤、オレンジがぐるりと並ぶのもアクセントになっているのですね。
金色も華やか。
こちらはクジャクモチーフの小皿です。
「和」になりすぎず、モダンな架谷さんのテイストはくじゃくの絵柄にも現れています。
なんてかわいいんでしょう。脚やそのまわりの四角のつらなりが。
羽根にも金があしらわれていて華やか。
こちらのくじゃくもかわいい~。
こちらはチーズなどを盛るための大皿。
中央が高くなっています。
パーティーのオードブルとか映えそう。
鮮やかなブルー、グリーンの色使いも華やかさを際だたせています。
緻密で伝統的な連続模様がお皿のふちを飾っています。
そしてお花も描かれているのですが、「写実」というよりもモダン。


アバンギャルドな雰囲気すらある花たちの愛らしいこと!!
かくれんぼのおちょこ。
ちょうちょ、見っけ!!
こちらは別の器の外側。
幾何学的な模様もシンプルだけど美しいです。
和モダンの極み。
どのモチーフも魅力的で迷ってしまうのですが、
雪華モチーフの作品を近い将来、手に入れさせていただくつもりです♪
「ニッポンのモノがたり展」は2016年3月29日(火)まで。
時間などの詳細は小田急百貨店のHPでご確認くださいませ。
このブログ内で架谷庸子さんの作品に関する記事は
架谷庸子 site:http://hoshi-biyori.cocolog-nifty.com/star/
で検索くださいませ。
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