ヒマラヤ杉の杉ちゃん成長観察日記(その13)杉ちゃん1号を盆栽仕立てに
薔薇のようなボックリをつけるヒマラヤ杉。
その種をベランダのコンテナに蒔いたところ、現在7粒が発芽して10センチほどに成長中。
夏越しは難しそうですが、万が一順調に育ったらと不安になっていました。
30メートルの大木になるという杉ちゃんたち。
ベランダで育てきれるわけがありません。
不安
その1)育つたびに鉢を買いかえる不安。
たくさんの土が必要。ベランダで場所を取るし。
荷重も大丈夫かしら。
その2)ベランダだもの。高さが2メートルを越えたらお手上げ。
そうなると処分するか、どこかの施設に引き取ってもらうしかない。
ミニブタが60キロに成長して飼いきれず手放した、
というようニュースを時々目にしますが、
同じようなことになる・・・と頭をよぎります。
そんな時、5月1日に盆栽美術館を訪ね(詳細はこちら)、盆栽
という手に気づいたのでした。
今まで、私の人生でまったく縁のなかった「盆栽」。
先月までは頭に0キロバイトだったのに、今は20MBぐらいの盆栽フォルダができました。
あらためて考えると盆栽ってすごいですね。
まず。
1)土がいらない。50センチぐらいの高さのものを植えるのでも鉢の高さが5センチほどで成立。
2)高さ50センチぐらいでも「若木」や「苗」ではなく「大木」の風情が醸し出せる。
杉ちゃんを盆栽仕立てにしたら、成長のたびに鉢を大きくしなきゃという不安がなくなります。
美しいヒマラヤ杉の樹形を縮小コピーしたような立ち姿も楽しめるかも。
というわけで、盆栽デビュー。
記念すべき最初の盆栽は杉ちゃん1号。
5月8日のことです。
コンテナから取りだすと。
思ったよりも根が成長していて、生命力に驚かされました。
↑地上の背丈の倍以上の長さの根があります。
鉢は中目黒の盆栽店「グリーンスケープ」さんで購入しました。
ネットで、久田貴久さんの市松模様の鉢を見て、素敵だな~と思いました。
ショップで現物をみさせていただいても素敵だったのですが、
こちらのシンプルな鉢の色、質感を気に入ってしまいました。
金田晃さんの鉢です。
(私が訪ねた時は、グリーンスケープさんのオンラインショップに登場していない鉢も実店舗にはありました。
お近くの方は実店舗に行かれてみてはいかがでしょうか)
急いで、本やネットでの盆栽のやり方を調べ、
杉ちゃん1号の盆栽仕立てのできあがり。
50歳過ぎると「盆栽力」って身に着けて損はないはず。
・実家を引き払うので庭も壊す
・一戸建てをマンションに建て替えで庭の木を伐採
・舅の形見分けの盆栽の管理が大変
(私の場合ではなく一般例として)
とかのシチュエーションがあると思うのです。
「盆栽力」があれば、大好きな庭の木を伐採しても盆栽として残せるし、
形見の大きな盆栽だって管理しやすいコンパクトサイズに仕立て直しできるかも。
というわけで、今年は盆栽にチャレンジ。
「経験値」を積む!!
が第一目標なので、失敗OKで挑みます。
杉ちゃんたちを枯らしてしまうか、根付かせられるかわからないけれど、
「盆栽力」アップのための礎となってもらいます。
すでに庭のいくつかの木を盆栽用にカットし、苗木として育成中。
杉ちゃん2号以下も盆栽仕立てに取り組み中。
盆栽杉ちゃん2号3号4号はこちら
盆栽杉ちゃん1号の1年後はこちら
◆ヒマラヤ杉シリーズINDEXはこちら◆
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