リオ五輪(その2)閉会式&時差GJと大阪万博
リオ五輪。閉会式も素晴らしかったでしたね。
聖火の後ろのオブジェ、動きが神秘的で見飽きなかったです。
その聖火を消す場面の女性歌手の声、歌い方はたくさんのアーティストが登場した中で一番好き。
そのボサノバを想わせる歌声の中、聖火が消える。
でも自然は姿を変えて、こんどは大きな大木が育つ。
陽、火、土、水、木・・・金を省きましたが、
陰陽五行を連想させるようなテーマが素晴らしかったです。
聖火が消えたあとにあらわれる「大木」は、デジタルのすごい技術、
に比べたら少しチャッチイと思いましたが、それでも一番大事なのはそこにこめられた「想い」。
開会式から続く、木を大事にして土に植えて、育てて成長させて、というテーマがあるからこそなんだと思いました。
小池都知事はあでやか、でいてキップもよくて「江戸の姐御」のようで素敵でした。
東京紹介は最初の無機質な動きの白玉ちゃんたちがうなだれたように進むと日の丸が現れ、
同時に流れる君が代もブルガリアンボイスっぽい、というのがすっごくツボでした。
渋谷の交差点で土管を前にドラえもんが日の丸とブラジルの国旗を振ってマリオを応援するのも。
でも、ブラジルの木が育つという大きなテーマ、自然を大事にする思いが現れる展開からみると、人工的だなあと。
渋谷の交差点、アニメ、ビルの夜景・・・。お洒落でサイバーシティっぽい感じは出ていました。
東京は都会だから大自然がないと言われてしまえばそれまでですが、もっと違う東京の魅力があるような。
それは東京五輪本番での開会式、閉会式でみられることを期待しています。
リオ五輪が素晴らしかったのはトップアスリートたちの熱戦があったからこそ。
またその熱戦をテレビで臨場感たっぷりに伝えるカメラや実況の力。
そして今回GJなのは時差。
寝不足になるけれど時差のおかげで、帰宅後、夜中から早朝までLIVEで見られるのが本当にうれしかったです。
過去の五輪では昼間に試合が開催されていたため、
「録画して結果を知らないまま帰宅後に観戦しよう!」と思ったにもかかわらず、
電車の中で結果が耳に入ってしまったり、
キオスクに並ぶ「〇〇〇惜しくも銀」という夕刊の見出しが目に入ってしまったり。
<結果を知らず、わくわくしたい派>としてはがっかりしたこともありました。
時差が真逆なのもいいですね。現地の時間が計算しやすいですし、
「朝から戦っているんだ」
「一日の終りにもう一本、試合を行うんだ」とか現地の感覚が想像しやすいです。
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夜、家に戻ってテレビをつけると、画面には明るい陽射しに溢れた世界が映っている。
不思議な感覚がしました。
カラフルなコスチュームや国旗、レインボーカラーが溢れる世界。
私は普段はインテリア等、多色づかいは嫌いで、渋めの色合いが好きなのですが、
リオの会場、広場などのにぎやかな色合いになぜか幸せな気持ちになりました。
なせでしょう。
原点は、子供の頃に行った大阪万博!と気づきました!!!
木造家屋が並ぶ昭和の当時の街並みで暮らしていた当時の私にとって、
レインボーカラーがあふれ、未来的なフォルムのパビリオンが並ぶ万博は
わくわくする別世界だったのだと思います。
現実感のない万博の別世界を、テレビに映るリオ五輪に感じたのだと思います。
万博がなつかしくなって、お宝を取り出してみました。
お披露目します。(画像はクリックで拡大します)
万博の絵ハガキ。上の方に太陽の塔が。
左は福田繁雄氏のデザイン。右は亀倉雄策氏のデザインの絵ハガキ。
裏を見ると。切手代が7円!
ブルガリア館のパンフレット。
開くと青いマジックでサインがあります。
印刷ではないと思うんですよね。
一体誰にサインをもらったのかまったく覚えていません。
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