『君の名は。』(その4)スピンオフ小説も読みました。
先日、なぞの緑の光の目撃情報を新聞で知りました。
朝、15秒ぐらい。UFOか彗星かと騒がれ、火球だろうと結論づけられていましたが、
少し分裂して見えたとの声も。
映画『君の名は。』を見ていた人は映画を思い出して、ドキドキしただろうなって思いました。
私も見たかった!!
さて、映画『君の名は。』の虜になった後に、一気に小説『君の名は。』を読み、
さらにスピンオフである『君の名は、Another Side:Earthbound』も読んでいました。
遅くなりましたが、簡単にルポを。
『君の名は、Another Side:Earthbound』は新海誠監督自身の筆ではなく、加納新太氏著になります。
「アースバウンド」には彗星などが地球に向かっている、という意味もあるようですね。
本の内容は。
瀧が三葉の身体の中に入ることで
まだ会ったことのない三葉に愛着を感じていく様子が描かれています。
自分の車とまったく性能が違う車に乗り込む時にいろんな操作に気を配るように
瀧が身体とはまったく性能が違う三葉の身体にとまどいながら、気を配り、
扱い方を覚えていきます。
また、周りの人が自分に向ける言葉などで、
間接的に「三葉」がどんな環境の中で生きてきていたのかも知ります。
どんな窮屈な思いを抱えていきてきたのかも。
新鮮な視点でした。
『君の名は、Another Side:Earthbound』は映画や小説『君の名は。』があるから成立するもので、
これだけを最初に読む作品ではないでしょう。
ですが、この本を読むと、瀧が三葉を好きだと感じたのは
運命とか前世からの縁などではなく、
「身体と心」が他人と思えなくなった→「いとおしい」→「好き」になったのかなと感じました。
そこまで加納氏が意図をしていないのかもしれませんが、
その人の体を大切に想う、愛着を感じる。
その人がまわりからどんな風に見られ、どんな思いを感じてきたのかを自分のことのように感じ取る。
この2つが成立した時、身体も心も他人と思えなくなって、
その人を特別に想っているということになる。
そんなメッセージを強く感じました。
この他、四葉のくだりでは。
小説『君の名は。』だと四葉は三葉が時々別人になっていることを知っているのかな~と思ったのですが、
このアナザーサイドでは、四葉はまったく気づいていなかった設定なのかなと思いました。
三葉の父のくだりは、三葉の母との出会いは一葉との確執などが描かれていて、
映画のクライマックスの場面での行動にいたった背景がよくわかります。
君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
『君の名は。』シリーズ
その1(映画1回目) その2(映画2回目) その3(小説版) その4(小説 スピンオフ)
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