キス キス 宿り木 クリスマス
世の中って、知らないことがまだまだいっぱいあります。
今年の1月、バスの窓越しに見える高台の公園にあるものをみつけました。
広葉樹だったのでしょう。
葉が落ちて、裸んぼの枝だらけの真ん中にこんもりしたものが。
(以下、画像はクリックで拡大します)
「鳥の巣だ!遠目でも見事な球体!」
近づくと。
枯れた葉のついた枝を一つ一つくちばしで運んで絡めて球体に仕立てたんでしょうか。
鳥って器用だわ~と感心しました。
4月、若葉の季節になって、あの丸い巣はなんの鳥だったんだろう。
もう巣立ったのかな。まだヒナがいるかな。
訪ねてみたのです。
バス通りから望遠でアップ。
こんもりは健在でした。
若葉の明るい緑の中でも球体が見えます。
アップで。
あら? 丸い球も緑の葉におおわれています。
ズームで撮ると。
あれれれれ? 枯れ木に見えていたものが春になって茂ることはわかります。
けれど、完全に木から切り離された枯れ枝片が春になって葉が芽吹くことはあるのでしょうか。
しばらくしてこのなぞは解けました。
鳥が枯れ枝を集めた巣ではなく、生きている植物「寄生木(やどりぎ)」だったのです。
ヤドリギ。言葉では知っています。
英語の教科書にもクリスマスにヤドリギの下でキスしていい、みたいな文章があったように記憶しています。
(→教科書発見しました。詳細はこちらに)
エルメスのお気に入りのスカーフ「去年(こぞ)の雪」に描かれているのもヤドリギ。
確かにプロペラの羽のような葉の形が一緒です。
ヤドリギって寄生する木につるのようにからまって栄養分を補うものだと勝手に思っていました。
こんな風に木の幹の間に丸くなって茂るものだったとは。
ヤドリギが気になりつつも、月日は経ち。
昨日、久しぶりに訪ねると。
葉が落ちはじめてスカスカした枝の間にこんもりは健在。
アップで。
12月なのに緑の葉が生命力を感じさせます。
球体の先端。
球体の中央部はどうなっているのか見たいけれど見えません。
来年は花や実のなる季節のヤドリギをチェックできたらいいな~と思います。
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