オシドリに会えました～

念願のカワセミに逢えたあと、今度はオシドリが見てみたくなって。
オシドリ目撃情報のヒントをいただいてお散歩。
一日目。空振り。
二日目。行き逃した場所で何か鳴き声が。

双眼鏡を向けると、いました！！

誰がどういう意図でこんな配色にしたの？　
複雑な羽の造形にしたの？　
感動しました。

以下、肉眼では見えないほど遠いので鮮明に写せなかったのですが画像をたくさんアップします。
（クリックで拡大します。さらに不鮮明になりますが）

訪ねたのは午前中に春の嵐のような低気圧が過ぎ去った昼下がり。
雨は止み始めたけれど、風が北風になってぐんぐん気温が下がり始め、という時でした。

天候がよくないこともあるのでしょう、誰もいないひっそりとしています。
いないのかなあと思っていると鳴き声が。
双眼鏡を向けると、オシドリがいました。しかもたくさん！

オスが5羽、メスが2羽います。どこでしょう。

並んだペア。同じ動作をしているのがほほえましいです。






同じペアかわからないのですが。

並んで


みつめあう


メスは視線をはずしているのにオスはずっと「ロックオン」。


第三者登場。でも二人の世界。


イチャイチャ。


第三者去っていく。

さすが「オシドリ夫婦」という単語が生まれるだけあって、
ベストカップル賞をあげたいです。

こちらは、木に留まったオス2羽が


頭をぶんぶん振り回して、まるで歌舞伎の連獅子のようでした。


目を細めると笑っているようにみえます。




おなかの白いところ、個体差ありますね。
丸いオスや少し△のものや。




後ろ姿は武者鎧を着ているよう。
それにしてもいったいどうしてこんなにカラフル＆手の込んだ造形。


木の間にたたずむフォトジェニックなメス。


水飲む姿。変顔チック。




オシドリは水面に映る自分の姿をどう見ているのでしょうか。


こちらが遠い中でも一番距離が近かったショット。
羽の毛並が見えるところもありますが、
茶色い部分がどんな質感かわかりません。


人がほとんど来ないこの場所であっても警戒心が強く茂みの中に隠れていることが多いというオシドリたち。

遠目ではありますが、なんにも警戒せずその生態を見せてくれてうれしかったでした。

まるでスタンドからアリーナのスターを見下ろしているような、
映画『プレデター』でシュワちゃんがこっそりとプレデターの様子を盗み見しているような感覚。

人の気配が入りようのない一角でくつろぐ様子はサンクチュアリそのもの。
感動＆おごそかな気持ちになりました！

この場所では木につっかえたボールもありました。


と思ったらゴイサギ。こんな風に眠るのですね。まるでゴイサギ団子。




曇り空の下、葦の枯れた色、深緑の暗い水面の上にキラキラっとターコイズブルーが光りました。
もしや！

カワセミでした。慌ててカメラを向けたのですがすぐ飛び立ってしまいました。







（2016.12.29追記）
晴れた昨日、あらためてこの場所に出かけてみました。
明るい中でオシドリを撮りたくて。


姿を見せてくれず。

茂みの中でばちゃばちゃ水浴びをしている音としぶきが見えるものの
姿を現さず。
やっと撮れてこのくらい。




警戒心が強いということを実感。
このあいだ、ずっとくつろぐ様子が見られたのはほんとにありがたいことでした！