秘密の庭のような空間で猛禽もルリビタキも(♪-2)
先日感動した場所をまた訪ねてみました。
今後、自分自身の記録のためにもこの場所を♪と印し、何回目の訪問か記録を残そうと思います。
ある程度の場所までは普通の住宅街の一角で、
お庭いじりをしている方がいたり、外に車を停めて作業をしている方がいたりするのですが
(ジョウビタキのオスやホオジロがそばにいるのに見向きもせず)、その先を行くと。
ほんの小さな一角なのですが誰も訪ねる人がいないシークレットガーデン状態になります。
笹ヤブでピョンと跳ねたものが。
さてなんでしょう。
第1ヒント。
かろうじて見える茶色い身体。
(以下画像はクリックで拡大します)
第2ヒント
白いオタマジャクシ。(写真はピンボケですが)
となればガビですね。
食事中なのでしょう。ガビ=鳴きっぱなし、のイメージが強いので
まったく無音でムシャムシャついばむ姿は新鮮です。
少し先に歩いていくと、イケメンモズが現れました。前回と同じモズでしょうか。
そして、ほどなく、「ヒンヒンヒン」の鳴き声が。
ルリビタキが現れました。
↑尾にほのかにインクブルーの青みが見えます。
↑何を眺めているのでしょう。
ほどなく、遠くでガビが鳴き始めました。
食事が終わったのでしょうか。
聴こえてくる超絶節回しの鳴き声をルリちゃんは気にも留めずに、マイペースで「ヒンヒンヒン」。
やがて、ルリが木の中に隠れてしまったので、また少し移動。
すると、前方からギエーギエーの鳴き声が。
木の中から飛び出したのはカケスでした!!!
顔が見えないけれど、テラコッタ色の身体とターコイズブルーのアクセント、
サンタフェカラーでカケスとわかります。
潔いほどの悪人顔に惚れ惚れします。
かなりの近距離遭遇でうれしかったです。
カケスが飛んでいった後、ガビの鳴き声を追って奥に進むと、
また近くでヒンヒンヒンが聞こえてきました。
枝に留まったのが見えました。
青い!
ルリビタキの成鳥です。
うれしい。
ヒンヒンヒン。
少し遠くで、許せる程度の小ささでガビの鳴き声がしますが
ルリのヒンヒンヒン。すごくきれいな声です。
静かなこの空間にかすかにこだまするんです。
ヒンヒンヒン。ひんひんひん。
ルリは仲間の返事を待っているのか、それとも自分の声のこだまが楽しいのか。
何度も鳴いてはまわりを見回して耳を澄ましている様子。
かわいかったです。
真正面の顔は、パンジーの花のよう。
充分にルリちゃんの姿も見られたので、そろそろ帰ろうと開けた場所に出かかったとたん、
目の前わずか10メートル先ぐらいを大きなものが横切りました。
たぶんオオタカ。大きな羽、白とブラウンの縞のようなものが見えました。
飛び立って超低空飛行。
急いでカメラを向ける間にぐんぐん上空に上がっていきましたが、
上空を行ったり来たり。8の字を描くように。
かろうじて撮れたのがこちら。
かっこよかったです。
風の強い日は猛禽は空を飛ぶのが気持ちいいのでしょうか。
小さな場所なのに2回訪ねて2回とも猛禽類とルリビタキに会えるなんて有り難すぎます。
ルリビタキたちにとって猛禽がそばにいるのは嬉しくないことなんでしょうが。
人通りのある場所に戻ってくるとホウジロが。
着々と開花の準備をしている桜とホオジロ。モヒカンぽくてお洒落です。
ジョウビタキオスも登場。
メスを見ることが多かったのでオスに会えてうれしいです。
青いルリビタキ。
現れると視線が吸い寄せられます。
まわりのすべてが淡くぼけて、ルリビタキだけがくっきり瞳に映ります。
ドキドキしながらも、心が研ぎ澄まされて静まるような、
おごそかなひととき。
清々しく、そしてじんわりあたたかい気持ちにさせてくれる青い鳥。
青いルリビタキのようなオーラを放つ人になりたいなあと思いました。
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