早咲きの桜とヒヨドリと
鳥に興味を持ち始めてからは、
鳥の気配がしてハッとしてヒヨドリだと「なんだ、ヒヨドリか」とカメラを降ろします。
ありきたりすぎて、よほどじゃないと撮る気には。
でも先日、ヒヨドリたちに魅せられました。
セレブなイメージで人気の街に出かけました。昼下がり、30分時間が空きました。
駅前に緑豊かな公園はないのですが、車が通らない並木道のようなものがあります。
といってもぽつ、ぽつっと離れて木が植えられているのみ。
鳥は期待できないかな~と思って歩いていると。
誰も鳴いていないのですが、急に鳥の声が聞こえてきました。
見るとエナガたちです。
東から飛んできて何本かの木に留まり、そして3分もしないうちに西へ移動しました。
エナガたちは回遊しているといいますか、一箇所にとどまらず急にやってきて、すぐに飛び去るのに何度もでくわします。
ですので、昼間だから鳥がいない、とあきらめていても10分ぐらいたたずんでいれば、
回遊するエナガに会える可能性もあるのですね。
並木を歩いていくと、一本、桜が咲いていました。
(以下、画像はクリックで拡大します。日差しの向きのせいでしょうか。全体が暗くなってしまいました)
花びらの色は白いのですが、その花の形、幹、あきらかに桜です。
そしてヒヨドリがいっぱいこの桜に集まっていました。
普段みかけているヒヨドリより小さく感じます。桜の木の下に私がいるのにまったく逃げず。
おかげで近距離でその姿を見ることができました。
↑くちばしで花びらを噛んでいます。
頬の茶色もかわいい。目もくりくり。
シアワセそう。桜の花の蜜。おいしそう。
↑鳥はくちばしを器用に扱うのですね。
↑きりりとしたポーズ。頭の毛が少しツンツンしています。
撮っていると、「春ですね~」と声をかけられました。
まさにマダムという言葉がぴったりの素敵なおばさまでした。
日本人ですが平たい顔属ではなく、女優のデードリッヒのような骨格。
眼鏡のフレームも「無難」ではなくアート性を感じさせる赤レンガ色。
そのマダムが大島桜という名前であることを教えてくれました。
ソメイヨシノよりずいぶん早く開花する大島桜。
この桜が咲くと、毎年春が来たわ~と思うのだそうです。
昔テレビドラマで舞台になってから、多くの若いカップルがマイホームをこの街に、と憧れた場所です。
きっとこのマダムも若かりし頃にこの街でマイホームを持ち、ずっと妻をやりつづけてこられたのかしら。と思いました。
マダムはもう少し先にあるもう一本の早咲きの桜を教えてくださいましたが、そちらにはうかがう時間がありませんでした。
ヒヨドリのおかげで大島桜とマダムとの出会いをいただいた昼下がりでした♪
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