リュウノヒゲの青い実を食べるレンジャクに逢いたくなりました!
私は文系人間なのですが、どうも「観察」というのが大好きなことがわかりました。
雪の結晶、月、鳥、ヒマラヤ杉の種の成長、を絶賛観察中です。
花も好きですが、シシリー・メアリー・バーカーが描くフラワーフェアリーズのシリーズが特に好き。
それは彼女が描く花や妖精が、正しく観察してスケッチしたボタニカルアートに基づくからかもしれません。
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山根悦子さんの「ボタニカルアート&月刊絵本かがくのとも『リュウノヒゲ』原画展
のお知らせ葉書をいただきました。
鳥が描かれているから興味あるかも~とおっしゃっていただき、くださった葉書を見ると。
そこにはヤドリギをきっかけに知って大好きになった鳥「レンジャク」が描かれているではありませんか!!
↑ こちらがご案内の葉書です(以下、画像はクリックで拡大します)
レンジャクが好むのはヤドリギの黄色い実と思っていたのですが、
青い「リュウノヒゲ」の実も食べるようですね。
原画展にうかがう時間がないので、図書館で「リュウノヒゲ」の絵本を見てきました。
感動です。リュウノヒゲの青い実がどうやって実るのか、発芽するのかなどを
写実的な絵で描き、簡単な文章で説明しながら、「教科書」ではなく「絵本」に仕上がっているのです。
「私、科学系絵本、っていうジャンルすごく好きかも!」と思いました。
キレンジャクが登場するのは2カット。
1つはこの原画展の告知葉書の絵が使われているp16~17。
ふゆの おわり、
たかい きに なっている みは すくなくなっています。
えさを もとめて とりが じめんに おりてきました。
つやつやの あおい たねを みつけると
とりは たねを くわえて ごくんと ひとのみしました。
の文章が添えられています。
「鳥」としか書かれていませんが、絵はあきらかにキレンジャクですね。
↓こちらが3月に私が撮ったヒレンジャク。
そっくりですよね。
尾の先が黄色いと「黄レンジャク」。赤いと「緋レンジャク」なんですね。
p18~19にはキレンジャクが枝の上でお尻をこちらにむけて糞をする様子が描かれています。
↓私が撮ったヒレンジャクのこの感じに近いです。
添えられた文章は
のみこまれた たねのうち、
まわりの あおい かわだけが とりの えいようとなり、
なかの はんとうめいの たまは ふんと いっしょに
からだのそとに だされます。
リュウノヒゲの たねは、
とりに たべられることで
はやしの あちこちに はこばれます。
簡単な文章だけど、端的に科学的説明をしていてすごいと思います。
漢字がない絵本だから本当に小さい子ども向けなのでしょうけれど、
この絵本が潜在的なきっかけとなって植物学者、鳥類学者になる子もいるのでは!
なんて思いました。
そして、来冬はリュウノヒゲの青い実をついばむレンジャクに逢いたいな~。
撮りたいな~と思いました。
また一つ、新しい世界に出会わせていただき、うれしいです。
山根悦子さんの原画展は
2017年5月25日~31日
東京の表参道のギャラリー コンセプト21で開催。
詳細はギャラリーのHP(ttp://www.g-concept21.com/)でお確かめくださいませ。
※2017.7.2追記。
原画展を教えてくださった方からレンジャクの絵のファイルをいただきました~。
詳細はこちら。
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