月の満ち欠け日記 2017年8月22日~9月19日
「綺麗だな~」と心に残る月に出会った時、
お訪ねいただけるとうれしいです。
ご覧になられたのと同じ月があるかもしれません。
別の空、同じ時間、同じ形の月が。
最近天候不良で月が見られずサミシイという時にも
ぜひお訪ねいただけたら。
(以下、画像はクリックで拡大します。
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8月24日(三日月)
猛暑の一日。でも青空が広がるいい天気。
12日ぶりに月を見ました!
左)18:11頃の日没10分前の西(やや南寄り)の空。
電信柱の真上からやや左寄りに三日月がいます。
中左)アップで。月齢2.6。輝面率8%。
しばらく探してやっとわかるぐらい目立たない月。
中右)18:34頃の月。
右)アップで。
左)19時前。日が暮れた西(やや南寄り)の月。
地球照も。
中)19:39頃の西の空低く。月齢2.7。輝面率8%。
焼肉の網の下で燃える墨のような濃い赤色です。
右)19:45頃。月の入り13分ほど前です。
地平線に沈むまで見られるかなと思ったのですが、
雲の中に隠れていきました。高度1.9。
8月25日
左)18:29、日没から10分ほど経った西南西の空に
ピンク色に染まる雲と細い月が。
月齢3.6。輝面率15%。
中)4分ほどの経過で、月も少し白さを増し、
下の雲もピンク色が濃くなりました。
右)月をアップで。
薄雲がありくっきりではありません。
昨日より7%分増えている月。
左)18:38頃。昼間の暑さは残っていますが、
夕方の風が少し心地いいです。
銀杏の間の空が濃いバラ色とスミレ色に。
その上に白い月の配色にうっとり。
右)バラ色スミレ色をアップで。
8月27日(六日月)
左)15時過ぎの南南東の青空に月が見えました。
「この方角にいるはず」と見当をつけて、
目を凝らしてやっと発見できるぐらいの細さです。
月齢5.5。輝面率31%。
中左)目を凝らして「かすかな」月をみつける感覚を
追体験していただけましたら。
この画像のどこかに白い弧がいます。
(画面中央。ごく小さいです)
中右)18時頃の南西(やや南寄り)の月。
日没20分前になると月も発光しているような
白さになってすぐみつけられます。
右)アップで。月齢5.6。
左)20:28頃の西南西の空。
少し鼻のとがったお月さまとなりました。
月齢5.7。輝面率32%。
通常は輝面率25%前後で鼻がとがると思っていたので
この日、見られると思わず。うれしくなりました。
中左)鼻部分をアップで。
神酒の海と静かの海のあいだの場所。
そのヘリが鼻になっています。
中右)2017年5月2日の月と比較してみましょう。
オレンジの線で示したあたりが鼻となっているのですね。
右)モードを替えて、月の輪郭がわかるようにパチリ。
21時前の西南西の空の月。オレンジ色を増していきました。
8月29日(上弦。月面エックス)
半月(上弦)のこの日、月面エックスが見られました!
18:19頃。日没直後の南(やや西寄り)の空の月。
カラスも鳴いて(月の下に写っている黒い点)、
夕焼けも広がって。
これぞ「夕方」という風景でした。
左)18:25頃。月をアップで。月齢7.6。輝面率51%。
欠け際の下寄りに「×」が。
中左)エックス部分をアップで。
(この画像はみでる時は新しいタブで開くを)
中右)月面Xだけではなく下の方にX も見えますね。
上には逆さオフラも。
右)エックス部分アップ。
左)半月の上の部分の欠け際も離れて光る点が。
中)ピトン山ですね。高さがあるから、
影の部分にいても太陽光に照らされたのですね。
右)20時頃の南西の空の月。月齢7.7。
月面X健在です。
8月30日
左)18:28頃の南の空。日没後の夕空にぽっかり浮かぶ月。
右)アップで。月齢6.6。輝面率60%。
1日で10%分月がふっくらしました。
9月2日
左)17:21頃。南東の青空に浮かぶ月。
中)アップで。月齢11.6。輝面率85%。
右)23:56頃の南西の空の黄色い月。輝面率86%に。
下側に重心があって、ころんとした形がかわいいです。
9月3日
昼間はまだ夏だけれど、暑さの「抜け」がいいです。
夜になるとセミが鳴きやみ、かわりに虫の音がきこえてきて。
涼しさが心地よく、秋の訪れを感じます。
左)19:27頃の南東(やや南寄り)の月。
月齢12.7。輝面率92%。
中)21:33頃の南の空。満月三日前の月。
左上、欠け際近くにひときわ輝く点がありますよね。
虫眼鏡で太陽光を集めたみたいな白い点。
こちらはクレーターのアリスタルコス。
右)23:36頃の南西の空。
雲に覆われながらも明るい光で雲を照らしています。
9月6~7日(6日が満月)
左)日付変わって7日零時過ぎの南の空。
夕方から雲が多かったのですが、
夜中には雲が薄くなり月が見えました。
月がまわりの雲を照らしています。
中左)月をアップで。
月齢15.9。輝面率100%。
中右)01:12頃の南南西の空。
「草野球をする人」が正位置。
輝面率はまだ100%ですが、
満月の時間(6日の16時頃)から9時間経っているので
右斜め下を中心に欠け始めています。
クレーターのでこぼこが見え始めています。
右)03:40頃の南西(やや西寄り)の空。
また雲が空を覆っています。
かろうじてイチョウの向こうに見えた月。
9月9~10日
日付変わって10日零時過ぎの南東(やや東寄り)の空。
もやっている空に少し黄色い月が浮かんでいました。
月齢18.9。輝面率87%。
丸みはあるけれど少しとがったレモンの月。
9月10~11日
左)23:29頃の東(やや南寄りの空)の月。
月齢19.8。輝面率78%。
中左)3つつながったようなクレータートリオ、
「テオフィルス・キリルス・カタリナ」、
アルタイの崖がくっきり見えました。
逆さオラフは目立たずかすかにわかるぐらい。
中)この位置です。
中右)日付かわって11日04:51頃。
まだ夜明け前の蒼い空を見上げると。
南西の方角に少しもやりながら月がいました。
アップで。
左)06:46頃の西(やや南寄り)の空。
ヒマラヤ杉並木の向こうの月。
今年はヒマラヤ杉の薔薇ぼっくりの付きがよさそうです。
中)ちょいズーム。薔薇ぼっくりを落とす時期は12月頃。
少しずつ茶色くなりはじめています。
右)青空が背景のソーダブルーの月をアップで。
9月12~13日
月はまだ昇っていない12日18時頃の空。
夕焼けが1年に何度あるか、というくらい荘厳でした。
左)13日01:49頃の東(やや南寄り)の空。
月齢21.9。輝面率56%の月が出ていました。
東の空なのに高度が43と高いのは
月の出の位置が「東」ではなく東北東だったため。
東北東から昇り空の高いところを通り
西北西に沈むというコースだったため。
中)欠け際をアップで。
右)「y」に見えるから名付けて月面y(ワイ)も。
左)午前2時頃。昼間は暑かったけれど夜中は「冬」。
といっても秋を通り越す寒さというわけではなく、
冬の星座のどまんなかに月がいたのです。
月の右斜めの小さな点は牡牛座の一等星アルデバラン。
中)月の下にはオリオン座が横たわっています。
カメラの構えが少し斜めになりました。
三ツ星が縦に整列するのが正しい角度です。
右)どこにあるかを矢印で。
左)06:49頃の南西の空高く。月齢22.1。輝面率55%。
13日が下弦ですがその時刻が15時過ぎなので
まだ半月よりちょっと太っています。
中)11:14頃。月はどこにいるでしょうか。
中央、上から下がる葉の左下にいます。
右)アップで。月の入り1時間前の透けるような月です。
暑く陽射しも強い! ですが蝉が鳴いておらず。
9月13~14日
14日、03:11頃の東(やや南寄り)の空。
雲に覆われてぼやっとした姿ですが
月齢23、輝面率44%の月が。
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今クール、秋の長雨の時期より前なのに思ったより晴天が少なく、
月が見られる日も多くはありませんでした。
それでも、赤い三日月、鼻の尖ったお月さま、月面エックス、レモンの月、
冬の星座の中の夜明けの月などが見らえてうれしかったです。
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※月齢、輝面率はステラナビゲータ10で調べたものを記しています。
※月齢は正午月齢ではなく、撮影時刻のものです。
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