グラデーションマニアゆえのマイ色見本帖
グラデーションマニアの私の原点は、おそらく日本画家だった祖父のアトリエ。
大きなテーブル一面に白い小皿が並んでいて、
その一つ一つにいろんな色の絵の具が盛られていたんです。
テーブル全体がいわばパレット状態。
その様子を写真に撮っておらず、
私の記憶に残るだけなのですが、
特に記憶に残っているのは瑠璃色の顔料。
小皿のツヤツヤの白さとそこに盛られた瑠璃色の涼やかさ。
その鮮やかなコントラストにうっとりしたのを今でもはっきりと思い出せます。
さて、20年ぐらい前のこと。
ある酔狂な偉業に挑戦しました。
DICの3つの色見本帖(日本の伝統色、フランスの伝統色、中国の伝統色)の色チップを合体して
色をグラデーションごとに並べてまとめてみよう!と思ったのです。
当時グラフィックデザインの仕事をしていた友人は
「課題で出されてもやろうと思わない。なぜそんな労力を」と驚きあきれていました(^_^.)
色見本のチップをグラデーションごとに並べるのは大変なことですが、
できあがったものは今でも見るだけでぽお~となります。
並び方がガタガタなところがあります。
チマチマした作業が好きなわりにはおおざっぱなところがあるのですが、ご紹介します。
クリックで画像は拡大しますが、はみでる場合はぜひ、リンクを新しいタブで開く、でご覧いただけましたら。
こんな風にフエルアルバム状のものに貼っています。
灰色がかった淡いピンク色は「灰桜」、
深い紺色は「ブルーニュイ(フランス語でナイトブルー)」、
淡いペパーミントブルーにほんのりグレーを混ぜたような色は「月白色(ユエパイスー。中国語)」
などなど情緒たっぷりの色名にもウットリ。
チップの上部には色の名前の由来が書かれています。
そこは名刺ファイルに1枚ずつ保存しています。
眼福眼福
20年前のものをなぜ今アップしたかといいますと、
敬老の日なので亡き祖父を偲んでというのもありますが、
「グラデーションマニアだから絶対はまる」「ゆえに足を踏み入れてはいけない」
と禁じていたある世界についに足を踏み入れそうだから。
続きはこちらに。
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