月の満ち欠け日記 2017年9月20日~10月19日
「綺麗だな~」と心に残る月に出会った時、
お訪ねいただけるとうれしいです。
ご覧になられたのと同じ月があるかもしれません。
別の空、同じ時間、同じ形の月が。
最近天候不良で月が見られずサミシイという時にも
ぜひお訪ねいただけたら。
(以下、画像はクリックで拡大します。
はみでたら新しいタブで開く、を)
※スマホではレイアウトが崩れる場合は
「PC版サイトを見る」モードで開いてくださいませ。
----------------------------------------------------
9月25日(六日月)
左)今クール初めて逢った月は今日の六日月。
16時過の南(やや西寄り)の空に細い月が。
月齢5.1。輝面率25%。
中左)18:50頃の南西の空。
すっかり暗くなった空に浮かぶ月。
輝面率25%ぐらいだと
鼻の尖ったお月さまになることが多いのですが、
今回の月は鼻は尖っていないですね。
中右)かろうじて鼻があると言えるとしたら
黄色い部分のとんがりでしょうか。
右)アップで。鼻に見えたのは神酒の海の斜め下
(この画像で)にあるクレーター、
フラカストリウスの端の部分のようです。
9月26日
左)13:55頃の南東(やや南寄り)の空。
どこかに月がいるはず~と
目を凝らして、発見しました。
中左)みつかりました? 黄色い矢印のところです。
中右)アップで。月齢6。輝面率33%。
右)15:12頃の南(やや東寄り)の空。
雲がなくなって月がすぐみつかりました。
でも月はさみしそうに見えました。
昼間の月は白いから雲を仲間と思っているかも、
なんて。
16:05頃の南の空。
このあとはずっと建物の中にいたので、
夜の姿は見られず残念。
9月29日(半月の翌日)
朝からスカッと晴れた一日。
左)15時前の南東(やや東寄り)の空、月齢9の月。
輝面率61%。
月面は淡いソーダブルー。
右)16時過の南東(やや南より)の空。月齢9.1。
輝面率62%。
わずか1時間で着実に満ちています。
月面は青味が少なくなって白さが増しています。
海の部分は空と同じ青。
この夜、空を眺めた時は雲に覆われ、
月は見えずでした。
9月30日
左)17:15頃の西の空低く。
雲や空を赤く染めて夕陽が沈んでいきました。
神々しかったです。(建物の窓越しなので不鮮明)
中)東側の空に目を向けると。
17:21頃の南東(やや南寄り)の空に月が。
月齢10.1。輝面率71%。
右)アップにすると、月の周りの空が暗く写ります。
10月1日
左)17:45頃。暮れかけた南東の空に月が。
右)アップにすると空は黒く写ります。
月齢11.1。輝面率80%。
9月30日の月より9%ふっくらしています。
10月3日
21:56頃の南の空。月齢13.3、輝面率94%の月。
コロンとした栗のような月。
10月4日~5日(4日が中秋の名月)
左)雲の切れ間にやっと月が顔を出しました。
21:54頃の南(やや東寄り)の空。
雲間の月は
月が綺麗に見えないかもしれないけれど、
月光が月を照らす風情を楽しめます。
中左)月のアップ。月齢14.3、輝面率98%。
中秋の名月=満月、ではありません。
今年の場合は満月の2日前です。
中右)濃い雲に覆われはじめたのですが、
左際のクレーターの陰影はくっきり写りました。
右)日付変わって5日02:52頃の西南西の空。
空には雲が多く、澄んだ仲秋の名月、
とはなりませんでしたが、
雲の波を照らす月の光が美しかったです。
10月5~6日(6日の03:40頃が満月)
18:30頃の東(やや南寄り)の空低く。
雲越しの月が墨絵のよう。
月齢15.2。輝面率100%。
満月は6日ですがその時間が午前03:40頃のため
5日の夜の月が輝面率100%となっているのですね。
10月7~8日
左)日付変わって8日零時過ぎ。
南東(やや南寄り)の空高く、輝く月。
雲が晴れ、久しぶりにくっきり美しい月です。
月齢17.4、輝面率95%。
中)欠け際をアップで。
大小クレーターが5つ並んでいます。
右)01:12頃の南の空。
1時間経ち、月の模様が時計まわりに少し回転。
輝面率95%。わずか5%ですが、
目では右側が結構欠けているように
みえませんか。
左)07:18頃の西(やや北寄り)の空低く。
雲が多くて見えないかな~と思ったら
雲の端から顔をだしました。
しゃぼん玉のように透けてみえます。
右)07:25頃。柿と。月齢17.7、輝面率94%。
月の入り30分ほど前です。
10月8~9日
左)21:22頃の東の空。月の出から2時間後の月。
月の出の位置が東北東だったため、
「東の月」=「地平線上の月」ではなく
比較的高いところに昇っている月となりました。
月齢18.3、輝面率90%。
中)23:13頃の東南東の空の雲間の月。
右)日付変わって9日04:21頃の西南西の空の月。
月齢18.6、輝面率88%。
一晩かけて、月の模様がゆっくり時計回りに
回転しているのがわかります。
10月9~10日
左)9日22:48頃の東の空。高度はすでに32、高いです。
月齢19.3、輝面率81%。
月の下、オリオン座の7つの星が横たわっていました。
昼間は暑いけれど
真夜中に冬の星座を見るとほっとするとともに
季節の深まりを感じます。
中)10日00:14頃の東(やや南寄り)の空。
月齢19.4、輝面率81%。
月の左斜め下に見える小さな点は
牡牛座の一等星アルデバランでしょう。
右)04:53頃の南西(やや西寄り)の空高く。
月齢19.6、輝面率79%。
アルデバランは月のほぼ真下にいます。
左)05:23頃の南東の空。朝焼けが綺麗でした。
月は朝焼けを西の空の高みから眺めていました。
右)06:48頃の西(やや南寄り)の空の月。
月の海が背景の青空と同じ色になりました。
10月10~11日
左)11日00:35頃の東(やや南寄り)の空に月が。
すでに高度は43度。月齢20.4、輝面率70%。
オリオン座の左上にいます。
中)05:16頃の南西の空。
高度67の高さの月を見上げました。
月齢20.6、輝面率69%。
月をアップにしたので空が黒く写っていますが
実際は明るくなりはじめ、ほのかに蒼い空です。
右)06:21頃の西南西の月。
前日より少し雲があり、月の海も淡く見えました。
10月11~12日
左)日付変わって12日03:27頃の南東の空。
月齢21.5、輝面率58%。高度は64。
あいかわらず高いです。
中)朝8時過ぎ。すでに真夏のような暑さ。
日陰はひんやりしていますが、
ひなたはジリジリの強い日差し。
西(やや南寄り)の空の月。
月齢21.7、輝面率48%。
右)ヤマガラ、ヒヨドリ、シジュウカラ、モズ、
いろんな鳥がやってくるようになりました。
鳥と月の2ショットを撮りたいと
カメラを掲げていたら、ブーン。
飛行機との2ショット。
09:29頃の西の空の月。月齢21.8、輝面率56%。
西の空の月が高度31度の高さにあるのは
この月が西ではなく西北西の空に沈むから。
夏至の頃の太陽のように。
真夏日の暑さのあと一転。11~12月の寒さに。そしてずっと雨続き。
10月18日
夜明け前、久しぶりに月を見ました。
左)05:24頃の東(やや南寄り)の空低く。
細い月の舟と金星(右下)が
鉄塔が持つ網にかかっているかのよう。
月齢27.4、輝面率4%。新月の2日前です。
新月の2日後を三日月というならば、
2日前は「逆三日月」と呼んでもいいかもしれません。
中左)アップで。月の輪郭がほのかにみえます。
中右)05:54頃の東(さきほどより南寄り)の空。
日の出から10分ほど過ぎた空です。
目を凝らしてやっと見えるほどかすかな月。
右)少し引いてみました。
目を凝らして月をみつける楽しさを
追体験していただけましたら。
--------------------------------------------------
今クール、秋の長雨となり、月が見られた日は多くなかったです。
くっきりとはいえませんが中秋の名月が見られました。
真夜中~夜明け前には東の空にオリオン座と月という眺めも愉しめました。
10月18日は、今クールはもう月は見られないかとあきらめていたので
新月2日前に、ごく細い4%の月を見られてうれしかったです。
--------------------------------------------------
※月齢、輝面率はステラナビゲータ10で調べたものを記しています。
※月齢は正午月齢ではなく、撮影時刻のものです。
月の備忘録INDEXはこちら
« その輝きはまるで火打石の火花かマグマ。高校生の和太鼓演奏。気迫、ほとばしるエネルギーに圧倒 | トップページ | インク沼シリーズ(その2)インク沼にチャポン! »
「 月見るシアワセ」カテゴリの記事
- 2023年2月22日のお月さまと金星は笑顔のよう(2023.02.23)
- インク沼シリーズ(その5)月の名前がついたインクの引力にあらがえません~(2023.02.17)
- 梵天山(鷺沼)は絶景(その5)スカイツリーのそばから月が(2023.01.14)
- 月にちなんだ「二十三夜」という地名を浦和に発見(2022.12.11)
- 梵天山(鷺沼)は絶景(その4)宮前平はあちこちでスカイツリーが(2022.11.27)
« その輝きはまるで火打石の火花かマグマ。高校生の和太鼓演奏。気迫、ほとばしるエネルギーに圧倒 | トップページ | インク沼シリーズ(その2)インク沼にチャポン! »
コメント