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2017年10月24日 (火)

月の満ち欠け日記 2017年10月20日~11月17日

「綺麗だな~」と心に残る月に出会った時、
お訪ねいただけるとうれしいです。
ご覧になられたのと同じ月があるかもしれません。
別の空、同じ時間、同じ形の月が。

最近天候不良で月が見られずサミシイという時にも
ぜひお訪ねいただけたら。
(以下、画像はクリックで拡大します。
はみでたら新しいタブで開く、を)

※スマホではレイアウトが崩れる場合は
「PC版サイトを見る」モードで開いてくださいませ。
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10月23日(四日月)
左)15:13頃の南南西の空。
 台風一過で18日以来久しぶりの青空。
 見えるはずなだけどな~と目を凝らして凝らして
 (太陽が目に入らないようにしながら)
 細~い四日月を発見!! うれしくなりました。
 月齢3.5、輝面率11%。
中)紅葉しかけている葉越しに。
 14時頃の空は明るすぎたのか
 まったく月は見えずでした。
右)16時過ぎの南西の空。
 夕方になって月はわりとすぐにみつかりました。
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10月26日
雨続きで朝から夕方まで晴れたのは久しぶり。
左)12:54頃の南東の空に目立たないけれど月が。
 月齢6.4、輝面率34%。
右)15時頃の南南東の空。
 月が少し時計回りに回転して見えますね。
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左)16:34頃、日没25分前、
 やわらかなオレンジ~蒼のグラデーションの
 南の空に月が。
 アンテナに留まったカラスくんが
 「夕方」感を醸し出しています。
中)17:29頃。
 日没を30分ほど過ぎてもまだ明るさの残る空。
 月は黄色く灯っています。
右)18:19頃の南南西の空の月。
 輝面率35%なので鼻の尖った月にはならず。
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10月27日
久しぶりに2日続きの晴天に恵まれました。
左)13:36頃の南東(やや東寄り)の空。
 月齢7.4、輝面率43%。
中)15時頃の南東(やや南寄り)の空。
 13:36頃の月よりも
 「海」がはっきり見えるようになりました。
右)16時過ぎの南南東の空。月齢7.5、輝面率44%。
 さらに「草野球をする人」がはっきりと。
 このあと、21時過ぎに外に出たら曇っていて
 月は見られず。
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10月29~30日
台風の通過が思ったより早かったため、
夜、月に逢えました!
22:17頃の南東(やや西寄り)の空。
月齢9.8、輝面率65%。
ちょうど半月と満月の間ぐらい。
(画像より本物はもう少し黄色い月です)
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10月30~31日
吹きかえしの北風が強く、
木枯らし1号となりました。
左)15時前の東南東の空低く。
 屋根のパラボラアンテナと月の2ショット。
 月の出から50分ぐらい経ったところです。
 月齢10.4、輝面率73%。
中左)15時過ぎの東南東(やや南寄り)の空。
月齢10.5。少しずつ月が空を昇っていきます。
中右)16時過の南東(やや東寄り)の空。
 大好きな桜の木と月(枝の右端)。
右)少しアップで。
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22時過ぎの南西の空の月。月齢10.7、輝面率74%。
前日の月と比べると約10%分ふっくらしています。
ころんとした形がかわいいです。
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10月31~11月1日
左)16時過ぎの東南東の空。大好きな桜と月。
 月齢11.5、輝面率82%。
中左)月をアップで。
 青空の中で月の海の部分も空と同じ色に。
中右)22時前の南西(やや南寄り)の空。
 雲が次々、月にかかっている中で撮ると。
 雲が、ハロウィンの顔のあるカボチャのよう。
右)ちょっとこじつけですが、
 黄色い位置に目と鼻があるように見えませんか。
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左)22:50頃にもハロウィンカボチャ月。
中)黄色い位置に目と鼻が。
右)2分後に雲が切れて、綺麗な月が見えました。
 22:52頃の南西の空の月。
 月齢11.8、輝面率83%。
 今までは月に雲がかかると少し残念でしたが、
 雲が目と鼻になるかもと思ったら
 面白い写真が撮れそうで、
 楽しみにもなってきました。
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11月1~2日(後の月)
左)19:13頃の南東の空。月齢12.6、輝面率90%。
 旧暦9月13日なので「後の月」です。
中左)22時頃の南南西の月。輝面率91%。
中右)23:25頃の南西の月。
右)日付変わって2日01:25頃の西南西の月。
 月齢12.9、輝面率91%。
 立てたじゃがいもが転がるように、
 時間を経てコロンとなる月の様子が撮れました。
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11月2~3日
左)16:46頃の東の空低く、
 屋根の上に月が昇りました。
中)アップで。月齢13.5、輝面率95%。
 空が暗く写っていますが、もう少し明るいです。
右)南西の空にはピンク色に染まる雲が。
 日没の時間がちょうど16:47でした。
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左)18:46頃の東南東の空。
 雲の中を横切っていく月。
右)雲の切れ間の月。
 満月に5%足りないだけで、
 ずいぶんほっそり見えます。
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11月3~4日。さすが晴れの特異日。見事な晴れ。
左)見晴らしのきくところで
 月の出を見たかったのですが、
 地平線には雲が湧いていました。
 月の出時刻から20分ほど過ぎた16:49頃。
 東(やや北寄り)の雲の中に少し明るいところが。
 (画像のやや左下)
中)ここに月がいるのかな~と思ったら
 ビンゴでした!
 16:53頃の東(やや北寄り)の空、高度4.9度。
 月齢14.5、輝面率99%の月。
 月ウォッチャーになると、
 満月やスーパームーンでなくても、
 月が現れたというだけでうれしくなります。
右)アップで。
 低いところにいるので月はとても大きく見えます。
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左)16:54頃。
 アップにすると空が暗く、月は黄色く写りますが、
 実際にはこのくらいの明るさが残る空です。
 日没10分後です。
中左)再びアップで。
中右)16:57頃。雲から顔を出しました。
右)ぐんぐん空を昇っていきます。
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左)16:59頃。柿と月と。
 しつこいようですが
 実際の空はこのくらいの色です。
中)17:30頃。とっぷり暮れた空の月。
 月の出の位置が東と東北東の間だったため、
 月の出から1時間後やっと東の空に動いてきました。
 月齢14.6、輝面率99%。満月に1%足りません。
右)21:37頃の南東の空、もやにおおわれた月。
 高度は56度。高いです。
 このあとは雲に覆われて月見えず。
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11月4~5日(4日が満月)
左)日付変わって5日、00:06頃の
 南(やや西寄り)の空の雲間の満月。
 月齢15.8、輝面率100%。
 雲が淡い虹のような色合いに。
中)北風で雲の流れが速いです。切れ間の月を。 
 00:07頃。高度は66ですが、
 頭上にあるのかと思うくらい高く感じました。
右)04:11頃の西の空の月。
 雲がすっかりなくなって、風もなく、
 綺麗な月となりました。
 月齢16、輝面率99%。
 すでに1%欠け始めているのは右側部分。
 「草野球をする人」がずいぶんのけぞっています。
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11月5~6日
左)20:28東の空でもすでに高度30の高さにいる月。
 輝いています。
 月齢16.7、輝面率97%。
中左)22:24頃の東南東の空高く。
 月齢16.8、輝面率97%。
中右)日付変わって
 6日04:54頃の西(やや南寄り)の空。
 月が綺麗です。月齢17、輝面率96%。
右)05:23頃の西の空。
 時計の文字盤の5のあたりにある「危難の海」が
 ちょうど欠け際に来ています。
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左)06:31頃の西(やや北寄り)の空の月。
中左)アップで。白い月ですが、
 昼間の白というよりもまだ、
 蛍光灯が照るような電気っぽい白です。
中右)06:49頃の西(やや北寄り)の月。
 20分経って、「発光」感のない昼間の月に。
右)そして東南東の地平線上には太陽が。
 「菜の花や、月は東に日は西に」ではないですが、
 「紅葉や月は西に日は東に」になりました。
 正確には「月はやや北寄りの西に、日は東南東に」
 ですがほぼ180度状態でした~。
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11月6~7日(月とオリオン)
左)6日21:26頃の東の空。イチョウ越しの月。
 月齢17.7、輝面率92%。
中)22:26頃の東(やや南寄り)の空の月。
 月の出から3時間以上経ってもまだ東の空にいます。
右)7日04:55頃の西(やや南寄り)の空の月。
 くっきり綺麗です。月齢18、輝面率91%。
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左)月の左にはオリオン座のおなじみの星たちが。
 小さな点が見えるでしょうか。
右)線を引いてみました。
 一眼レフではないデジカメでも
 オリオン大星雲(水色↑)がうっすら写りました。
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左)06:06頃の朝焼け。
 サーモンピンク色の雲が綺麗でした。
中左)06:22頃の西の空の月。
 月齢18.1、輝面率90%。
 危難の海の大部分が欠けています。
中右)06:47頃の東南東の太陽。
右)06:48頃の西(やや北寄り)の月。
 月と太陽が
 ほぼ180度(正確には200度)向かい合った位置に。
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11月7~8日
21:21頃の東(やや北寄り)の空の月。
薄雲に覆われてぼわっとしています。
月齢18.7、輝面率84%。
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この後は雲がずっと広がり8日朝には雨が。
月は見られずでした。

11月8~9日
日付変わって9日00:18頃の東の空高くに
月齢19.8、輝面率74%の月が。
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左)06:37頃。北風は強いけれど快晴。
 黄色い色づくイチョウと月と。
中左)月をアップで。月齢20.1、輝面率72%。
 西の空にいる月なのに高度は52もあります。
 それはこの月が沈むのが西ではなく西北西だから。
中右)08:35頃の西(やや北寄り)の空の月。
 海の部分が空と同じような青に。
右)09:34頃の西(やや北寄り)の空の月。
 ソーダブルー色です。
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11月9~10日
左)日付変わって10日02:35頃の東南東の空。
 月齢20.9、輝面率62%。
中左)05:54頃の南西の空、
 半月(下弦)の丸一日前の月。
中右)06:48頃の西南西の空、
 赤く色づきはじめた桜の葉と月。
右)アップで。月齢20.1、輝面率61%。
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11月10~11日
日付変わって
11日04:42頃の南東(やや南寄り)の空、
月齢22の月が。
下弦の日ですが、まさに輝面率50%の半月です。
171111_0442ses_22th_50
左)6時過の南(やや西寄り)の空高~く。
中左)アップで。月には秤動があるので、
 50%の欠け際のクレーターは都度変わります。
中右)「逆さオラフ」(勝手に命名)が欠け際に。
右)黄色く囲った位置です。
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11月11~12日
左)日付変わって12日朝7時前。
 スカッと晴れた青空。
 南(やや西寄り)の空高く
 月齢23.1、輝面率39%の月が。
中左)08:47頃の南西の空の月と
 色づいたイチョウと。
中右)アップで。ソーダブルー色の月。
右)09:16頃の西南西の空の月。
 大きなぼっくりがいっぱい成っているヒマラヤ杉と2ショット。
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11月14日
06:48頃の南東(やや東寄り)の空。
このへんに月がいるはずだけど~と探して、
みつけられるとうれしいです。月齢25.1、輝面率19%。
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11月16日
冷え込みが強いと昨夜の予報で聞いていても、
月が見られるとなれば早起きするのがワクワク。
シャキンとした空気の中で
細い月、地球照を楽しみました。
左)05:28頃の東南東、
 少し下の方が明るくなりはじめた空に月が。
 地球照も見えます。
中左)アップで。月齢27.1、輝面率6%。
 月の上(時計の1の文字盤の位置)に
 ポツンと星も。
中右)地球照部分の模様も肉眼で見えました。
 写真ではうまく写らず
 少し画像を明るく処理してみました。
右)ステラナビゲータ10で再現。
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左)05:41頃。だいぶ空が明るくなってきました。
 浮かび上がる地球照のうさぎが神秘的です。
中左)アップで。輝面率は6%のまま。
 新月二日前なので「逆三日月」。
中右)6時前。
右)月ウオッチングをしていると、
 雲の流れの速さを感じます。
 さっきまで月が見えていたのに
 いつのまにか雲が湧いていたり、
 雲に覆われて月が見えないと思っていたら、
 いつのまにか雲が流れていなくなっていたり。
 06:44頃。月はちょうど雲に覆われて
 見えなくなってしまいましたが、
 左下の太陽から放射状に光が広がる、
 天使の梯子が荘厳でした。
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今クールは天気に恵まれ、
いろんな月相の月を見ることができました。
満月も綺麗。細い月の地球照も神秘的。
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※月齢、輝面率はステラナビゲータ10で調べたものを記しています。
※月齢は正午月齢ではなく、撮影時刻のものです。

月の備忘録INDEXはこちら

2017年10月19日 (木)

月には巨大なモグラがいるの?

月の地下に長さ50キロの空洞発見!

のニュースにワクワクしました。

場所は嵐の大洋にある「マリウス丘」。

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(C)JAXA/SELENE

月の表面には巨大なウサギがいるけれど
地下には巨大なモグラがいるのかしら。

ワクワク。

2017年10月15日 (日)

御朱印帳デビューはつきのみや神社

御朱印帳が人気ときいてはいましたが、まさか自分がデビューするとは思いませんでした。

姉が上田に出かけ真田神社に行った時、御朱印帳をみつけたというのです。
「まさか、自分がデビューするとは思わなかったけどすごくかっこよくて」と
デビューほやほやの御朱印帳を見せてもらうと。
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本当にかっこいい!!
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兜や紅葉。 クール!!

そこで、私もやってみたい!!と思い、一番縁のある神社の一つ、調神社に行きました。
調神社は「つきじんじゃ」と読むようなのですが、
ジモティの私たちはずっと「つきのみや神社」と呼んできました。

つきのみやは語感が「月の宮」に通じるということで、狛犬はうさぎ。水を吐く竜もうさぎ。

とうさぎモチーフの多い神社なんです。
(詳細は2015.5.28 のブログに)

御朱印帳。素敵。白く輝く生地に、うさぎちゃんがいます。
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中にもうさぎが。決して御朱印ガールを狙ったラブリーなうさぎちゃんじゃなくて、
普通の、年配の人が年賀状に使いそうなウサギなのがかえってイイナと思います。
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御朱印帳はスタンプラリーとは違うわけだけど、
大好きな神社を訪ねた時、その痕跡を残せるのはうれしいですね!

2017年10月12日 (木)

ジョロウグモ(その7)芸術の秋。ジョロウグモの五線譜の網の美しさ

ジョロウグモの網は、横糸が一定の間隔で抜けてて、五線譜のよう。

今年の秋も見事な網を見つけました。

以下、画像はクリックで拡大します。
苦手な方もいらっしゃると思いますので蜘蛛はグレーで塗りつぶしました。
ですので、安心してご覧いただけましたら。

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五線譜ではなくて実際は七線だったり十線だったり。

20171010jorougumo3short
陽射しに輝いて美しいです。

上の網の全体です。
ジョロウグモは非常に大きな網をつくります。
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↓これは別の場所の別の蜘蛛の網です。
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川沿いの柵の手すりに張られたものですが、
ジョロウグモと違うところは2つ。
横糸が等間隔。そして網の中央は穴が開いていて主の蜘蛛がいないこと。

おそらく手すりの付け根の糸がもしゃもしゃしているところに待機しているのではないかと。

その方が網に気づかないで通過しようとする虫をキャッチできますものね。

となると、なぜジョロウグモは姿を隠さず、網の中央に鎮座しているのでしょう。
美しい網が張れたから、ドヤ顔して見せたいのでしょうか。

ジョロウグモINDEXはこちら

2017年10月 9日 (月)

カーニバルオンアイス2017 鈴木明子と本田真凛に魅了されました

平昌オリンピックまであと4ケ月のカーニバルオンアイス2017をTV観戦。

高橋大輔、前衛的なアボット、情感たっぷりのクリス・リード&村元、
「白鳥の湖」の世界観を一人で大胆に魅せた町田樹ほかみんな素晴らしかったのですが
特に印象に残ったのは鈴木明子と本田真凛でした。

【鈴木明子】
タイムスリップしてショパンの腕をつかんでこの世界に戻り、テレビの前に座らせたくなりました。
「あなたの曲がこんな素晴らしい芸術になったのよ」と。

一音一音のテンポや曲調の明暗と振付がぴったりあっているだけではなく、
ピアニストの細やかな指運び、鍵盤を叩く力の強弱と体の動きが見事に連動。
細部にいたるまで丁寧につくりこまれた芸術性に魅了されました。

同じメロディーを繰り返し、鍵盤で指がぐるぐるしているだろうところで、ツイズル。
鈴木明子がぐるぐるまわったり。

トゥルトゥルルルルルルルルルルルル~というところでは、片足でスッ~~~~~~~~と滑ったり。

ピアニストが手を高く振り下ろして激しく連打していそうなところでは、
鈴木明子も両腕を高くあるいは左右に激しく降りかざしていたり。
鳥肌!
鈴木明子の表現力(こまやさと激しさ)が見事に活きた名プログラムでした。

【本田真凛】
今季のショートプログラムを初披露。
本来やるはずだったタンゴもアンコールでお披露目がありました。

まずタンゴ。
あどけない16歳がタンゴを滑ることで、
「こんな妖艶な大人の世界も演じられる」と表現力の幅を示したり、
ギャップがインパクトにもなるのでしょう。
はっとさせられる振付もいくつもありました。

でも今の時期にこのプログラムを滑るのはもったいないと思いました。
ヒトはすぐ大人になってしまうんだもの。
16歳の今だからこその輝きがみたい。
赤い口紅を塗って、大人っぽく見えるのもアリだけど、
ピンクベージュのリップグロスで16歳ならではの美しさがみたい。

それを満たしてくれるのが新ショートプログラム「ザ・ギビング」。
このプログラム変更は大正解だと思います。
妖艶さもケレンミもない、ポップで観客を手拍子で乗らせる曲でもない。
けれどひたすら美しく心をおごそかに、あたたかく、清々しく満たすような
朝の清らかな光のような曲。
清楚、繊細さ、ひたむきさ… 
本田真凛の存在、放つ光がそのまま形になったようなプログラム。
静かに心を打ちました。
ゴージャスな宝石よりも、朝露やビーズ。
ベルベットよりも、上質のコットンやレース。

等身大の「日常の中の上質」のような。じんわりしたあたたかさ。

髪に当てた手を首元に持ってくるような「はじらい」のような振付もあれば、
両手両足をえい!って四方に伸ばす躍動感(おてんばな雰囲気)ある振付も魅力的。

本田真凛は鈴木明子の表現力+浅田真央の天性のスター性、2つをあわせもった選手だと思います。
今シーズンの躍進が楽しみ。

2017年10月 5日 (木)

雪の結晶を観察した人シリーズ(その18)ベンジャミン・マーティン

(その17)に続き、EBSCOの記事内で知った雪の結晶スケッチを調べてみました。

※以下、英語の文献を自分なりに訳しております。精度は心がけておりますが後日加筆修正もありえることをご了承ください。

1757 ベンジャミン・マーティン(Benjamin Martin)
雑誌にて顕微鏡観察のよる雪の結晶を発表。

人物/イギリス人。科学機器製造者。
生年1705-没年1782

掲載文献その1/雑誌『Miscellaneous Correspondence in Prose and Verse』1757 年11月号

『Miscellaneous Correspondence, Containing a Variety of Subjects, Relative to Natural and Civil History, Geography, Mathematics, Poetry, Memoirs of Monthly Occurrences, Catalogues of New Books, &c. ... By Benjamin Martin』
Miscellaneous Correspondenceシリーズの第二巻
著者 ベンジャミン・マーティン 
出版者W. Owen, and by the author 
出版年1759
に収録あり。

掲載文献その2/『The Young Gentleman and Lady's Philosophy: In a Continued Survey of the Works of Nature and Art by Way of Dialogue』   
The Young Gentleman and Lady's Philosophyシリーズの第三巻 
著者 ベンジャミン・マーティン 
出版者 W. Owen and by the author, 
出版年1782


詳細

(画像はクリックで拡大します)
Miscellaneous_correspondence



The vegetable crystallization of water in ice, snow, frost &c.

と見出しが書かれています。

一番大きなスケッチFig.1は雪の結晶ではなくて、池の水が凍って結晶のような模様になったものと推測します。
Fig2.は水たまりに張った薄い氷に見られる模様。
Fig3.は六角形の雪の結晶のバリエーション。
Fig4.カップ型の雪の結晶。
と思われます。

Fig3.の7つの結晶を土井利位の「雪華図説」の雪の結晶と比べてみます。
比べる理由は
・土井利位の描いた雪の結晶の精度具合を確かめる
・同じような結晶があれば古今東西、雪の結晶の形の普遍性を実感できる
・結晶の類似さで、土井利位が用いていた顕微鏡の性能がわかる
の狙いがあるからです。

以下、似ている結晶をご覧いただきましょう。
あくまで主観です。
Benjamin_martin_and_doi

分類番号は古河歴史博物館の図録「雪の華」での土井利位の雪華分類表の番号です。

ベンジャミン・マーティンによるスケッチと土井利位の観察した雪華、似ていませんか。
精緻具合も同じぐらい。

科学者ではない土井利位のスケッチ力の確かさを感じます。
土井利位が1820~30年頃に使っていた顕微鏡がマーティンがイギリスで1750~60年頃に使っていた顕微鏡と同程度の性能では、と推測できます。

そして、西洋東洋を問わず、雪の結晶の形の普遍性を感じさせられます。

翻訳本/なし

ネットで閲覧/グーグルブックスで閲覧可能。

「Miscellaneous Correspondence, Containing a Variety of Subjects, Relative to Natural and Civil History, Geography, Mathematics, Poetry, Memoirs of Monthly Occurrences, Catalogues of New Books, &c. 」で検索。

P660

【3.雪の結晶と科学】 INDEXはこちら
雪の結晶INDEX(全般)はこちら

2017年10月 1日 (日)

インク沼シリーズ(その4)気になる色たち

気になる色たち。

1)試し書きした色から。(持っているものは太字)

ジブン手帳BIZ miniに試し書きさせてもらった色たち。
カメラをどんなモードで撮ればいいのか試行錯誤。
色味をうまく再現できていないのですがご紹介します。

ブルーブラック系。
Img_6239

一番上から。
「ブルーグレー」
万年筆のインクではなくて、サラサのボールペン。ビンテージシリーズ。
少しくすんで(スモーキー)ですっごく綺麗です

「月夜」
緑がかった明るい藍色。

「深海」
黒に近い濃紺。

「ブルーブラック」
情緒あふれる名前じゃなくて、ただの「ブルーブラック」。けれど美しい色でした。

「長田ブルー」
藍色のグレーを混ぜたような落ち着いた色。素敵でした
2本目のブルーブラックに欲しいです。

「ブルーブラック」
スタイルフィットのブルーブラックはボールペン。
野外、霧雨や水しぶきがある中で書くことがあるのですが、
水でにじみにくいのでずっと愛用中。

Img_6240

「レッドブラック」
サラサのビンテージシリーズの色出しはものすごく気合が入っていると思います。
ボールペンでこのニュアンスある色はありがたいです。

「五色山オークル」
淡いテラコッタ色。

「山葡萄」
紫色寄りのボルドー。

「甲南マルーン」
阪急の電車の色のようですね。赤茶寄りのボルドー。
水で少しだけ薄めるとピンク色寄りになって、それも味わい深いです。

Img_6231

「ブラウングレー」
少しグレーがかった霧がかかっているようなスモーキーブラウン。
サラサのビンテージシリーズでこの色も秀逸

「山栗」
茶色とこげ茶色の中間。

「稲穂」
渋い金色に見えることも。文字を書いても十分視認できる、実った稲穂の色。



2)試し書きできていないけれど気になる色たち。


【ボルドー系】
秋になるとボルドー系に惹かれます。
ボルドー(カルティエ)
10代の頃からカルティエの艶やかなボルドーの革のバッグや小物が憧れでした。
あのボルドーがインクで手に入るなんて。
バーガンディ―レッド(モンブラン)
モーツァルト(ドクターヤンセン)
ピョートル(ドクターヤンセン)←廃番とか。

甲南マルーンを手に入れましたが、まだまだボルドー系は気になります。

【弁柄系】ボルドー系と差があまりないかもしれないのですが
インドのベンガル地方が名の由来といわれる弁柄。九谷焼の赤絵の色。
京都などの塀やおしゃれな和室の内装につかわれる弁柄。
オレンジというよりは紅色寄りの少しくすんだ赤がインクにもないかしら。

「弁柄色」
(京の音」シリーズ/京都の文具店TAG)
画像を見ると、私のイメージより少し茶色味が強いかしら。

アンカーブラウン(エルバン)
ミニボトルが便利。色のイメージの小さな絵があるのが小粋。
アンカーブラウンには船の錨の絵が。

ティエラ・デル・フエゴ(エルバン)
決して赤ペンの赤ではない弁柄色。
くすんでいるんだけど明るく、ピンク色も感じられるような。

そんな色をみつけたいです。みつからなければインク工房でお願いする。
カキモリで作らせてもらう。混ぜられるインクを買うなどの方法も考えようかしら。

オリーブ系のインクもほしいし、キングダムノートとセーラーによる日本のきのこや植物シリーズも魅力的。

テレビや雑誌でインクで書かれた文字を見ると、この色も素敵ね~と気になるようになりました。

インク沼の沖まで漕ぎ出そうと思わないけれど、沼の奥に潜ろうとおもわないけれど、
沼のほとりに住んで、時々チャポチャポしたいな~と思います。

インク沼シリーズINDEXはこちら

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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