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2018年1月22日 (月)

2018年1月22日の雪の結晶を撮りました!

今日は大雪でした。
雪は眺めるだけならうれしいけれど、
転倒の危険、交通機関の乱れや事故、停電、体をいためる雪かきほか大変ですよね。

大きな被害がでませんように。皆様が無事帰宅できますように。

私は午後は自宅にいられたので雪の結晶観察をしました。

湿ったかたまり雪が降っていても、その中にひらひらと単独で舞う雪片があります。
特に15時以降は結晶の形のものがいっぱい、いっぱい。

いつもはガラケー(右手)、左手(雪眼鏡)で接写するのですが
今回はいつも月を撮ってるキャノンのPowerShot SX50にマクロレンズを装着して撮ってみました。

三脚なしで手持ちで、マクロは難しく、ピントが甘いのですが画像をアップします。

関東南部の今日のような雪でも雪の結晶をたくさん肉眼でみられることをお伝えできたら。


右側に土井利位侯の『雪華図説』の結晶を並べます。
今日の結晶と江戸時代に土井利位侯たちが眺めた雪華が似ているという
不思議さと当たり前さとうれしさをおすそわけできましたら。
雪華のアルファベットと番号は、
古河歴史博物館さんが発行している図録『雪の華』内の
『雪華図説』『続雪華図説』の分類表の番号です。
(結晶画像はクリックで拡大します)

今日綺麗に撮れたトップ7

■不鮮明ですが枝葉が茂っています。
1_20180122_1504snowflake_2
B6
Sdoi_b6n


■とけかけた姿から元の形を推測するのもオツなもの。
2_20180122_1558snowflake
F1
Sdoi_f1n


■1辺わずか3~4ミリぐらいでしょうか。
その小ささなのに精緻な形。
自然が創り出す御業。
3_20180122_1618snowflake
C2
Sdoi_c2n


■全体が透明ではなく半透明。
4_20180122_1619snowflake
D5
Sdoi_d5n


■6本の枝葉の先に
花が3つずつ咲いているように見えます。
5_20180122_1619snowflake2shor
N7
Sdoi_n7n


■六花ではなくて、十二花が撮れました。
6_20180122_1621snowflake
L4
Sdoi_l4n


■中央に二重に見える六角形や、
六方に広がる枝の先端の形が同じです。
7_20180122_1633snowflake_short2
N5
Sdoi_n5n


不鮮明だけれどフォルムがわかるもの

8_20180122_1502snowflake

左はQ1
Sdoi_q1n

右はJ2
Sdoi_j2n
に似ています。


■中央部分が丸型。
丸型の内側からシダ状の葉が広がる。
まさに『雪華図説』のC9の形ですね。
9_20180122_1504snowflake2
C9
Sdoi_c9n

■シンプルなフォルム。
10_20180122_1520snowflake
A4
Sdoi_a4n


■中央から六方に伸びる枝。
360度を綺麗に六等分しています。
11_20180122_1628snowflake
B6
Sdoi_b6n


■とけかけですが、
中央の六角形の形がしっかり残っています。
12_20180122_1623snowflake
O6
Sdoi_o6n


とけかけだけど、結晶の造形がわかるもの

1320180122_1506snowflake2short
手前の結晶、
ゴージャス感あります。

ピントが合っていない写真で
申し訳ないのですが、
枝の造形の複雑さが
おわかりいただけますでしょうか。

20_20180122_1455snowflake_short
とけかけ&不鮮明ですが。
全部雪の結晶の形。

100雪片のうちの1片だけ、
ではなく
雪の結晶だらけというのが
おわかりいただけると思います。

22_20180122_1454snowflake2
右側の結晶は
2つの雪片が重なっているのでしょうか。

舞い降りても
すぐに形が崩れてしまいます。
それでも一瞬でも
美しい姿を残してくれる雪の結晶。
大満足の一日でした。

【3.雪の結晶と科学】 INDEXはこちら
雪の結晶INDEX(全般)はこちら

2018年1月21日 (日)

月の満ち欠け日記 2018年1月17日~2月15日

「綺麗だな~」と心に残る月に出会った時、
お訪ねいただけるとうれしいです。
ご覧になられたのと同じ月があるかもしれません。
別の空、同じ時間、同じ形の月が。

最近天候不良で月が見られずサミシイという時にも
ぜひお訪ねいただけたら。
(以下、画像はクリックで拡大します。
はみでたら新しいタブで開く、を)

※スマホではレイアウトが崩れる場合は
「PC版サイトを見る」モードで開いてくださいませ。
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1月20日(四日月)
左)今クール最初の月は四日月。
 17:15頃の南西の空に細い弧が現れていました。
右)夕映えのグラデーションの中の細い月。
180120_1715sw_32th_9_26a180120_1716sw_32th_9_26ashort




1月21日
左)13:18頃の南東(やや南寄り)の空の月。
 月齢4.1、輝面率15%。
 方角と高さの見当をつけて
 瞳を凝らしてやっとみつけられました。
右)15:31頃の南(やや西寄り)の空の月。
180121_1318ses_41th_15_40a180121_1531sw_42th_15_46a




左)日没直前の16:35頃の
 南西(やや南寄り)の空の月。
中)月は矢印の位置にかすかに見えています。
 夕空のグラデーションが綺麗です。
右)月をアップで。月齢4.2、輝面率16%。
180121_1636sws_42th_16_41ashort180121_1636sws_42th_16_41ashort_yaj180121_1637sws_42th_16_41a




左)17:37頃の南西の空の月。
 暮れてきましたが、
 かすかに下の方にオレンジ色が見えます。
中左)月をアップで。月齢4.3、輝面率16%。
中右)18:25頃の南西(やや西寄り)の月。
 危難の海がはっきり。
右)月の欠けている部分の丸みが見えます。
180121_1737sw_43th_16_33ashort180121_1737_2sw_43th_16_33ashort180121_1825sww_43th_16_25a180121_1827sww_43th_16_25a




1月23日(大雪翌日)
左)13:21頃の東南東の空。月齢6.1、輝面率32%。
 青空の中でソーダブルーの月。
中左)14:34頃の南東の空の月。輝面率33%。
中右)21:17頃の西(やや南寄り)の月。
 輝面率34%。
 輪郭がニジニジしていてブサイクなのは、
 大気のせいでしょうか。
 建物の温風が立ち昇る場所越しに撮ったからかも。
180123_1312ese_61th_32_33ashort180123_1434se_61th_33_46ashort180123_1557se_62th_33_54a180123_2117ws_64th_34_16a




1月24日
左)11:30。月の出から40分後の真東の空低く、
 淡い月を発見。
中左)アップで。 月齢7、輝面率42%。
 空に透けているかのよう。
中右)21:22頃の西(やや南寄り)の空の月。
 月齢7.4、輝面率45%。
 「草野球する人」が
 かなり背中をそらした格好になっています。
右)22:29頃の西の空の月ですが、
 まだ月没1時間15分前。
 この月が東より北側の空から昇り、
 西より北側の空に沈む軌道だったからです。
180124_1131180124_1130e_7th_42_75a180124_1130e_7th_42_73a180124_2122ws_74th_45_27ashort180124_2229w_75th_45_14a




1月25日~26日(上弦/朝晩氷点下の寒さ)
左)13:55頃の東(やや南寄り)の空の月。
 月齢8.1、輝面率54%。
 上弦の日ですがその時刻が7:20だったので
 すでに4%増しています。
中)15:17頃の東南東の空。
 抜けるような青空を背景に月の海も青に。
右)16:48頃の南東(やや南寄り)の空の月。
 輝面率55%。
180125_1355es_81th_54_29a180125_1517ese_82th_54_45ashort180125_1648ses_82th_55_59ashort




左)18:36頃の南南西の空、
 高度63の高さの月がくっきり。
右)白い丸が「逆さオラフ(勝手に命名)」。
 上弦では欠け際ギリギリになる時もありますが、
 今回の月では
 欠け際からずいぶん離れています。
180125_1836ssw_83th_55_63ashort180125_1837_2ssw_83th_55_63a




左)20:03頃の南西(やや西寄り)の空の月。
中)22:11頃の西(やや南寄り)の空の月。
右)23:08頃の西の空。月齢8.5、輝面率57%。
  「草野球をする人」が
 前日同様のけぞっています。
180125_2003sww_84th_55_53ashort180125_2211_ws_85th_56_30ashort180125_2308w_85th_57_19a




1月26~27日(今日も氷点下)
左)21:19頃の西南西の空の月。
 月齢9.4、輝面率67%。
 半月翌日となり
 「コロン」とした形になってきました。
 欠け際中央に
 クレーターのコペルニクスが目立っています。
中)22:06頃の西(やや南寄り)の空の月。
右)23:53頃の西の空の月。
 月齢9.5、輝面率68%。
180126_2119wsw_94th_67_52ashort180126_2206ws_95th_67_43ashort180126_2353w_95th_68_23ashort




1月27~28日
左)16:18頃の東(やや南寄り)の位置ながら
 すでに高度40度の高さの月。
 月齢10.2、輝面率76%。
中)17:13頃の東南東の空の月。
 大好きな桜の木とともに。
 ついこのあいだまでこの時間、
 すっかり暮れて真っ暗だったのに
 日の入りが遅くなりました。
右)アップで。欠け際上部、
 「虹の入江」が動物の耳のように見えています。
180127_1618es_102th_76_40a180127_1713ese_102th_76_51ashort180127_1714ese_102th_76_51ashort





左)日付変わって28日00:05頃の西の空。
 高度はまだ33度あります。
 月齢、10.5、輝面率78%。
中左)00:39頃の西(やや北寄り)の空。
 右下には牡牛座の一等星アルデバランが。
中右)02:07頃の西(やや北寄り)の空、
 葉を落としたイチョウ越しの月。
右)なんとか月にピントを合わせて。輝面率79%。
 27日17:14には虹の入江が欠け際でしたが、
 欠け際ではなくなっています。
180128_0005w_105th_78_33aw_105th_78180128_0039w106th_78_26a180128_0208wn_106th_79_92a180128_0207wn_106th_79_94a




1月28~29日
左)16:54頃の東の空に月齢11.2、
 輝面率86%の月が。
右)21時頃の南(やや西寄り)の空高く、
 輝面率87%の月が。レモンの形。
 このあとは曇って見えず。
180128_1654e_112th_86_37ashort180128_2101sw_114th_87_73ashort




1月29~30日
左)21:35頃。
 雲越しにかすかに見えていた月を
 撮ろうとしたところ
 雲に覆われて真っ暗で写せず。
 見えていたのは月齢12.4、輝面率94%の月。
 高度は74。体感ではほとんど「頭上」。
  180129_2135sse_124th_94_74a




1月30~31日
左)21:16頃の南東(やや東寄り)の空に
 月齢13.4、輝面率98%の月が。
中左)22:16頃の南東(やや南寄り)の空高く
 高度71度に輝面率99%の月が。
中右)左下を中心にクレーターの陰影が見えます。
 このあたりが欠けている1%の部分。
右)日付変わって1月31日00:13頃の空の月。
 雲に覆われながらも姿を見せてくれました。
180130_2116see_134th_98_63ashort180130_2216ses_135th_99_71ashort180130_2216_2ses_135th_99_71ashort180131_0013sw_135th_99_67ashort




1月31~2月1日(スーパーブルーブラッドムーン)
見ることができました。詳細はこちらに。

左)19:21頃の東の空。欠ける前の満月。
中左)20:53頃。欠けはじめ。
中右)21:16頃。どんどん欠けていきます。
右)21:32頃。
180131_1921short180131_2053_2short180131_2116short180131_2132short




左)21:34頃。
 真黒に見えていた欠け部分が面積が増えるにつれ、
 赤く浮かびあがってきます。
 欠けの部分に合わせて撮ると、模様もはっきり。
中左)21:42頃。
中右)21:52頃。
右)21:56頃。
180131_2130180131_2142short180131_2152short180131_2156




左)22:21頃。右下に2つかに座の星が。
右)22:56頃。
180131_2221_2kaniza_short180131_2256short_2




左)23:14頃。左下から明るくなりはじめました。
 赤い月面にはクレーターのティコもはっきり。
 (矢印部分)
中左)23:16頃。
中右)23:42頃。うっすら雲をまといながら。
中右)日付変わって2月1日00:02頃。
 雲がどんどん厚くなり
 皆既月食ショーはこれが最後の眺めとなりました。
180131_2314short_yajirushi180131_2316short180131_2342180201_0002




左)01:35頃。
 雲が薄くなりふたたび月が姿を現しました。
 月食が終わり丸い月の復活です。
中)05:03頃の西の空。
 模様がずいぶん時計まわりに
 回転しているのがわかります。
右)満月の時刻から6時間ほど経っているので
 右下部分から欠け始めているのがわかります。
180201_0135sww_146th_100_61a_2180201_0503_w_147th_100_22ashort180201_0503_w_147th_100_22a




夜は曇りの予報だったので、
晴れてこれだけ見られるとは思いませんでした。
幻想的な赤い月を堪能できました

2月2~3日
左)日付変わって3日04:36頃の西南西の空。
 皆既月食で魅了した月は
 もうこんなに欠けています。
 月齢16.7、輝面率93%。
180203_0436wsw_167th_93_44a




2月3~4日
左)日付変わって00:06頃の南東(やや東寄り)の空。
 月齢17.5、輝面率87%の月。
180204_0006see_175th__87_43ashort




2月4~5日
左)23:58頃の東南東の空。
 月齢18.5、輝面率79%の月。
中)04:54頃の南西(やや南寄り)の空。
 ほっそりしたレモンが立っているよう。
右)06:24頃の南西(やや西寄り)の空。
 輝面率は77%に。
 アップで撮ったので空が真っ暗に写っていますが、
 明けはじめて空は蒼いです。
180204_2358ese_185th_79_30ashort180205_0454sws_187th_78_49ashort180205_0624_2sww_188th_77_36ashort




左)06:48頃の南西(やや西寄り)の空。
 ヒマラヤ杉と月。
右)アップで。
180205_0648sww_188th_77_32a180205_0648_2sww_188th_77_32ashort




2月5日~6日
左)6日00:03頃の東南東の空の月。
 月齢19.5、輝面率69%。
 一日前の月と比べると
 さらにほっそりしたのがわかります。
右)05:00頃の南(やや西寄り)の空の月。
 輝面率は68%に。
 欠け際に3つ並びのクレーター
 (カタリナ・キリルス・テオフィルス)が。
180206_0003ese_195th_69_19a180206_0500sw_197th_68_48ashort




左)06:24頃の南西の空の月。
中)アップで。
右)06:51頃の南西の空の月。
 空が明るくなると月の海の色も灰色から青く移行。
 その色合いが好きです。
180206_0626sw_198th_68_39a180206_0624sw_198th_68_39ashort180206_0651sw_198th_68_36ashort




2月6日~7日
左)04:51頃の南の空の月。月齢20.7、輝面率58%。
中)月のそばに木星が(左下)。
右)06:10頃の少し明るくなりはじめた空。
 南南西の月。
180207_0451s_207th_58_44ashort180207_0455s_207th_58_44a180207_0610_1ssw_208th_58_42ashort




左)06:47頃、南西(やや南寄り)の空。桐と月。
右)アップで。
180207_0647sws_208th_58_38ashort180207_0648sws_208th_58_38ashort




2月8日(8日の00:54が下弦)
左)03:53頃の南東(やや南寄り)の空の
 下弦の月。
 月齢21.7、輝面率48%。
 下弦の時刻を3時間過ぎて2%欠けています。
中)欠け際のクレーターがくっきり写りました。
 逆さオラフ(勝手に命名)がいます。
 上弦の月前後に見えることの多い
 「月面エックス」らしきものも。
右)その位置を示してみました。
180208_0354ses_217_48_34ashort180208_0353ses_217_48_34a180208_0353ses_217_48_34ax




左)月がどんどん動くので
 木星はこの時は月の右下に。
中左)木星のアップ。
 キャノンのPowerShot SX50は惑星は苦手だけど
 衛星の位置がわかるくらいには
 撮ることができました。
中右)このところ朝5時前の南東~空の空で
 存在感を示していたのが、
 火星とさそり座の星たち。
 菱形をつくっているのです。
 極小の粒が見えますでしょうか。
 画像は大きいのでパソコンで
 リンク先を新しいタブで開く、で
 ご覧いただけましたら。
右)その形をステラナビゲータで再現しました。
 満天の星が見える環境ではないおかげで、
 この4つの星の菱形が目立っているのです。
180208_0356_2ses_217th_48_34a_180208_0403180208_0401_2ses_217th_48_35ashort9180207




左)05:11頃の南(やや東寄り)の空。
 コンディションがよく、
 クレータの中央丘もポツッと写っています。
中)欠け際のアップ。
右)06:20頃の南(やや西寄り)の空。
 このくらい空が明るくなっても
 木星は見えています。
180208_0511se_217th_48_40a180208_0547s_218th_48_41ashort180208_0620sw_218th_48_40a




左)06:53頃の南南西の空。
 月齢21.8、輝面率48%のまま。
中)07:19頃の南南西の空。
 月の海が空の色になってきました。
右)08:33頃の南西の月。
 輝面率47%に。月全体が淡いブルーに。
180208_0653ssw_218th_48_39ashort180208_0719ssw_218th_48_37a180208_0833sw_219th_47_28a




2月9日
左)04:49頃の南東(やや南寄り)の空、
 月齢22.7、輝面率39%の月が。
右)このところ見えていた菱形を作る4つの星に
 月が最接近のため、菱形が見えづらいです。
 画像は大きくアップロードしましたので、
 PCでご覧いただけたら。
 赤い星、火星とアンタレス、ジュバが
 写っています。
180209_0449ses_227th_39_32a180209_0451ses_227th_39_32ashort




左)06:10頃の南(やや東寄り)の空。
 このくらい明るくなっても
 右の方に木星が写っています。
中)06:48頃の南の空。冬木立の上に月が。
右)アップで。やや上部にクレーターの
 コペルニクスが目立っています。
180209_0610se_228th_38_37a180209_0648_1s_228th_38_38a180209_0648_2s_228th_38_38a




2月10日
左)05:43頃の南南東の空、
 月齢23.8、輝面率29%の月が。
 餃子よりも細身になりました。
右)09:09頃の南南西の空の月。
 このくらいの細さでも方角がわかっていれば
 みつけられます。
180210_0543sse_238th_29_31a180210_0909ssw_239th_29_30a




2月11日
左)09:42頃の南南西の空の月。
 月齢24.9、輝面率20%。
 このくらいの細さになると
 青空の中で探すのは難しいです。
 方角を検討つけて、
 目を凝らしてやっとみつけられます。
 それでも一度目を離してしまうと
 すぐ見失ってしまいます。
180211_0942ssw_249th_20_30a




2月12日(16日が新月なので逆五日月)
左)04:39頃の南東(やや東寄り)の屋根の上に
 月が昇り始めました。
 右上に見える点は土星です。
 (2つの点の下は飛行機?)
 月齢25.7、輝面率14%。
中)04:54頃の南東(やや東寄り)の空の月。
 地球照も。
 (影の部分をGIMPで明るくしています)
右)05:02頃。
 うっすらと影の模様が浮かび上がっています。
180212_0439see_257th_14_79ashort180212_0454h180212_0502see_257th_14_11ashort




左)06:00頃。雲のシルエットがわかるくらい
 空が明るくなりはじめました。
 南東の月。土星もまだ見えています。
右)月をアップで。(ぼやっと不鮮明)。
180212_0600_2se_258th_14_20a180212_0601se_258th_14_20a




左)07:03頃の南東(やや南寄り)の空の月。
中左)08:53頃の南の空。輝面率は13%に。
右)09:23頃の南の空。
 昨日よりも月は細くなったのに
 今日の方が探しやすいです。
 空にまったく雲がなかったからかもしれません。
180212_0703ses_258th_14_28a180212_0853s_259th_13_34a180212_0923s_259th_13_33a_2




2月13日(新月3日前の逆四日月)
左)05:51頃。少し明るくなり始めた
 南東(やや東寄り)の空に
 細い月がかかっていました。
 地球照が神秘的です。
 模様もうっすら見えています。
中)過去の満月と比べると。
 こんな感じで
 影の部分に模様が見えているんです。
右)05:54頃。細い象牙の角みたい。
 月齢26.8、輝面率8%。
180213_0551see_268th_8_12a151027_2118see_145th_100_50ashort180213_0554see_268th_8_12a_short




左)06:09頃。
 さらに空が明るくなり地平線のあたりが
 オレンジ色に染まって、
 オレンジ~藍色のグラデーションが綺麗です。
右)アップで。
180213_0609_1see_268th_8_15ashort180213_0609_2see_268th_8_15ashort




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今クールは2月13日の早朝の月が
最後に見た1月となりました。
今クールの1番は
1月31日のスーパーブルーブラッドムーンを
見て撮れたこと。
2番目に印象的だったのは2月8日前後。
夜明けの空に
さそり座、木星、火星と月が見られたこと。
氷点下の寒さの中で眺めるさそり座は
冬なのに夏、みたいな季節感のミスマッチが
オツでした。
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※月齢、輝面率はステラナビゲータ10で調べたものを記しています。
※月齢は正午月齢ではなく、撮影時刻のものです。

月の満ち欠け日記INDEXはこちら

2018年1月20日 (土)

2017-18冬 ヤドリギ観察は冬の愉しみ

クリスマスと言えばヤドリギ。
マライヤ・キャリーの ♪恋人たちのクリスマス にも出てくる植物です。

クリスマスを過ぎても、冬はヤドリギの季節。

この季節、電車やバスの車窓を眺める私の目は
きっとゴルゴ13かGメンのように(?)眼光するどくなっているでしょう。

なぜなら遠くの木々にヤドリギがなっていないか発見するため瞳を凝らしているから。

1_img_8696
葉が落ちて存在がわかる遠くの木立のヤドリギ。
葉が茂っている季節はまったく目立ちません。

このお寺のヤドリギは圧巻です。
2_img_8549

後述しますが、お花屋さんでまんまるのヤドリギが1万800円で売られていました。
1玉1万円で計算すると~。50万円以上ナリ!!

20171213yadorigi1216short
緑が鮮やか。本家の木の葉は落ちているのに。
だからこそ古代から、人はヤドリギに生命力や神聖さを感じ取ったのかもしれません。

別の角度から。
20171213yadorigi_0short

プロペラ状の葉が落ちていました。
20171213yadorigi_1

つぷつぷした実も。
20171213yadorigi_2

別の場所のヤドリギ。前衛的なフォルム。

20171213yadorigi_6

葉と実のアップ。
20171213yadorigi_8_2

メジロが実をついばんでいました。
ヒレンジャクが食べる分も残してくださいネ。
20171213yadorigi_9mejiro

別の場所のヤドリギ。
手前は桜の木のヤドリギです。春になると風情があります。
20171213yadorigi_10short

お花屋さんに立派な丸型が飾られていたのですがなんとお値段は10800円。
20171213yadorigi_17

つぷつぷ。
5_img_8685

つけねはこうなっていました。
20171213yadorigi_12

一枝800円ぐらいで売られていたヤドリギもあったのですが、
買うか迷っているうちに完売してしまいました。

10800円のものはさすがに買えなかったけれど、
木の高いところにできるため、遠目でしか見られないヤドリギを
間近で眺められてうれしくなりました。

花INDEXはこちら

2018年1月 4日 (木)

2018年1月1日~2日。今までで最高の月撮りコンプリート!満月でスーパームーン!

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

新春最初のブログは月について。

コンプリート達成しました!!!!

「月撮りコンプリート」というのは私が勝手に作ったルールなのですが、
月の出から1時間以内(できれば30分以内)の月と
月の入り1時間以内(できれば30分以内)の月を撮り、
その他の5つ以上の時間帯での月の満ち欠けの様子を撮るというもの。

これを達成できたのは2014年8月から月を撮り始めてわずか2回目。
それがお正月早々の美しい満月でスーパームーンなのですから
これは春から縁起がいいワイワイです。

ではそのレポを。

まず今回のスーパームーンに関して。

月は2日朝6時49分に近地点を通過。
満月の時刻が2日午前11時24分。

地心距離(地球の中心から月の中心までの距離)をステラナビゲータ10で調べると

A)1月2日6時31分(月の入り) 35万66km 
B)1月2日16時59分(月の出)35万67km

「2日の満月」というと夕方東の空から昇る月をイメージしがちですが、
BよりもAの方が地球に近いことがわかります。

ステラナビゲーターで調べますと、AもBも輝面率100%。
満月の時刻が午前11時24分なのでAは満月の5時間前。Bは5時間30分後。

Aの方がBより満月中の満月、しかも近地点通過時刻と18分しか違わない
スーパームーン中のスーパームーンであることがわかります。
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では1月1日元日~2日の月のレポを。

以下画像はクリックで拡大します。
データはステラナビゲータ10で調べたものです。
月齢は正午月齢ではなく、その時刻の月齢を記しています。

1月1日
左)16:33 東北東の低い空、屋根の上に丸い月が見えました。
   2018年の初月の出(月の出時刻から37分後)です。
中)アップで。月齢14、輝面率99%、高度6度。
右)昇りたての月はすごく大きく見えます。
180101_1633ene_14th_99_6a1557short180101_1633_3ene_14th_99_6ashort180101_1633_2ene_14th_99_6ashort












左)17:34東(やや北寄り)の暮れた空に白く輝いています。
中)22:40南南東の空高く月を仰ぎました。まだ輝面率は99%。高度73度。
右)23:51の南南西の空。輝面率は100%に。
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左)01:54西(やや南寄り)の空。月齢14.4。
中)03:18の西の空の月。(少し暗く写しました)
  風がなくシンと冷えた空気の中で満月が神々しかったです。
  オリオン座のおなじみの星の形が左下に。まるで従えているようでした。
右)まわりの星との様子をステラナビゲータで再現。
180102_0154ws_144th_100_52ashort180102_0318w_145th_100_36ashort180102_0319_2











左)06:00西北西の空低く、大きいお月さま。高度4.9。
  地心距離35万66kmのスーパームーン。
右)06:15。高度2.3度。大気の影響で月がゆがんでブサイクに。
  でも見晴しのいいところに出かけ、西の空に雲がない時でないと地平線上の月は見えないので
  ブサイクの月が見られるというのは恵まれているということ。
180102_0600wnw_146th_100_49ashort180102_0615_3wnw_146th_100_23ashort











左)06:20地平線ではなくて鉄道の高架の向こうに沈んでいく月。
中)06:22みるみる
右)06:23沈んでいきます。
180102_0620wnw_146th_100_15a180102_0622wnw_146th_100_12a180102_0623wnw_146th_100_1a











左)月をアップにしているのでまわりが黒くなっていますが、
  実際はこのくらいに空が明るくなりはじめています。
中)06:24頭が
右)06:24これが最後に写真に納めた月。高度0.9度。月の入り7分前です。
180102_0623_2wnw_146th_100_1a180102_0624_2wnw_146th_100_09a180102_0624_3wnw_146th_100_09a











左)06:33の富士山。
中左)06:55(日の出から4分後)の富士山。山肌がバラ色に染まっています。
中右)07:03日の出です。(日の出から11分後)高度1.7度。
    元旦は寝坊したので私にとっての初日の出。
右)2018年、光あふれる年になりますように。

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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