今日は旧暦2月15日で満月&桜&雪日和
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今日は桜×満月が素晴らしい一日となりました。
明日から4月ですが、旧暦ですと如月(2月)15日。
となると西行法師の和歌が浮かびますよね。
願わくば
花の下にて
春死なん
その如月の
望月のころ
(↑月にピントを合わせてみました。
黒くぼわっと写っているのが桜です)
ソメイヨシノが生まれたのは江戸時代で、平安~鎌倉時代にはまだなかったため、
西行法師が想定したのは別の品種の桜です。
そして願い通り、如月の望月の頃に亡くなったといわれていますね。
旧暦2月15日とソメイヨシノの満開が合ってうれしくなりました。
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もう一つ浮かんだのは与謝蕪村の句
菜の花や
月は東に
日は西に
撮影場所では日没が18:03 月の出が17:45。
「月は東に日は西に」が実現したんです。
でも残念ながら、地平線ぎりぎりまで見られるロケーションではなかったため
夕陽を撮ったのが17:49頃
月の出を撮ったのが18:02頃。
同じ場所で同時に太陽と月を見ることは叶いませんでした。
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さて、今日は盛りだくさんの一日!!
「雪月花揃い踏み」でもあったのです。
「えっ、晴れていて雪なんて降らなかったけど」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
雪とは桜吹雪。
はらはらと舞うさまがはかなくもあり・・・。
花は枝や茎に付いて咲いていてナンボ、なのですが
盛りを越えても愉しもうという気持ちが感じられるのが
この「桜吹雪」という言葉と「花筏(はないかだ)」に現れていると思います。
散るさまを雪にたとえて楽しむ&惜しむ。
水辺に落ちた花びらが水面を覆う様子を筏に例えて風流さを味わう。
この国の情緒が大好きです。
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