銀座のエルメスで中谷芙二子+宇吉郎展
3月のことになるのですが銀座のエルメスで開催されていた「グリーンランド/中谷芙二子+宇吉郎展」に行ってきました。
中谷宇吉郎氏といえば誰もがご存知の雪の結晶研究の第一人者。
その次女である芙二子さんは霧のインスタレーションのアーティストとして世界で活躍されています。
宇吉郎氏(父)→「科学者」として「雪」を研究。アートともいえる結晶の造形に法則性をみつけました。
芙二子(娘)→「アーティスト」として「霧」を扱う。
雪と霧。父娘で「水が姿を変えたもの」をライフワークにされているのが興味深いです。
エルメスでは展示のほか、折々霧が発生する時間がありました。
霧発生。
すぐに霧は広がり
目の前の人が
見えなくなりました。
霧発生が終わったあとの床。
霧はミストのようですごく気持ちよかったでした。
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展示は資料一点を撮るのではなくて空間を撮るのであれば撮影OKとのこと。
有名な「雪は天から送られた手紙である」という言葉が書かれた宇吉郎氏の掛け軸を中心に撮らせていただきました。
↓この画像はクリックすると拡大します。(はみ出ますので新しいタブで開く、を)。
宇吉郎氏は「雪は天から送られた手紙である」とご自身で書いた掛け軸をいくつも作られているようですが
エルメスで展示されていた掛け軸には「芙二子のために」と書かれています。
ご本人にとって宝物ですね!
グレーがかった文字や雪の結晶の絵がすごく渋くで素敵でした。
カメラは確かライカだったと思います。
雪の結晶写真のアルバムも。
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以前、お台場の未来館で開催された時のインスタレーションに関してはこちら。
【4.雪の結晶とアート】INDEXはこちら
雪の結晶INDEX(全般)はこちら
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