2018年のツバメ。場所E。少し早く成長しているヒナに遭遇
観察中のツバメは巣立ってからまとめてご紹介します。
今回は出先で一度限りの出会いのツバメについて。
5月16日。
とある駅前で降りたところ、低空するツバメが何羽も。
「近くに巣があるんだわ。どこだろ?」と歩いていてすぐにみつけました!
巣ではヒナの顔がぽこぽこ見えて、親がひっきりなしに餌を運んでいます。
私が定期観察中の巣ではまだヒナは孵化しているように見えないので
早いです。
(※肉眼でもよく見える巣ですが、親が警戒しないように離れて撮りました。
そのため、ズームでも不鮮明ではありますが、ご紹介します)
一番うれしかったのが、親ツバメがヒナのフンを処理しているのを見られたこと。
(以下、画像はクリックで拡大します)
ヒナの大きな口の中にくちばしをつっこんで
親がエサをあげています。
親はすぐに飛び立たちません。
視線の先にはヒナの肛門が(赤い矢印のところ)。
そして、白いものをくちばしでつまんで、肛門から引き出しました~。
アップで。
ヒナが「フンはお尻を巣のへりに向けて巣の外にするものだ」と覚えるために
親がヒナのフンを巣の外に落とすと聞いていたのです。
巣をフンで汚さない智慧を身に着けさせるということでしょうか。
偉いですね~。
目を閉じているヒナ。
目を開けました。
ぶさかわです。ヒナの右側にふさふさっとした羽が。
何の鳥の羽でしょう。
ヒナを包むクッションがわりに親鳥が拾って敷いたのでしょうか。
また、親が来たところをパチリ。
右端のヒナは親がいない方向に口を開けています。
まだ目が見えていないのでしょうか。
親はまたすぐ飛び立たずに、ヒナを見ています。
後ろ姿に親の本能・智慧・愛情を感じます。
親が運んできたのは虫ですね。
また、別の方向に口を開けているヒナがいます。
この時も親はエサをあげた後、ヒナの元にしばらくとどまっていました。
巣のそばのパイプに留まった親。こんな顔をしています。
ところで、巣が土じゃなくてカゴだと気づかれた方もいらっしゃるでしょう。
通りがかったおばさまが教えてくださいました。
前日にヒナが巣ごと下に落ちてしまったのだそうです。
そのためカゴを用意、その中に巣をまるごと入れて取り付けなおしたのだそうです。
親鳥は最初は人間が用意したカゴに入った巣にやってこなかったのだとか。
それでも鳴くヒナをほっておけず。しばらくしてエサを運んでくるようになったそうです。
カゴが針金でくくりつけられていたり、フンよけ&ヒナたちの転落よけに下に防御シートが張られていたり。
おばさまたちの心遣いが感じられます。
親鳥とニンゲンたちの愛情をたっぷり浴びてヒナたちは育っていくのですね。
ツバメINDEXはこちら
« 月面アルファベット。X、yだけではなくVとLも。 | トップページ | 根津美術館で雪月花を愉しみました(その1)花編 »
「 鳥見るシアワセ」カテゴリの記事
- 薬師池公園(町田市)は大名庭園のような風情(2024.05.25)
- 2024年春の里山ガーデン(その6)東入口の鯉のぼりと菜の花と四季の森公園。カワセミも!(No.11)(2024.04.29)
- 2024年の桃源郷と幸せのイソヒヨドリ(2024.03.26)
- オナガの子、かわいい~。オミジカでした♪(2020.07.19)
- ミチョペチョと鳴くウグイス。これがウグイスの谷渡り。(2020.07.18)
« 月面アルファベット。X、yだけではなくVとLも。 | トップページ | 根津美術館で雪月花を愉しみました(その1)花編 »
コメント