アメフト選手の会見で感じたこと。過ちを認める大切さ。
悪いことをしてはいけない。
でも、もっと大事なことは
もし悪いことをしてしまったら、過ちを犯してしまったら、
素直にそれを認めて謝罪すること。
過ちを一度だけで済ませられるか、
それともねつ造という新たな過ちを作りだしてしまうか。
そんなことを考えさせられた会見でした。
会見などに臨む時、
いかにごまかしてその場をしのごうかと思う人と、覚悟を持って真実を語ろうとする人ではこうも態度が違うのか
それを日大アメフト選手の会見に感じました。
「顔を出さない謝罪はないから」と、
自分の将来が台無しになることも承知で場に臨んだ彼。
監督やコーチからの指示で追い込まれたから自分も被害者と責任転嫁するのではなく、
実際におこなってしまった自分の非をちゃんと認めたこと。
なかなかできるものではありません。
やってはいけないことをしてしまったのは事実ではあるけれど、人としての「格」を感じました。
反則後、良心の呵責で泣いてしまう彼を
「やさしすぎる」と語ったといわれる首脳陣。
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一般論ですが、格の低い人間が格の高い人を自分たちのレベルに引きずりおろす。
手を汚させて、清廉さを失わせる
。
同じ穴のムジナになれば、反発されることもなくなる。
その人を支配下に置き、彼の周りの人もコントロールできるようにする。
そんなもくろみを意識的、無意識で持つことってあるんだろうなと思います。
このところずっと政治家、官僚。悪いことをする。それを認めず、嘘をついて謝らない。
というしらじらしく見苦しい大人たちの場面をいっぱいみてきたので、
覚悟を持って本当のことを語ろうとする人間が発する空気は
嘘をついてごまかそうとする人間が発する空気とこんなにも違うのか、
テレビの画面を通じてであっても、伝わる気迫が違うのかと感じました。
20歳そこそこの学生ですが、偉い身分の大人たちよりはるかに「上」だと感じました。
真実を語り、自分の非を認める、謝罪する。
それは本当に勇気が必要なこと。
傷つけてしまった選手がいて、加害者という事実は変わりませんが、
彼の前に道が開けることを願います。
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