紀尾井町ガーデンテラスに行ってきました(その4)番外編。ヒマラヤ杉ボックリの摩天楼
その4ではガーデンテラスエリアに隣接しているお濠の眺めです。
整備された遊歩道を進むと、
「赤坂御門の石垣と刻印」という案内板がありました。
目の前の石垣が1636年に築かれたと知ってびっくり!!
ほぼ400年前ですよね。
その後多くの大地震があったのに。
堅牢ぶりに感服。
石垣には福岡県藩主黒田家の家紋「裏銭紋」の刻印が多く見られると案内文に書かれています。
ハワイの古代人が描いたペトログリフのよう。
東京のどまんなかでのプリミティブな眺めにびっくりしていると、
さらにびっくりしたものが。
それはヒマラヤ杉のボックリ。
まるで摩天楼のように林立しているのです!!
(以下、画像はクリックで拡大します)
画面を引いてみますとこんな感じです。
上の方の枝はポツポツっとボックリがいますが、
たいてい、そんな風なつき方。
下の方の枝のぎっしり並ぶ光景は初めて見ました。
現場では気づかず、画像をチェックしていてわかったのですが、
右手前の松。
ここにもグリーンボックリがいますが、かなり大きいです。
ヒマラヤ杉のボックリと同じくらいに見えるので、10センチぐらいはあるでしょうか。
なんという松なのか気になります。
さて、ヒマラヤ杉のボックリをもう一度ご覧いただきましょう。
ズームで撮っているので不鮮明ではありますが、
興味深いことがわかります。
グリーンのボックリ。茶色いボックリ。茶色くて少し開いたボックリ。
3つが見えますよね。
ヒマラヤ杉のボックリは2年ぐらいをかけて成熟するそうなんです。
開いたボックリ→2017~2018の冬に落ちそびれたもの。
茶色いボックリ→2年目。今度の冬(2018~2019)に落ちるもの。
グリーンボックリ→1年目。その次の冬(2019~2020)に落ちるもの。
だと思います。
また、燭台のようなものは、このあいだの冬(2017~2018)にボックリが落ちたあとの芯部分でしょう。
この4つを一同に見るのは初めて。
この場所はボックリ摩天楼だけではなく、ヒマラヤ杉ボックリの歴史を見られる貴重な場所。
嬉しくなりました。
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私の観察では。
2015~2016年の冬はヒマラヤ杉のボックリ大豊作でした。
2016~2017年は大不作。
2017~2018年はそこそこ。
でした。
今後は
2018~2019年は少な目(茶色いボックリがあまりないので)
2019~2020年は大豊作(どのエリアでもグリーンボックリが大量なので)
と推測します。
紀尾井町ガーデンテラスシリーズは今回のその4で終わりです。
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