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2018年8月25日 (土)

キャノンさん。PowerShot SX50 HSを永久定番商品にお願いします!

2014年夏に買ったキャノンのPowerShot SX50 HS。
まる3年になりますが、毎日持ち歩いています。

「人生を変えたカメラ」と言ってはおおげさですが少なくとも
「ライフスタイルを変えたカメラ」と言って過言ではありません。

発端は、月を自分で撮りたかったこと。
ベランダで三脚置いて、というわけではなく、出先でも気軽に愉しみたい。
そこでPowerShot SX50 HSにしたのです。
一眼レフではなく、コンデジの延長ですが、なかなか優秀なんです。

感動ポイントを6つ挙げます。

(以下、画像はクリックで拡大します)

ズーム機能と驚異的な手ブレ防止機能で三脚要らず。
月のクレーターが簡単に写せます。野鳥撮影もできます。

少し鼻がとがったように見えるお月様や
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月の海が青く見える朝の月もパチリ。
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公園の遠くにいるノスリ(黒い矢印のところ)
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ズームすると。
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顔もバッチリ。

このズーム機能のおかげで。

ストローブマツの高い梢のぼっくりの形も
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高い柱の上の巣のツバメのヒナの顔も
見ることができます。
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月を撮る場合、高性能の一眼レフや三脚を使えばもっともっと鮮明な画像が撮れると思うのです。
でも毎日一眼レフと三脚を持ち歩くわけには行きません。

Aの選択。高性能で鮮明な画像が撮れるけど、そのシャッターチャンスが限られる。
Bの選択。Aよりは画質は落ちるけれど、シャッターチャンスが家以外でどこでもOK。

のBの選択にこのPowerShot SX50はぴったりなのです。
駅前広場での待ち合わせ。空を見上げたら月が。なんていう時にも
パッと鞄から取り出して撮ることができるのですから。

かろうじで毎日持ち歩ける大きさと重さ。

600gほど。600mlのペットボトル1本分ぐらいですね。

三脚に装着できます。

すると。皆既月食や星もOK。
(ただし、木星の縞々など、模様まで写すのは難しいです)

2018年1月31日の皆既月食。
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満月、冬の大三角、オリオン座の7つの星が見えています。
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このガイド線が目印になりますでしょうか。
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スマホではなくてPCの大きな画面で。
なおかつ、ディズプレイの輝度をあげるか、
部屋を暗くすると星の小さな点がおわかりいただけると思います。

マクロレンズがつけられる。

一眼レフではないのにマクロレンズが装着できるのはうれしいことです。

マクロレンズをつけて撮った雪の結晶。
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ストームグラスの結晶も
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マクロレンズを使うと。
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こんな風に細部が見られます。

ネモフィラも
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細部が撮れるのがうれしいです。

一眼レフ用のストラップがつけられる。

地味にうれしいです。
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私はユリシーズさんのレザーストラップ・クラシコを使っています。
金具を使っていないストラップ。
革好きにはミネルバボックスとプエブロの組み合わせもたまりません♪
色はオリーブです。

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どこに行く時にも持ち歩けるおかげで
いろんなものを撮ることができました。

5cmぐらいの長さのナナフシ。
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生まれてはじめて見て感動。興味を持ちました。

少し先に小さい鳥がいる~とズームで撮って、エナガを知りました。
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白と黒とピンクでかわいい~♥
上野のパンダのシャンシャン。小さい頃、毛がピンク色がかっていました。
まさにシャンシャンの配色。

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月に興味があるから撮りたい。
から始まったのですが、
いろんな鳥、植物。遠くのものでもズームで撮れちゃう。

撮れちゃったから、それがなんだか知りたくなる。

こうして、森羅万象へ興味の世界が広がりました。

最近では野球を撮ることも。
バックネット裏やスタンドから外野選手の顔も写せます。

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毎日の月観察を続けています。
ヒマラヤ杉、ジョロウグモの網、雪の結晶も観察継続。

ライフスタイルを変えたカメラです。
もちろん、一眼レフにかなわないこといっぱいあります。

でも、毎日一眼レフを持ち歩くことなんてできないので、
私にはPowerShot SX50 HSこそがぴったりなんです。

ところが、もう廃番なんですよね。

このあいだ、落としてしまってレンズに不具合。
修理してもらいました。

でもまた故障して、修理不可能になってしまったら、
どうしたらいいのでしょう。

後継機のPowerShot SX60 HSは今日現在まだ販売が続いていますが、
50よりも重くなってしまって日常持ち歩くのはきついです。

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PowerShot SX50 HSだからこその魅力がいっぱいあります。

一緒にでかけた先で私が簡単に月のクレーターを写すのを見て、「自分でも撮りたい!」とおっしゃる方がいっぱいいらっしゃいます。

キャノンさんがこのカメラを復活させて、永久定番にしてほしいです。

私がこのカメラのおかげで、興味を持つものが増えたように。
多くの人がこのカメラによって、森羅万象に興味を持つことでしょう。

地球上のいろんなものへ。宇宙へ。

興味を持つことから、フィールドが広がり、専門家になる人もいるかもしれませんし、
そうでなくても、興味を持ったことをきっかけに森羅万象への慈しみの気持ちが生まれたら、
1人1人が専門家にならなくても、この地球の何かを変えると思います。

少なくとも、1人でも多くの人が朝昼晩の月の美しさを気軽に愉しむようになるでしょう。
仕事が終わって外に出たら、月を探す。
「この間は半月だったのにもう明日は満月かー」と撮りながら
月の満ち欠けを意識することで、
慌ただしい時を流されるのではなく
自らリズムに乗って過ごせるかもしれません。

ぜひ、PowerShot SX50 HSを復活、永久定番にしてくださるといいな~と願います。

2018年8月23日 (木)

キーボードのキーの配置替え。人生一か月くらい得する気分

家でPCを入力する時ENTERのキーとBACK SPACEのキーの位置に不便を感じていました。
特に右手でマウスを持ち左手でキーを打つという作業の時。

選択は2つ。
1)マウスから右手を離し、右手で打つ。
2)左手を右手の上に交差させて、左手(人差し指)で打つ。

私はマウスから手を離すのが面倒で2)でおこなっています。
まるで♪猫ふんじゃったで、左手で右手よりも高い音のけん盤を弾く時みたいに。

それが地味に嫌でした。

左手を浮かさなければならない。
そして、背もたれにもたれて打っている時もこの時は少し前かがみにならなければならない。

そこで今日、キーを入れ替える方法があることを知り実行してみました。

KeySwapをダウンロードして

無変換⇔ENTERキに。
従来のバックスペースキーはそのままにしながら
CAPSLOCKもバックスペースに。

感動的です。

両手をパソコンの上につけて浮かせないまま入力ができるのです。
そしてもう一つ大事。
身を乗り出さずに背もたれにもたれたまま、同じ姿勢のまま打てることのなんと楽なことか!!!

とりあえず2つのキーだけにしたのは仕事場でのパソコンを使う時に家での配置の癖が出てもあまり影響がないだろうと思われるため。

右手がマウスを使っていない時は、従来のクセ通りにバックスペースキーは右手中指でやるのが便利。
右手がマウスを持っている時は、左手小指でCAPSLOCKキーを使えるので便利。
エンターはもともと無変換にするために使用してきたので、影響が少ないです。
無変換のために本来の無変換キーを使っているということになりますので。

この文章を打っている時も両手を浮かすことなくすべて打つことができました。

20180823key_2

↑右手小指の上にあるバックスペースキーやデリートキー。
どうしてこんな位置に追いやられているのでしょうね~。ナゾ。


それが大解決

(追記)
キーの配置を変更歴2時間ですが、本当に便利。
マウスを使わず、両手で文字を入力する時は
バックスペースキーを右手の中指、
エンターキーを右手の小指で入力できます。
が、エンターキーはブラインドタッチでできるものの、
バックスペースキーを打つ時は必ず、目をやります。
ブラインドタッチではできません。

そこでCAPSLOCKをバックスペースキーにしたのが活きていきます。
左手の小指でこのキーはブラインドタッチで打てますので。

両手をほぼ定位置から動かさず打てる。
能率がすごくあがります!

2018年8月18日 (土)

からすうりの開花(その6)閉じないはなびらにびっくり!

今年はつる性植物超繁殖年。
あの植物どうなっているかなとどこにいっても、
かならずその植物の背後からつる性植物が覆いはじめています。

どこにいっても、つるるるる。
つるるるる。

日本全体で取り組まないと大変なことになります。
毎日一人10分、つる性植物退治をしないと。
地球全体がつる性植物に征服されそう。

去年までまったくみかけなかったところにつる性植物。
だからこそ、今年、カラスウリも去年見なかった(目立たなくて私が気づけなかった)場所で異常繁殖しているのではないかと。

つる性植物は近日あらためて取り上げようと思いますが、
今日はカラスウリでびっくりしたことが。

雄株なのか、花がしぼんでも付け根が膨らまず、実のなる気配のないカラスウリをお昼頃、見に行ったのです。

夜咲いて、朝しぼむカラスウリ。
ところが、真昼なのに、花が閉じていないのです。

以下、画像はクリックで拡大します。

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花びらが内側に丸まず、ぴんと張っています。
糸が茎や葉にからまって閉じれないのかな~と思ったのですが。

こっちの花も。
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こっちの花も。
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糸がなにかに絡まっているようにはみえません。

ひなたで陽射しがたっぷり注がれているところです。
決して、暗くて「まだ朝になっていない」と花が誤解してしまう場所ではありません。

全体。
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今ひとつ、閉じていない花があちこちにあります。

このあいだはちゃんと閉じていたのに。
夏ばてでしょうか~。

それにしても、成長著しいです。高い植え込みの奥から覆いかぶさるように繁殖しているカラスウリ。
ぶら下がりながら、下へ下へとそのつるを伸ばしているのですが、
その先端が一週間前は地上1メートルぐらいの位置にありました。

ところが今日はもう地上に届いていました。

ほんとにほんとに今年、異常です~。

カラスウリの開花シリーズ
1(こどもの国) 2(仕事先) 3(家で) 4(つぼみから咲いてしぼむまで)
5(スイカのような実が) 6(閉じない花びら)
以降のカラスウリ記事はINDEXからお訪ねください。
花INDEXはこちら

2018年8月15日 (水)

からすうりの開花(その5)スイカのような実がなるまで

先日、美しい網をつくるジョロウグモ一族がいるエリアを歩きました。
するとここにもカラスウリが。

去年までまったく見ていなかったのに。

不思議です。今年になって私が散歩するエリアのあちこちでカラスウリが咲いているのが。

「2018年はツル性植物、超増殖年」をさらに実感します。

カラスウリの花(雌株)がしぼむと、その茎の下部が膨らんでいくのですね。
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そして、育って、
スイカのような模様の玉に。
20180811karasuuri2

そしてゆくゆくは赤い実となるのですね。

カラスウリの開花シリーズ
1(こどもの国) 2(仕事先) 3(家で) 4(つぼみから咲いてしぼむまで)
5(スイカのような実が) 6(閉じない花びら)

花INDEXはこちら

2018年8月14日 (火)

月の満ち欠け日記 2018年8月11日~9月9日

「綺麗だな~」と心に残る月に出会った時、
お訪ねいただけるとうれしいです。
ご覧になられたのと同じ月があるかもしれません。
別の空、同じ時間、同じ形の月が。

最近天候不良で月が見られずサミシイという時にも
ぜひお訪ねいただけたら。
(以下、画像はクリックで拡大します。
はみでたら新しいタブで開く、を)

※スマホではレイアウトが崩れる場合は
「PC版サイトを見る」モードで開いてくださいませ。
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8月14日(四日月)
今クール最初に逢った月はこの四日月。
左)18:21頃の西南西の空。薄雲越しの細い月です。
中左)アップで。月齢3、輝面率12%。
 四日月でこの細さ。
 私たちが通常三日月、と思っているのは
 六日月ぐらいの形なのですね。
中右)18:39頃の西(やや南寄り)の空の月。
 クレーターがはっきりわかります。
 空が青く写っていますが、月をアップにしたため。
 実際は水色にグレーを混ぜたような空です。
右)アップで。
 月を見る楽しみの一つは、38万キロほど離れた月の
 クレーターが簡単に見えてしまうこと。
 海や山や城が近くにあるわけではない私の生活。
 仕事が終わって、どこか大自然の中に寄ろう~と
 いうわけにはいきません。
 けれど、空に目とカメラを向ければ、地球の大自然
 よりもはるかに遠い月を間近に感じられるのです。
 不思議。
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左)19:09頃の西(やや南寄り)の空。
 地球照の月と金星(左端)
中)19:10頃の西(やや南寄り)の空の月。
 すっかり空は暗くなりました。
右)19:58頃の西の空。
 雲が出てきて、月がおぼろに。
 暑さで物憂い感じに見える月と、
 照明が灯りはじめた窓、窓と。
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8月15日(五日月)
左)15:17頃の南の空、少し高いところ(高度50)。
 雲間越しに細い月が見えました。
 月齢3.8、輝面率20%。
中)16:10頃の南南西の空の月。
 月齢3.9、輝面率20%。
右)日没直前18:27頃の南西(やや西寄り)の月。
 月齢4、輝面率21%。
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左)日没後18:44頃の西南西の空。
 雲の隙間から顔を出した月。
右)アップで。月の手前に雲がかかっています。
 月という漢字の発祥は
 夕方見える三日月型の月に雲がたなびいている
 様子を現しているという説もありますが、
 まさにそんな月でした。
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8月16日
左)18:36頃の南西の空。
 雲がやっと切れて月が顔を表しました。
右)アップで。月齢5、輝面率30%。
 輝面率25%前後の月は鼻の尖ったお月様に
 なることもあるのですが、
 尖っているかよくわからずです。
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8月17日(今日は旧暦7月7日七夕ですが、舟の形に寝そべる月は見られませんでした)
左)強風で雲が吹き飛ばされたのか、
 抜けるような青空。
 湿気も少なく秋めいた空気の一日。
 14:21頃の南東の空の月。
 月齢5.8、輝面率39%。
中左)18:34頃(日没直後)の南西(やや南寄り)の
 空の月。
中右)少しアップで。イチョウの梢の先の月。
 クリスマスツリーのてっぺんのお星さまのよう。
 左下には木星もピカリ。
右)アップで。月齢6、輝面率41%。
 輝面率が41%あるのに、心なしか中央が尖って
 鼻があるようにも見えます。
 (通常は輝面率が25%前後の時に見られます)
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18:39。夕焼けと月。
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8月18日(上弦)
左)17:28頃の南の空。薄雲越しの上弦の月。
 月齢6.9、輝面率51%。上弦の時刻が16時台
 だったのですでに1%分、満ちています。
中)18:21頃の南(やや西寄り)の空の月。
 月齢7、輝面率51%。
右)18:43頃の南西の空。濃い夕焼けが窓に映って
 綺麗でした。
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左)19:56頃の南西の空。月齢7、輝面率51%。
右)21:52頃の西南西の空の月。
 月齢7.1、輝面率は52%に。
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8月19日
左)日没間近18:22頃の南の空。雲間の月。
右)アップで。月齢8、輝面率61%。
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左)18:50頃の南(やや西寄り)の空。日没20分後。
 まだ蒼さが残る空に黄色い月が。
 月のまわりもツベルクリンの陽性反応のように
 淡い黄色が広がっていました。
中)アップで。月齢8、輝面率61%のまま。
右)欠け際中央には逆さオラフがくっきり。
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8月21~(22日)
左)21日18:32頃の南南東の空、
 雲をまとう月齢10、輝面率79%の月。
中)アップで。
右)19:35頃の南(やや東寄り)の空の月。
 月齢10、輝面率79%変わらず。
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8月22~(23日)
左)22日19:40頃の南南東の空。
 まわりの雲を照らす月&火赤い星(左下)。
中)アップで。月齢11、輝面率86%。
 月の出直後でもなく、空の比較的高いところにいる
 月なのに大きく見えました。
右)20:11頃の南(やや東寄り)の空の月。
 月齢11、輝面率86%変わらず。
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8月23~(24日)
左)23日17:48頃の南東(やや東寄り)の空。
 台風の影響で雲が速く流れる中で現れた月。
中)藍色のような濃い雲と青さの残る空と
 白い月が幻想的です。
右)アップで。月齢12、輝面率92%。
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8月24~25日 台風一過。
左)24日19:02頃、台風一過の強風が残る空に
 浮かぶ黄色い月と火星(右側)。
中左)少しアップで。なかなかカメラで
 写せないのですが、
月のまわりにオーラのような
 黄色が広がっていました。
中右)アップで。月齢13、輝面率96%。
右)21:24頃の南(やや東寄り)の空の月。
 月齢13.1、輝面率96%。
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8月25~26日(満月前日)
左)25日18:34頃の東南東の空。屋根から月が。
中)18:35。わずか1分で完全に姿を現しました。
 月齢14、輝面率99%。
右)月をアップにしたため空が黒く写っていますが、
 実際はこのくらいの蒼さが残る空です。
日没15分後です。
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左)20:14頃の南東の空。
 月に照らされた雲が白く輝いています。
 右側は赤い火星。
中左)アップで。月齢14.1、輝面率99%。
中右)22:48頃の南の空。月齢14.2、輝面率99%。
右)26日02:23頃の南西の空。
 月齢14.3、輝面率は満月には1%満たない99%。
 この画像ですと
 左斜め上を中心にまだ欠けが見られます。
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8月26~27日(26時20時56分が満月時刻)
左)26日19:11頃の東南東の空低く。
 屋根の上に満月が顔を出し始めました。
中左)19:20頃の東南東の空。
 屋根の上から完全に空に昇りました。
 黄色い月です。月齢15、輝面率100%。
中右)20:56頃の南東の空。ちょうど満月の時刻です。
 月齢15.1、輝面率100%。
右)22:41頃の南南東の空。
 月齢15.2、輝面率は100%ですが厳密には
 この画面の右斜め下を中心に
 少しずつ欠け始めています。
 満ちて満ちて望月になったと思えば、
 あとは一瞬で欠けていく一方。
 栄華のはかなさにたとえる気持ちがわかります。
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27日02:42頃の南西の空の月。
月齢15.3、輝面率100%。
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8月28~29日
左)28日22:15頃の南東(やや東寄り)の空。
 厚い雲の切れ間から
 つかのま顔をあらわした月。
 月齢17.1、輝面率96%。
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8月30~31日
左)30日22:55頃の東南東の空に
 薄雲を黄色く染める月が。
中左)アップで。月齢19.2、輝面率84%。
 コロンとしたレモンの形の月。
中右)31日05:00頃、日の出間近の朝焼けの空。
 南西の空に月が。
右)アップで。月齢19.4、輝面率83%。
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8月31~9月1日
左)1日04:35頃。夏至から2か月以上過ぎて
 日の出も遅くなりました。
 南西の空高くの月。
中左)アップで空が少し暗く写っています。
 まわりの雲が照らされています。
中右)さらにアップで。月齢20.4、輝面率74%。
右)南東の朝焼けの空にピカリとシリウスが。
 この画像には写っていませんが、その上には
 オリオン座のおもだった7つの星もはっきり。
 オリオン座が夜明けの空に見えると、
 「まだ暑いけれど季節は確実に進んでいるなあ」と
 実感します。
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今クールは天候不良などで9月1日の月が、見られた最後の月となりました。
印象的なのは夜明けの空の月とともに眺めたオリオンでしょうか。
目立つ7つの星が夜明けの南東の空に昇っていて、
冬ももうすぐだなあと思いました。
9月1日の月は空の高いところに輝いていたのも印象的でした。
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※月齢、輝面率はステラナビゲータ10で調べたものを記しています。
※月齢は正午月齢ではなく、撮影時刻のものです。

月の満ち欠け日記INDEXはこちら

2018年8月12日 (日)

2018年のツバメ。場所A(第二期その4)8月6~11日巣立ち

第二期(その3)の続きです。

【8月6日】
まだ2羽います。
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身体はさらにフクフクむくむく。
暑い季節でエサになるフレッシュな虫もいるのかな~と心配でしたが、
よくここまで無事育ったものです。
20180806t3
胸の白い毛がまぶしいです。
ついこのあいだまで中央に黒い筋が見えていたのに。
くりくりとした目も黒いビーズのよう。

【8月7日】
私の推定では孵化して21日目です。
ツバメの巣立ちは孵化後およそ21日目。

でもまだ2羽いました。
兄弟の2羽(姉妹や兄妹や姉弟かもしれませんが)。
こんなにくっついているのに、もうすぐ別の空を飛ぶようになるのですね。
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近く(定位置)にいる親。
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親が飛び立ったら、エサをもらえると思ったのか、口を開けたヒナ。
ついこのあいだは顔よりも、開いた口の方が大きかったのに、
頭も大きくなって、口が小さく見えます。
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【8月8日】
今日も仲良くくっついていました。
台風だから無理して飛び立たない方がいいですよ~。
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【8月9日】

相変わらず、2羽いました。
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今日も台風一過の強風だから、飛び立たない方がいいですよ~。

もぞもぞ。
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ヘリに平気で立っているのも
もういつでも飛べるという自信があるからかしら。

台風の眼のような肛門。
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目が墨入れ前のダルマになっています~。
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そばで見守っている親ツバメ。
ピンポン玉ぐらいの大きさしかない頭。
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でも、アップで見ると。
猛禽類顔負けのきりりとした顔立ち。

【8月10日】
まだ2羽いました。

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頭の「フワフワ毛」はもう無いようです。
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親から口移しでエサをもらうのはこれが最後かしら。
ほとんど親と同じサイズの身体に。
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左のヒナは巣からはみ出て、一瞬ホバリング状態のよう。

【8月11日】

朝は巣に2羽いました。
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目鼻立ちもしっかり整うと
カワウソにも似ているような。
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いつもの看板の上で見守る親。
よく育てあげましたねー。
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ヒナたちはキュイキュイ鳴いています。
親がまるでお手本を示すようにそばを旋回して飛び立ったら、
親が飛んだ方向を眺めているヒナ。
Img_9630
「僕たちもあんな風に飛べるのかな~」
「できるかな~」なんて会話しているのでしょうか。

↑これが目撃した最後の姿となりました。

お昼過ぎ、巣を見上げると。誰もいない!

こっちから見ても姿なし。
Img_9683

こっちから見ても姿なし。
Img_9686
看板に親の姿もなし。

2羽、無事に巣立ったのですね。

孵化の日は推定でしかないのですが、
7月18日頃孵化として、25日かかりました。

平均21日前後なので、日数がかかっています。

それは暑い季節でエサ不足だったから(?)。
最初4羽だったのが最終的には2羽。
それでも無事育ってほっとしました。

さみしいけれど。
来年また、この場所に戻ってきたらうれしいです。

同じ敷地に兄夫婦、弟夫婦というように家を建てていくように
毎年このAの場所で、この一族が巣を作ってくれたらいいな~と思います。

2018年ツバメ【場所A】第二期 1 2 3 4
ツバメINDEXはこちら

2018年8月11日 (土)

2018年のツバメ。場所A(第二期その3)7月29日~8月5日。2羽に減りました。

第二期(その2)の続きです。

【7月29日】

2羽になっていました。
巣立ったということは考えられないのでアクシデントでしょうか。
昨日生きていた命が今日いない。
自然の過酷さ。だからこそ小さな命の尊さを感じます。
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【7月31日】猛暑の中でウトウト。

くらくらする暑さの昼間、見にいったら。
さらに大きくなっている印象が。
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まだお茶の水博士のようなモフモフ産毛がありますが、頭の中央は真黒の毛並。
うとうと。
頭が下がっていきます。
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電車の中で舟を漕いでいる人みたいに、
あまりに頭が下がると
がばっと起きます。
20180731tsubame3

また、頭が下がっていきます。
20180731tsubame4

そして、がバッと起きます。
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別の角度から。

左のヒナ。目がとろん。
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巣から落ちそうで心配。
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それでも、親がエサを持ってきたら必死に口を開きます。
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親が去った時のこの表情↓ ちょっとかなしそう。
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頭頂が黒いヘアスタイルをアップで。
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【8月1日】
2羽健在。
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寝顔がかわいい。
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目はここにあります。
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閉じた目のところが白っぽくみえて
まるでツバメダルマ。
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2羽の後ろに目をやる親ツバメ。
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弱っている3羽めがいるとか、ではないと思うのですが。
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りりしい親ツバメ。
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ヒナのV字バランス!
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【8月3日】
2羽健在。ムクムクです。
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右のヒナ。
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左のヒナ。
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【8月4日】
なんということでしょう。
1羽が巣の下につくられた箱の中にいました。

巣立とうとして落ちたのでしょうか。
見守っている方が助けて箱に入れてあげたのでしょうか。

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まだ、背中にも「フワフワ毛」があります。

鳴いていました。心細そうです。
箱のヘリで翼をバタバタさせていました。
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↑まだ頭の両脇に残る「ふわふわ毛」が照明を受けて光っています。

このヒナは何度も何度も羽を広げてバタバタ。
無事、巣に戻れるといいです。

一方、巣では。
どんどんフクフク育っている1羽が。
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足のアップ。
ボーダーになっているのですね。
20180804t1shortshort

くつろぎながら、V字バランス。
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1羽だけになったお部屋で悠々モードでしょうか。

【8月5日】
巣に2羽いました。

箱に落ちた?ヒナが戻ったようです。

毛並のようすから巣立ちまではもうちょっとあるはずと思っていたので
少しほっとしました。
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向かって左側のヒナ。
まだ背中に「フワフワ毛」が残っていますね。
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2018年ツバメ【場所A】第二期 1 2 3 4
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2018年のツバメ。場所A(第二期その2)ヒナ発見から7月27日まで

第二期(その1)の続きです。

(以下、クリックで拡大します)

【7月23日】孵化6日後頃と推測。

3羽ヒナ発見!!
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アップで。
20180723tsubame4
ブサカワです。
けっして「愛くるしい」、ではなく「ブサ」。
キュン

頭にフワフワ毛。
目はまだ開いていないようです。
ふくらんだ目元は金魚の出目金のよう。

ちょっとエイリアンちっくでもあります。
耳の穴、鼻の穴も見えますね。
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真横からみると新幹線のような横顔。
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親は頻繁に餌を運んでくる、という感じではありません。
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巣に来ては巣の中で頻繁にくちばしを動かしています。
巣の掃除かしら。

【7月24日】

相変わらずのブサカワエイリアン顔が可愛いです。
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右のヒナがもぞもぞ。お尻を外に向けました。
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食事中の方、すみません。
フンがニュルッと出てきました。
「フンは巣の外にするもの」というしつけが身についているのですね~。
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フンの出だしはツヤツヤの白。そのあと緑がかったこげ茶色。

無事、巣の外へぽとん。
20180724tsubame1_3

(フンの参考画像)
↓別エリアのヒナがフンしたところ。
このフンも出だしが白ツヤ、そのあとこげ茶色ですね。
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【7月25日】4羽発見!

ピンボケですが大きな虫をほおばっています。
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満足そう。
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↑飲み込めず、まだくちばしから大きくはみ出ています。

4羽いますね。(左下に少しだけくちばしが見えています)
ヒナたちは目が見えていないのか、親が後ろにいることに気づかないのか
前方に向けて競うように口を開けます。
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目がうっすら開いているヒナも。
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耳がはっきりわかりますね。

あいかわらずブサカワ
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顔や首より幅広いくちばし。
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この画像では、左端、右端のヒナが活発に首を伸ばしています。
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右端のヒナ、目もパッチリ。
Img_8257

それぞれのヒナの様子を推し量っているのでしょうか。
親ツバメのまなざしに愛情を感じます。
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【7月26日】
ヒナが3羽しか見当たりません。
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目は黒いビーズのようにパッチリ。
喉にも毛が生え始めています。
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【7月27日】
完全に3羽になってしまったようです。
自然の掟は過酷ですね。
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上あごの真ん中はくぼみになっているのでしょうか。

20180727tsubame4

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必死っぷりがほほえましいです。
胸のあたりはシジュウカラのよう。黒い筋がありますね。

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頭にフワッフワ。

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一時期流行ったヤマンバみたい。

2018年ツバメ【場所A】第二期 1 2 3 4
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2018年のツバメ。場所A(第二期その1)7月になってからの子育て

ツバメ。巣立ったあとにもう一度巣作りを始めることがあります。

6月22日に巣立っているのを確認した場所A。

6月28日、再びツバメが来ていました。

「今から2度目の出産を考えているのかしら。
ただでさえ遅いスタート。しかも今年は特にもう真夏の暑さだというのに・・・」
心配になりながら、観察を続行しました。

そして8月11日(土)今日、無事に巣立ちました。
私が観察してからもっとも遅い巣立ちです。
例年より涼しいならともかく、例年より暑いこの時期になぜもう一回産むことを考えたのでしょう。

でも、無事みんな飛び立ててよかったでした。

4回に分けて、観察レポをお送りします。

場所→A(第二期)
巣の設置場所→柱の上(第一期の巣と同じ)
産卵→7/6前後(推測)
孵化→7/18頃(推測)
巣立ち日→8/11

(以下、画像はクリックで拡大します)

【6月28日】
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巣にツバメ発見。

【6月30日】
出た~。ツバメのV字バランス!
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こんな顔立ちです。黒い背中のところどころに白い毛があるツバメですね。
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【7月1日】
巣のヘリに1羽。奥さんでしょうか。
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そばの看板の上に1羽。だんなさんでしょうか。
20180701_2

【7月2日】
巣に1羽。
20180702_1_2

前日同様、看板の上に1羽。
20180702_2_2

【7月6日】巣立ちから逆算するとこのあたりで産卵でしょうか
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3日からずっとこの位置にいます。

【7月9日】
20180709
相変わらず、この位置にいます。
といっても24時間観察できているわけではないので、
私が見た時間たまたま、かもしれませんが。

【7月10日】
そばの看板の上。
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アップで。
20180710_2
きりりとした顔をしています。

【7月11日】
まるでお風呂に入っているよう。
すっぽり巣の中。顔だけ見えます。
20180711

【7月13日】
いつもの看板の上の一羽。
20180713tsubame3

巣にはもう一羽見えず。どこかに行っているのか、巣の中で身をかがめていて下から見えないだけか不明。

【7月14日】
すっぽり巣の中。
20180714tsubame

【7月16日】
一羽はいつもの看板の上に。
20180716tsubame1

もう一羽は巣のヘリに。

※今(8/11)ではこの中に卵があったことがわかっているのですが、
観察当時は、巣の中に卵があるのか、ただ2羽が休んでいるだけか
まったくわかりませんでした。

20180716tsubame2

【7月17日】
また、すっぽり巣の中に。
20180717tsubame

【7月18日】
巣のヘリに立って、中を覗いています。
20180718tsubame1

巣の中を掃除しているのしょうか。くちばしで何かをつまんでいます。
20180718tsubame2

このあと7月19日、20日は巣にもそばの看板にもツバメはいませんでした。

そのため、暑さで卵が育たず、あきらめて飛び立ったと思っていたんです。
ところが。

【7月23日】
ヒナを発見しました。
こんなに遅い季節に、暑い季節にヒナを見るのは初めて!
20180723tsubame3
ツバメちゃんたちおめでとう!

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2018年8月 6日 (月)

カラスウリの開花(その4)つぼみから咲いてしぼむまで

夜に咲いて翌朝しぼむカラスウリの白い花。

身近にないために観察が難しいと思っていたのですが、ものすごく近所にあることがわかりました。

おかげでいろんな時間帯での花の様子を観察できました。

以下は今まで撮った画像の中から
つぼみが膨らんで咲いてしぼむまでをご紹介します。

同じ花を追ったものではありません。
咲いている状況から、この順かな~と私が並べてみたものです。
(以下、画像はクリックで拡大します)

つぼみ。
20180730karasuuri6

少しスイカのよう。
Tsubomi1

夕方。日没直前。
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ほころびはじめて広がる花びらの内側にモシャモシャ糸がぎっしりしているのが見えます。

夕方。ちょうど日没4分後。(咲く時間はまちまちですでにしっかり花びらが開いているものもありました)
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花びらが開くと白い糸が飛び出すのですね。
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均等に広がり始めている花。
Img_9360

開き切ったところ。
モシャモシャがずっと花びらの中に折りたたまれていたので、
折りたたまれ皺といいますか、寝癖といいますか、
癖がついています。
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五弁の花びらもモシャモシャも綺麗にひろがっています。
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朝5時30分頃。
花びらが内側に丸まりはじめて、モシャモシャがつられるように収納されはじめています。
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朝、8時前。モシャモシャをゲンコツで握ったみたい。
五弁の花びらすべてが内側に丸まり、モシャモシャを収納しました。
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これで一夜限りの幻想的な花のからくりがわかりました。

カラスウリの開花シリーズ 1(こどもの国) 2(仕事先) 3(家で) 4(つぼみから咲いてしぼむまで)
花INDEXはこちら

2018年8月 5日 (日)

セミの羽化、自力で発見

まるで小学生の夏休み自由研究、のようなブログが続きます。
こどもの国のイベントでセミの羽化を観察。
その復習編として、自宅から歩いて1分ぐらいの公園でセミの羽化自力探しをしてみました。
(以下、画像はクリックで拡大します)
虫が苦手な方はすっとばしてくださいね。
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夜になってもセミが鳴いているなか、公園に行きました。
毎年、地面にたくさん穴が開いていて、葉に抜け殻がついている場所をじっくり探すと。

やった~。見つけられました。
公園にある照明だけで撮りました。

半透明のように見える、淡いペパーミントグリーンの羽が綺麗です。

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このセミ、人間の顔っぽくないですか。
目の真ん中が白いのと、眉毛があるように見えるからかもしれません。

天地をひっくり返すと。
Img_9069shortfece

やっぱり、眉と目と鼻に見える~。

めっちゃコミックのCMのめちゃ犬にも似ているような~。

この一週間、時間があれば公園で羽化チェックをしたのですが、
見られたのはこの一匹だけ。

朝から夜中までセミが鳴いているのに。
あ、いた!と思うと、背中が割れた抜け殻ばかり。

ですので、以下は印象的だった抜け殻をアップします。

命綱が伸びています。
20180802nukegara2

花にぶらさがるなんて、メルヘンなセミ
20180802nukegara1short

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ところで、アニメ「時をかける少女」細田守監督、にも一瞬ですがセミの羽化がでてくるのですよ。
後半。
「川が地面を流れているのを初めて見た」という言葉が語られるシーンです。

お手元にアニメ「時かけ」がある方はぜひチェックしてみてください。
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(2018.8.7追記)
セミの羽化を近所の公園で探しました。
19時頃、木をの幹を動くものが!
Img_9414
このあと黄色の方向へ。

セミの幼虫を羽化する場所探しをしている場面から見るのは初めて。
観察しようと立ち止まっていると、セミはゆっくりですが登っていきます。
前脚をつるはしのように木の肌に刺して。
Img_9424

立ち止まることなく、どんどん登ります。
木の節があるところではのけぞって落ちそうになりながら。
その高さは地上2メートルをゆうに超えました。

どこまで登るのでしょう。
その姿はまるでロッククライミングをする孤高のアスリート。

地上を出て地上30センチほどの手すりのロープで羽化するセミもいるのに、
地上40センチほどの山吹の葉につかまって羽化するセミもいるのに。

どこを目指してこんなに登るのか。
Img_9429
下の黄色い丸から上の黄色い丸まで移動中。
結局、3メートルぐらい登ってしまい、これ以上は追いきれないとあきらめました。

セミの羽化シリーズはとりあえずこれで終了です。

セミの羽化シリーズ 1(こどもの国セミA)  2(こどもの国セミB~F) 3(自力で発見)
虫INDEXはこちら

2018年8月 4日 (土)

カラスウリの開花(その3)家で咲くかしら

その2)の続きです。

まさか、毎日私がカラスウリの脇を通っていたなんて。

ツボミをいただいて帰りました。

切花になっても咲くかしら。

活けて外出。
夜帰宅すると。

その一つが咲いていました!!!
(以下、画像はクリックで拡大します)
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ほんとうは、帰宅するまで待っていてほしかった。
花びらが開いていく過程を見たかったでしたが。

少し花びらが下にだらーんとしています。

20180731karasuuri2shortbig

中央のアップ。
20180731karasuuri2shortshort

花びら、結構モケモケしています。

花びらから伸びるモシャモシャのつけね。
20180731karasuuri3

もしゃもしゃの先端。
20180731karasuuri4

カラスウリの花に顔を近づけでも特に香りは感じられませんでした。

日付変わって8月1日00:42頃。
だらんと垂れていた白い花びらが少し起きあがっています。
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00:43頃。フレンチのデザートなどにあるシュクルフィレ(糸飴)のよう。
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下から見上げると。
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このあとどう花びらを閉じていくのでしょうか。

朝5:25頃。
20180801_0525karasuuri

花びらが内側にくるくるっと巻いていく時にモシャモシャも巻き込んでいくのですね。

11:11頃。
すべての花びらが内側に閉じて、モシャモシャを収納しました(はみ出ているものもあるけれど)
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咲いていないツボミのアップ。
Tsubomi1

左上に白い糸のようなものがあります。
Tsubomi2yajirushi
花びらの内側から洩れたモシャモシャかしら。

このツボミは8月2日夜に咲くかしらと思ったのですが咲かず。
そのまましおれてしまいました。

まだまだカラスウリシリーズは続きます。

まるで小学生の夏の自由研究のようなブログになりました。

いつか自分でもカラスウリを栽培して
月相と開花の因果関係についてデータをとりたいです。

カラスウリの開花シリーズ 1(こどもの国) 2(仕事先) 3(家で) 4(つぼみから咲いてしぼむまで)
花INDEXはこちら

2018年8月 3日 (金)

カラスウリの開花(その2)仕事先

こどもの国のイベントで、念願のカラスウリの開花が見られました。
(詳細はこちら

冬に赤い実が目立つので、カラスウリが咲いている場所はあちこち把握してはいるのです。
それなのに、なぜ、今まで開花を見ることができなかったか。

それはチェックしている場所が畑のあぜ道だったり、
歩道のないけれど交通量の多い道路の脇だったり。

夜、観察しに行くには向かない場所ばかりだったからです。

29日の夜、こどもの国でカラスウリの開花を見た翌朝。
仕事先に向かいながら歩いていました。
「カラスウリ、もうしぼんでいるのかな~」と想像しながら。

ルーティンで通る場所です。
ソメイヨシノや椿などに今年になってからテイカカズラやヤブガラシが覆いかぶさって
ワイルドな眺めになっている場所を通った時、
私の視界に白いものが。

「え! まさか」
5歩戻って確認すると。

閉じた白い花びら。まんなかにモシャモシャ。
カ、カ、カラスウリだ!
20180730karasuuri1

「幸せの青い鳥は身近にいる!」のように
幸せの(かどうかはわかりませんが)カラスウリは私が仕事先に向かう道にあったのです。

夜は通らない道なので、白い花の開花には気づけないにしても、
去年の冬、赤い実がなっていたらカラスウリがなっていることに気づいたはずです。
----------------------------------------------------
今年はつる性植物が異常に繁殖しています。
考えられるのは2つ。
1)
去年までは奥の方に咲いていて見えなかった。
今年の異常繁殖で通りの表側に葉が進出してきたため、花に気づけた。

2)
ここに咲いているのが雄株で赤い実がならないため、私が気づけなかった。
(赤い実がなるのは雌株だけのようです)

いずれにしても、私が
「今度、こどもの国でカラスウリの開花が見られるわあ。
晴れるといいなあ。」
など思いながら歩いているすぐ脇に、いたのです。
私のつぶやきが聞いて、
「僕たち、ここにいるんだけど」って葉を揺らしていたのかもしれません。

レースのようなクモの糸のようなものを閉じ込めきれていない花もありました。
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内側にくるまった花びら。その中にモシャモシャ。
まるでアルファルファをゲンコツで握ったみたい。
--------------------------------------------
お昼頃、あらためてカラスウリの観察をしました。

ツボミもありました。
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全体では。つぼみがあるものの昨夜咲いて閉じたであろう花がいっぱい。
やはり、満月前後の開花が多い、のかもしれません。
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昼間になっても、これ以上はすぼまることはなさそうです。
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ツボミ。
20180730karasuuri6

カラスウリシリーズはまだまだ続きます。
ツボミを少しいただき、家に持って帰りました。

果たして咲くでしょうか。

カラスウリの開花シリーズ 1(こどもの国) 2(仕事先) 3(家で) 4(つぼみから咲いてしぼむまで)
花INDEXはこちら

カラスウリの開花(その1)こどもの国で

こどもの国での夜間イベント「セミの羽化とカラスウリの花かんさつ会」に参加しました。
今回はカラスウリの開花を。(以下、画像はクリックで拡大します)

カラスウリは秋~冬に赤い実をつけるつる性植物です。
Img_7392short

以前、12月に常緑樹にカラスウリの赤い実がぐるりとからまっているのを見た時、
まるでクリスマスのオーナメントのよう! と思いました。

そのカラスウリ。開花は7~9月、夜に開花して翌朝にしぼむのです。
一夜限りの花。

まだ見たことなくて、その花を見たかったのです。

「セミの羽化とカラスウリの花かんさつ会」で
見事! 見ることができました。

白い五弁の花、だけなら普通なのですが、
そのまわりに白いモシャモシャ。
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白いモシャモシャはレースのよう、と表現されることが多いのですが、
私は歌舞伎などで使うクモの糸のように感じます。
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↑花の左側はツボミでしょう。スイカ柄のようなシマシマが。

モシャモシャは花びらからこんな風に伸びています。
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カラスウリは満月前後に咲くとも言われています。
(私自身はまだきちんとデータを取れていません)

この日は満月の翌日(十六夜)でした。
そのせいでしょうか、たくさん花が咲いていました。
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ツボミもいっぱいあったので、満月前後じゃないと咲かないというわけではないように思います。

花を横から見たところ。
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懐中電灯の明かりに浮かび上がる白さ。
幻想的でした。
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なりはじめた実。
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7月29日20:36頃の月。
こどもの国の森が開けたところで。
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アップで。右上が欠け始めている十六夜の月です。
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こどもの国「セミの羽化とカラスウリの花のかんさつ会」シリーズ 1 2 3
カラスウリの開花シリーズ 1(こどもの国) 2(仕事先) 3(家で) 4(つぼみから咲いてしぼむまで)
花INDEXはこちら

2018年8月 2日 (木)

セミの羽化(その2)ミンミンゼミやツクツクボウシの羽化の様子&ナナフシモドキ

こどもの国観察会(その1)、セミの羽化(その1)の続きです。

セミの羽化はあちこちで見られました。
ガイドの先生や、参加者の方達が真っ暗な草むらのあちこちに懐中電灯を向けて発見してくださいます。

セミB
抜け殻の少し下にいました。
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羽は少し開いています。
180729_1901semiuka2
4つの脚で葉にぶらさがる様子がいじらしい。

アブラムシのようなものが身体にくっついているけれど、
払うすべがなく、じっと我慢なのでしょうか。
180729_1901semiuka3
くすぐったくないのかしら。

セミC

カツラの木の高いところ(地上から2メートルくらい)のところで
これから羽化するセミ。
葉の裏側にも抜け殻?がついているのがわかりますね。
180729_1944katsura2short

抜け殻か、そうでないかは目があるかで判断するのだとか。
目があるから、これは抜け殻ではありません。
180729_1944katsura2shortshort

セミD

羽化を始めたら、決してさわってはいけない、
セミがいる枝や葉を揺らしてはならない、のだそうです。
なぜなら少しの衝撃で死に至ったり、形が変わってしまうかもしれないから。

イベントの参加者が発見したこのセミ。
葉に押されて、向かって左側の羽がたわんでいるのがわかりますでしょうか。
180729_1947semid1

懐中電灯で照らされた写真を。
羽化したてのセミのやわらかさ、もろさを感じました。
180729_1947semid2short

横から。
翡翠かファイヤーキングのような、緑色にミルク色を混ぜたような色合いの羽が美しいです。
180729_1948semid3
抜け殻にしっかりつかまっていますね。

1分後。羽が葉から離れました。
180729_1949semid4
たわんだダメージがないようでほっとしました。
足も白っぽいですね。

朝には茶色いセミになってしまうのが不思議。

別角度からもう1枚。
目がクリックリ。
180729_1949semid5short

セミE
ツクツクボウシだそうです。
Img_8773

透けている羽。
Img_8779short
羽のつけねの少し濃い緑色が美しいです。

セミF
まだ広がっていない羽が翡翠色。
Img_8786short

セミは親の顔を知らず、誰にも教わらず、
1人、いや一匹で地上に出るのですよね。
そして自分で羽化する場所を決める。

同じ葉や近くの葉で連れションならぬ、連れ羽化もあるかもしれないけれど、
たいていはほかのセミの羽化が見えないところで一匹で静かに行う。

偉いなあ~。生命の神秘を感じる夜でした。

◆おまけ◆
虫が元来苦手な私ですが、ナナフシモドキは逢いたくてたまらない虫です。
(過去記事ではこちらこちらに)

こどもの国で逢えたらいいなあ、でも人生まだ2回しか遭遇したことないくらいだし。
ムリだろうなあ。と思っていたら、
逢えました!!!!
Img_8722
大人ですね。体長15センチはあるでしょう。
頭からアンテナのように伸びた2本のツンツンが可愛いです。

こどもの国「セミの羽化とカラスウリの花のかんさつ会」シリーズ 1 2 3
セミの羽化シリーズ 1(こどもの国セミA)  2(こどもの国セミB~F) 3(自力で発見)
虫INDEXはこちら

2018年8月 1日 (水)

セミの羽化を初めてみました(その1)美しい翡翠かオパールのような色合いにうっとり

先日、ずっと見たかったものが2つ見られました。
一つはセミの羽化。羽化したての蝉は翡翠かオパールかのような色が美しく神秘的でした。

もう一つは白いカラスウリの花の開花。
夜だけ咲く花。
満月前後に多く開花すると言われています。
前日が満月。そのせいかわかりませんがたくさん見られました。

いずれも「こどもの国」が閉園後に開催している特別イベントに申し込んで参加できたのです♪ 
電話予約時間直後から殺到でなかなかつながらない申込み。

一緒に行く方が見事電話がつながって、予約でき、私も行くことができたのでした♪

以下、3回に分けてセミ、カラスウリをご紹介します。
虫が嫌いでなければどうぞご覧くださいませ。
(画像はクリックで拡大します)

その1では可愛い男の子2人とパパママで参加され、そのママさんがイベント開始前に発見したセミの羽化を。
私にとって生まれて初めて見たセミの羽化です。
便宜上セミAとします。

18:22 
日没前。まだ明るいです。背中のあたりに緑色のものが見えています。
180729_1822semiuka1short

18:27
みるみる背中が割れていきます。
180729_1827semiuka2short

18:28
ワンピースのファスナーを降ろすよう。
180729_1828semiuka3short

18:34
上半身が現れました。目もクリクリ。
ターコイズブルーのような緑青のような翡翠のような色。
180729_1834semiuka4short

18:37
茶色い殻の中にこんなに美しい色のものが潜んでいたなんて不思議。
180729_1837semiuka5short

18:38
別角度から。半透明に見えます。
180729_1838semiuka6

18:39
目の上の2枚の花びらのようなものがおそらく羽なのでしょう。
180729_1839semiuka7short

18:40
足もでてきました。
180729_1840semiuka8short

18:46
抜け殻とターコイズブルーのセミの身体の間に糸のようなものが。
これは命綱の役目なのですね。
180729_1846semiuka10short

殻から透けて胴体が見えています(矢印のところ)。
180729_1846semiuka10shortshort

18:51
かなり体が出ています。
180729_1851semiuka11short

このあとの経過は・・・トイレに行って見逃してしまいました。

イベント終了後の20:45

私の羽化観察デビューのセミがどうなっているかを確かめに行くと。
すっかり羽化した羽が
懐中電灯のライトに浮かび上がります。
身体全体がオパール、翡翠、メノウ。ファイヤーキングのような色合い。
羽もなんと繊細なデザインで美しいことか。
180729_2045semiuka14short

古来、人間が描く妖精の羽のビジュアルは
セミの羽からインスパイアされたのかもしれませんね。
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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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