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2018年9月30日 (日)

中秋の名月を愉しみました

9月24日、雲がありましたが、中秋の名月を愉しめました。

18:35頃の月です。
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アップで。
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旧暦8月15日、十五夜の月です。
東南東の空低く、淡い黄色に輝いていました。

満月の時刻は25日の午前中だったので輝面率はまだ99%。

↑の月をよくみると、右側の縁がのっぺりしているのに対し、
左側にクレーターのゴツゴツが見えますね。
欠けがある証拠です。

左上の欠け部分をアップで。
180924_1835ese_146th_99_127ashortsh

日付変わって25日00:54頃の月。
輝面率は100%。(厳密にはまだ99%台ですが)
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残念ですがこの後は雲に隠れてしまいました。

ちょっと物足りなくて、お花屋さんで買いました。
満月のように丸い菊。

後ろは中川政七商店の月の満ち欠けタペストリーです。

Kiku

この菊、モチがすごくよくて、今日9月30日でも元気にまんまるしています。

2018年9月16日 (日)

フェイラーのワールドトリップシリーズ(その1)ロシアをモチーフにしたタオルが最高!

昨年、ロシア語勉強仲間の友人から雪の結晶がモチーフのグレイッシュなタオルをいただきました。

渋く落ち着いた色調がとても素敵。
それがフェイラーのタオルだと知ってびっくりしました。
フェイラーは黒地で赤、紫などカラフルな色の花柄があしらわれている、というイメージだったので。
(詳細はこちらに)
同じく雪の結晶好きの姉にすぐフェイラーのこのタオルのことを教えてあげると、姉も感激してすぐゲット。

そして、今度は姉がフェイラーをチェックしてみつけた、というタオルをくれました。

ワールドトリップシリーズの「ロシア」だそうです。
(以下、画像はクリックで拡大します)
Feiler1_russia

かわいい~~~~~。

フェイラー社のカタログでは

モスクワの広場を観光したあと、
世界最古のバイカル湖でアザラシを発見!
ボルシチとピロシキで温まったら、
可愛いマトリョーシカのお土産を買って大満足。
広大な自然と神秘の文化を感じるロシアの旅。
好奇心をくすぐる見どころ満載のモチーフで、
自由に旅する楽しい気分を味わって。


と書かれています。

私自身で柄を辿ってみました。

カタログに書いてあるものは無印。
*があるのは私が勝手にモチーフを推測したものです。

全体の色調は冬の国のイメージで、青空と氷や雪の白なのかしら~
なんて思いました。
Feiler1_russia_name

不明な柄は、
私が「*シベリアンハスキー」と記した上部の赤い乗り物。
「バイカル湖」と記したところに伸びる
白と赤のものです。
(この2つが判明しました。追記として一番下に)

ピンク色の建物は
カタログに「モスクワの広場」と書いてあるので、
ワシリー寺院で間違いないでしょう。
Feiler2_russia
このネギ坊主の建物、血が騒ぐぐらい好きです。

マトリョーシカ、繊細な絵ではないけれど、感じがよく出ていますね。
Feiler3_russia

ラッコかなと思う、上を向いたアザラシもかわいいです。
Feiler4_russia

ボルシチの赤も綺麗に発色していますね。
上はシベリアンハスキーに間違いないと思うのですが。
Feiler5_russia

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私はロシアが心のふるさと。
姉はアメリカが心のふるさと。
なので自分用に同シリーズから
アメリカを買った、ということで見せてもらいました。

こちらもポップでかわいいです。

カタログ文。

自由の女神に挨拶をして、
タイムズスクエアを満喫しながら、
大きなハンバーガーをがぶり!

ナイアガラの滝を見物したら、
その迫力に圧倒!

大都会と壮大な自然のパワーを体感できる
アメリカの旅。

好奇心をくすぐる見どころ満載のモチーフで、
自由に旅する楽しい気分を味わって。

Feiler6_america

カタログの記載のモチーフ名を記してみます。
(*は私が推測)
Feiler6_america_name

自由の女神ちゃんが、マトリョーシカちゃんとおんなじ顔。
シンプルだけど、自由の女神とわかりますねヽ(^。^)ノ
Feiler7_america

ドイツのフェイラーのカタログを見ていたら、
こんな渋くモダンな色のシリーズもあってびっくりしました。
Cubus_seiftuch_30x30_petrol

(2018.9.20追記)
ロシア柄で不明の2つの柄が判明しました。
まず、その過程を。

姉から
赤いものは
Feiler1_russia_fune

サンクトペテルブルクの赤い帆祭
Shou_alie_parusa
↑Wikipediaより

もしくは、砕氷船ではないかとLineが来ました。
800px2009
↑切手より。

ロシアに行ったこともなく、チェブぐらいしかロシア物の興味がない姉が
私も知らない2つのアイテムをみつけてくるとは!

そして、フェイラーの雪の結晶タオルをくださったロシア語仲間とも
何の柄かしらと話していたのですが、
彼女からはレーニン廟の可能性も、との推察が。

なるほどと思いました。
Lenin_mausoleum
↑Wikipediaより

レーニン廟は聖ワシリー寺院とともに赤の広場にあります。
誰もがまず一番に訪ねるロシアの中心地。
カタログのモスクワの広場を観光したあと、の言葉を活かすために
加えたとも考えられます。

二人ともタオル下部の白と赤のものは
Feiler1_russia_votka

ウォッカの瓶だろうとのこと。

調べてみると、
Votka
似たデザインのウォッカがありました。
この柄がウォッカの瓶であることは間違いないでしょう。

さて、謎の赤いものの方ですが。

友人は海の上に描かれていることが気になったようです。
そして姉は、疑問をそのままモヤモヤさせておくのが耐えられない性分。

というわけで、今日、なんと!
友人と姉から「判明しました」とのメールとLineが来ました。

なんと。お二人とも(互いに面識はありません)気になって、
フェイラー社へ問い合わせをされたのでした。

そして判明したのですが、下の柄はやはりウォッカの瓶。
上の柄は氷の海を進む砕氷船とのことでした。

姉は推察が当たって喜び、すっきりしていました。
砕氷船とは。ずいぶんマニアックな気がしますが、
勉強になりました。

それにしても、フェイラー社さんもびっくりしたと思います。
タオル「ロシア」の同じ2つの絵柄に絞った問い合わせが同じころに2件続いたことに。

友人からはこのタオルがオリンピックを記念してつくられたものであることも教えてもらいました。

私はなんだろうと思いながらそのまま過ごしてきましたが、
疑問に思った友人と姉が解決して教えてくれる。
私は幸せ者です

色うっとり【アート】【雑貨】【本】INDEXはこちら

2018年9月15日 (土)

関井一夫さん、ひろみさんご夫妻の金工展にうっとり(その2)アクセサリー、リリーフほか

その1の続きです。

ひろみさんの茶さじ。
いろんなモチーフがかわいいんです。
(以下、画像はクリックで拡大します)

かぶ。
20180913_1602_img_1203

たけのこでしょうか。ニョキッ。
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切り込みがかわいいです。
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こちらの茶さじには小さな*が印伝のようにちりばめられています。
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お花のようにも、雪の結晶のようにも見える愛らしさ。
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Flower Baseは並んだ四角の配色がいろいろあって楽しいです。
モダンな形も素敵
20180913_1603_img_1205

月がモチーフになっている「月の影」シリーズにも心奪われました

「月の影 青」のチョーカー。
銀色の丸いカーブを描くフォルムの内側に青い三日月形が見えますね!
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反対側にすると。
金色の月が現れます!
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青のお召し物にも映えますね!
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「月の影 紫」は少し茜色がかった雅びな色です。
こっくり秋の色。
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反対側は金色の三日月形が。
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↑画像が暗くなってしまいましたが。
金色、銀色、赤紫色がクールモダン

クローバーのモチーフ。
クラシカルな装飾文様のような雰囲気もとっても素敵
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ハート。
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2羽のスワンが頭を寄せ合っているようにも見えます。
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「ワンストロークスケッチ」シリーズ。
ワンストロークスケッチとは一筆書きのことだとか。

金属を細長く加工して、それを切ることなく、2枚を張り合わせることなく、
1枚だけを折って曲げてカーブを作ってを繰り返して、
作り上げるのだそうです。

花びらのように見えるところもでこぼこと表情がある分、
光がいろんな風に当たるので表情豊かです。
20180913_1619_img_1253
↑少し暗く写ってしまいました。

マテリアルは銀ですが、黒くならないよう施されているそうです。
20180913_1620_img_1258
大きくて存在感ありながら、すごく軽くてびっくり。

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レリーフ。

関井一夫さんによるレリーフにも魅了されました。

写真がうまく撮れず、わかりづらいかと思うのですが、
アップします。
20180913_1627_img_1272

金属板材を鎚起し、エッチングを施す。
すごく小粋です。
カパーブラウンというのでしょうか。
その色合いと、布キャンバスなどと違う金属の質感がいいですね。

描かれている女性は
天使のような、男性を翻弄する
ファムファタールのような。
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黒い繊細なレース模様のようなエッチングがコケティッシュ。

オークルに薄黄緑色を混ぜたような色で描かれた羽の色も美しいです。

そして、写真ではわかりづらいかと思うのですが、
20180913_1634_img_1287

女性の体、立体感があるのです。

肩甲骨。肩の丸みexc。
20180913_1631_img_1278

金属だからこそ、出せる肩の立体感。
そこにあたる光が、肌の艶のように見えて一層なまめかしさをかもし出します。

うっとりでした~

関井一夫さん、ひろみさんご夫妻の金工展にうっとり(その1)万華鏡編

暑がりの私には「ひんやり」とまではいかないけれど、だいぶ秋めいてきた今週。
芸術の秋とばかりに「関井一夫・ひろみ 金工展」(埼玉・あるぴいの銀花ギャラリー)を訪ねました。

関井さん、ひろみさん、ギャラリーの方のご好意で撮影させていただきました。
その美しさをおすそわけできたら。
いくつかの作品をこのブログでアップさせていただきます。

今回はその1。万華鏡編です。

(以下、画像はクリックで拡大します)

【ブルーフェアリー】

オイルタイプなので、
カシャカシャではなく、ゆっくりなめらかに姿が移り変わります。

ブルーと清楚な乳白色も効いています。
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【カリビアンイエロー】
キラキラ輝くイエロー、さし色レッド、華やかだけど深い色合いが美しいです。
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【フォレスト】

この3画像はフォレストだったと思います。
黒を背景に緑色、ブルーetc.の広がりにうっとり。
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【雨蛙】
葉っぱの上にカエルちゃんが。
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葉脈のような葉のシルエットの奥にひろがるすみれ色。
カエルちゃんが葉越しにアジサイを眺めているようなイメージが広がります。
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すごく立体感があります。手前の葉の動きと
奥のオブジェクトの動きが違って。
スペイシー感が。

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葉のシルエットはステンドグラスのようにも見えます。
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【ミッドナイトブルーをテーマにした作品】
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【ラズベリーガーデン】
紅色がキュート。
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【スカイレッド】
空色と緋色のコントラストが鮮やか!
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【カリプソ】
イエロー~オレンジ系が黒のバックに映えます。花火のよう。
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↑デジカメですと、覗き口よりレンズの方が大きいので、
少し欠けた形で見えます。

【ローズシャワー】
千変万化。千片万花。
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5秒のうつろいで、内側から花びらが開いたかのよう!
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【金魚の万華鏡】
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筒の中全体に、ラビリンスのように赤とブルーが広がりました。

【名前をメモし忘れてしまった作品】
可憐なブーケのよう。
20180913_1546_51

【ネペンテス】
ネペンテスはウツボカズラのこと。
女性の体の曲線の優美で妖艶なこと!!
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覗くと、ラビリンス。
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ラビリンス。
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【作品名をメモし忘れてしまいました】
ブーケに顔をうずめるような華やかさ。
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撮影はスマホとデジカメ。
色合い、オブジェクトの透明感や質感、その繊細さは再現しきれていないけれど
これだけの美しさ!
本物をぜひぜひご覧くださいね。

その2に続きます。


関井一夫さん万華鏡INDEXはこちら

2018年9月13日 (木)

月の満ち欠け日記 2018年9月10日~10月8日

「綺麗だな~」と心に残る月に出会った時、
お訪ねいただけるとうれしいです。
ご覧になられたのと同じ月があるかもしれません。
別の空、同じ時間、同じ形の月が。

最近天候不良で月が見られずサミシイという時にも
ぜひお訪ねいただけたら。
(以下、画像はクリックで拡大します。
はみでたら新しいタブで開く、を)

※スマホでレイアウトが崩れる場合は
「PC版サイトを見る」モードで開いてくださいませ。
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9月16日(上弦前日)
左)今クール最初に見た月はすでに太っていました。
20:12頃の南西の空の月。月齢6.7、輝面率45%。
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9月19~20日(秋の心地よさ)
左)19日18:03頃(日没20分後)。
 秋風が涼しくて心地よかったです。
 セミも鳥も鳴かず。聞こえるのは虫の音だけ。
 それが静けさを増して、
 「秋の夕暮れ」感を演出していました。
 空を羽根が生えたものが飛び交っていましたが、
 こうもりでしょうか。
 まだ明るさが残る空、南南東の方角に月が。
中左)月をアップで。月齢9.6、輝面率72%。
中右)画像左下の赤い点は火星です。
 月に少し雲がかかっていますが美しい輝き。
 中秋の名月でなくても、しばしお月見。
右)南西の空には木星と金星がピカリ。
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左)18:56頃の南(やや東寄り)の空の月。
 輝面率は73%に。
中)22:08頃の南西の空の月。火星は左少し上に。
右)月をアップで。月齢9.8、輝面率73%のまま。
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9月22~23日
左)22日17:20頃。月の出から1時間経った夕空。
 東南東の空低くに月が。
 ほのかに金木犀の香りが漂います。
右)アップで。月齢12.6、輝面率93%。
 夕方の雲がすみれ色に染まるように、
 月も少しすみれ色がかって見えました。
180922_1720_1ese_126th_93_10a 180922_1720_2ese_126th_93_10a

9月23~24日(中秋の名月前夜)
左)23日22:49頃。雲の多い空ですが、
 一角が明るいです。そこに月がいるのですね。
中)3分ぐらい眺めていたら月が顔を現しました。
右)アップで。南の方角。月齢13.8、輝面率97%。
 中秋の名月前夜の月です。
 左側にまだ欠けがあるので
 クレーターのゴツゴツが見えます。
180923_2249s_138th_97_44a 180923_2253_1s_138th_97_44a 180923_2253_2s_138th_97_44a

9月24~25日(24日中秋の名月 25日満月)
中秋の名月が見られました。
左)24日18:35頃の東南東の空低く。
 銀杏の木の間に輝く月。
中左)アップで。月齢14.6、輝面率99%。
中右)満月の時刻(25日11:53)まで12時間ぐらい
 あるのでまだ左側に欠けがあります。
右)21:18頃の南東の空。銀杏越しの月。月齢14.8に。
180924_1836ese_146th_99_129a180924_1835ese_146th_99_127ashort180924_1835ese_146th_99_127ashortsh 180924_2118se_148th_99_40a

左)21:21頃。秋のうろこ雲を照らす月。
中)22:22頃の南南東の空の月。輝面率は100%に。
右)25日00:54頃の南西(やや南寄り)の空の月。
 餅つきウサギが時計まわりに回転していくのが
 わかります。
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9月27~28日(27日が居待月)
左)27日17:42頃の南の空。日没直後。
 ピンク色の夕焼けが綺麗でした。
中左)21:39頃の東南東の空の月。
 月齢17.8、輝面率94%。
 雲が少しかかっているので月の模様は不鮮明。
 今年は24日中秋の名月(十五夜)が実は満月の日
 ではなく25日(十六夜)が満月でした。
 27日は旧暦8月18日ですので居待月。
中右)23:31頃の南東(やや東寄り)の空の月。
 雲を照らしています。
 白く浮かび上がる雲は夜の海の波頭のよう。
右)月をアップで。月齢17.8、輝面率93%に。
 月のすぐまわりには雲がなかったので、
 クレーターもくっきり。これぞ秋の月。
180927_1742 180927_2139ese_178th_94_31a 180927_2331see_179th_93_51a 180927_2332see_179th_93_51ashort

左)28日05:24頃の西(やや南寄り)の空の月。
 日の出直前で空がだいぶ明るくなっています。
右)アップで(そのためまわりが黒く写っています)。
 月齢18.1、輝面率92%。
 右下が欠けているコロポヨンとした形の月。
 好きです。
180928_0524_1ws_181th_92_32a 180928_0524_3ws_181th_92_32ashort

9月28~29日
左)29日00:11頃の南東(やや東寄り)の空高く。
 月齢18.9、輝面率87%の月が。
 この日の月の出は東ではなく東北東に近い位置。
 そこから東の空、南東の空へぐんぐん高度をあげて
 月が移動していきました。
180929_0011see_189th_87_53a

9月30~10月1日(台風一過)
生まれて一番の暴風だった台風が
1日明け方去っていきました。
左)1日、日の出直前の05:30。台風一過の空。
 南西(やや西寄り)の空高くに月が。
中)アップで。月齢21.1、輝面率67%。
右)雲が朝焼けからグレーに変わっていき、
 空も少しずつ青くなっています。
181001_0530_1sww_211th_67_66a 181001_0530_2sww_211th_67_66a 181001_0533sww_211th_67_65a

左)06:51頃の西(やや南寄り)の空。ピッカピカ。
 洗い立てのTシャツのような雲と白い月。
 気持ち良さそうに風に
 はためいているみたいに見えます。
右)アップで。月齢21.2、輝面率67%。
181001_0651_1ws_212th_67_51a 181001_0651_2ws_212th_67_51a

10月1~2日
左)日付変わって2日04:58頃。日の出前。
 南の空高く(高度75度)の月。
 月齢22.1、輝面率57%。
 真上か!と思うくらいの高さに月がいました。
中左)欠け際に「逆さオラフ(勝手に命名)」が。
 その下の×に見えるあたりが月面エックスエリア。
中右)月のすぐ下にはオリオン座のおもだった7つの星、
そしてベテルギウス(オリオン座)、
シリウス(おおいぬ座)、プロキオン(こいぬ座)が
 作る冬の大三角が。
(肉眼では小三ツ星も確認)
右)画像では小さな点がわかりづらいと思います。
 ガイド線を引いてみました。
 10月になって夜明けはだいぶ涼しくなりましたが、
 冬の星座が広がるのを眺めると、
 季節が進んでいることをさらに感じます。
181002_0458_1s_221th_57_75 181002_0458_2s_221th_57_75 181002_0459_2s_221th_57_75short 181002_0459_2s_221th_57_75shortname

左)06:46頃の西南西の空の月。
 すっかり明るくなった空、肉眼でも
 月の模様が青みがかっているのがわかります。
右)アップで。月齢22.2、輝面率56%。
 高度はまだ64度あります。
 2日が下弦ですが、その時刻が18:45なので
 まだ半月より6%太っているのですね。
181002_0646wsw_222th_56_64a 181002_0647wsw_222th_56_64a

10月2~3日(2日18:45が下弦)
左)日付変わって3日04:58頃の南東の空の月。
 下弦の時刻から10時間ほど過ぎているので
 半月よりも欠けていますね。
中)アップで。月齢23.1、輝面率45%。
 見上げる高さです(70度)。
 上記の月、実際には
 もう少し寝そべっていました。
右)06:46頃の南西(やや南寄り)の空の月。
 雲の中を泳いでいるよう。
 月齢23.2、輝面率45%。高度は73度。
(この日一番高度が高かったのは
 6時頃の南の空、75度!)
181003_0458se_231th_45_70a 181003_0459se_231th_45_70a 181003_0646sws_232th_45_73a

10月7日(逆三日月)
左)05:07頃日の出前、
 明るくなりはじめた東の空の月。
 地球照が見えています。うっすらと月の模様も。
中左)これは私が別の時に撮った満月です。
 このような模様が見えているのですが、
 画面通じてわかりますでしょうか。
中右)05:08。
 鉄塔の脇をぐんぐん右上に移動していきます。
右)05:20頃。アップで。月齢27.1、輝面率7%。
 新月2日前の逆三日月です。
181007_0507e_271th_7_22ashort 140909_1852es_148th_100_105a_q0816k 181007_0508e_271th_7_23a 181007_0520e_271th_7_25a

05:21。日の出20分前。
空の下の方がオレンジ色をおびています。
181007_0521e_271th_7_25ashort
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10月7日の月が今クール最後の月となりました。
今クールは台風や秋雨前線の影響などがあって、
月を見られた日は多いとはいえません。
ですが、中秋の名月は拝めました。
夜明けの空では冬の星座オリオン座、おおいぬ座との競演も。
下弦前後の月は高度が高くて、「真上」ぐらいの感覚でした。
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※月齢、輝面率はステラナビゲータ10で調べたものを記しています。
※月齢は正午月齢ではなく、撮影時刻のものです。

月の満ち欠け日記INDEXはこちら

2018年9月 6日 (木)

先生! ヤブガラシが地球征服しようとしています!

2年前の2016年の夏の終わりのことです。
いつも通る場所にこんな花をみつけました。
20160830_1_3

20160830_2_2

繊細な形。

私が大好きな古河の殿様、土井利位侯が描いた雪華にも似ています。
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↑古河歴史博物館の図録「雪の華」の分類表ではP4とO8。

なんていう名前の植物かしら~と未解決のまま月日は流れ。

今年2018年になって、判明したのです。

その名は「ヤブガラシ」。

とんでもない奴でした。植物に巻きつき、驚異的な繁殖力でその植物を枯らしてしまいます。
ヤブをも枯らすから「ヤブガラシ」

出会って28年ぐらいの、植物に詳しい友達にヤブガラシの話をしました。
「繁殖しているのはこちらのエリアだけかもしれないんだけど~
ヤブガラシっていう植物が・・・」うんぬん。

するとみるみる、彼女の顔が曇ります。
「奴らはとんでもない!もう30年、庭のヤブガラシと闘ってきた」と
その恐ろしさを語ってくれました。

今まで二人の間でまったく話題になったことなかったけれど、
私が出会う以前から、彼女は奴と闘っていたのです。
シガニー・ウイ―バーVSエイリアンのように。

「庭でみかけて、引き抜くけれど、根ごとごっそりとれることはない。
地下茎でつながっていて、途中で根が切れるだけ。
地中に根が残っているからいたちごっこで戦いは続く」と。
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今年はつる系植物の大繁殖年だと感じています。
歩いていても、バスの外の眺めを見ても、
どこにいっても、「つるるるる」。
ゲンナリするくらい「つるるるる」。

イチョウ、桜、椿、てすり、あらゆるものに巻きついています。
でも、もしかしたら私がテイカカズラ(詳細はこちら)の繁殖をきっかけに
ツル系植物に目が留まるようになっただけかもしれませんが。
いずれにしても私にとって2018年が「つる系植物元年」。

ヤブガラシ

シダレ紅葉も被害にあっています。(以下、画像はクリックで拡大します)
Momiji0

かわいそう。
2つのつる系植物にロックオンされてしまっているのです。
Momiji1short

紅葉の葉を覆うようにヤブガラシとハート型のつる系植物があるのが
おわかりいただけますか。
Momiji1shortshort
ヤブガラシの特徴は5つの葉が1グループになっています。
ハート型の葉はヤマノイモorオニドコロかしら。

別のアングルを。
Momiji

ヤブガラシ。
何にでも巻き付こうとしています。
Yabu3

動物が触手を伸ばしているようにも見えます。
6時間ぐらいそばにいたら、巻き付いてくるのかしら。
Yabu4

花は 
Yabu1

こんなに可憐なのにトホホな植物。
Yabu2

実家の花壇にも発見して鳥肌が立ちました。
Yabu5

抜いたけれど、すぽっ  ではなく ぐきっ。
Yabu6
根こそぎではなく、途中で切れたのがわかります。
地下茎が生きていてまた現れるんだと思ってゲンナリしました。

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へくそかずら

さて、小さなかわいい花ですね。
シシリーメアリー・バーカーがフラワーフェアリーズシリーズで
描いていてもおかしくないような。
20180811hekuso1
でも、やつらも「つるるるる」。
しつこくはびこります。
名前だって可愛くありません。「へくそかずら」です。

この生垣。へくそかずらにロックオンされてしまいました。
斜め右上に見えるのは、恐怖のヤブガラシ。
20180818hekuso

テイカカズラ

今年はつる性植物が異常だ~と最初に感じたのは
テイカカズラの尋常じゃない繁殖ぶりを目の当たりにしたことでした。
ほぼ毎日通る道の上から白い花がぽとりぽとり。アスファルトにうじゃうじゃ。
ソメイヨシノかシダレサクラの花びらしか落ちない場所で。
(詳細はこちらに)

カラスウリ

白い花は幻想的ですし、赤い実はかわいいので好きですが
私の生活圏では咲いていない。
それゆえ、こどもの国の観察イベントにも参加したのに。
まさか、私のエリアで今年異常繁殖していたとは。
(詳細はこちらに)


名前不明

葉はすごく大きいです。
繁殖ぶりはヤブガラシを超えるかもしれません。
2018tsuru1

どのくらい放置していた自転車なのでしょう。
巻き付かれていますぜ。
2018tsuru2

アップで。
2018tsuru3

葉は切込みが少し入って3つの山にわかれたような形です。

名前不明

カラスウリエリアで一番勢いのあるつる性植物。
20180815tsu1

あちこちにしぼんだ白いカラスウリの花が見えますが、
上の方に少し緑色が濃い葉がありますよね。
それが名前が不明のツル性植物。

この写真の12日後、
さらに勢いを増して覆いつくさんばかり。
カラスウリがどこにいるのかもわからなくなってしまいました。
20180827tsu2

若葉。
20180827tsu3
丸い葉です。若葉はちょっとだけかわいい。

けれど、左のエリアからあふれ、道路をはさんで右側に勢力を拡大しようとする様子を見ていると、
まるで貞子がずるっずるっと這い出て手を伸ばしているような恐怖を感じます。
Tsu4
↑ボケている黄緑色の線は空中に飛び出たこのつる性植物です。

ツタ

昔はツタって情緒があると思っていたのですが、
ツタすら見ていると怖くなってきました。
Tsuta1

私の大好きなヒマラヤ杉をつたうツタ。

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ツルルルル。ロックオンされてしまったソメイヨシノ。
Tsururu2

反対側。
Tsururu1

虫の死骸に群がる蟻のよう。

アップで。
Tsururu3


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長くなりましたが、最後に。

グリーンカーテンにいいと思われたのか、フェンスや窓の外にヤブガラシを巻きつけさせているおうちがありました。
絶対やめた方がいいと思います。
すぐに手がつけられないほどに繁殖します。
隣の家の庭まで浸食したら、ものすごく迷惑になります。

本当に地球征服されるかも。
憲法で、毎日10分間、全国民がヤブガラシを引き抜く、
というのを制定した方がいいんじゃないかと思います。
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今回のタイトルは
『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』を
もじらせていただきました。

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています! 「鳥取環境大学」の森の人間動物行動学

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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