ヒマラヤ杉の丸ごとぼっくりシリーズ(その2)笠が開き、バラも咲きました
台風直後に拾った、念願のヒマラヤ杉に丸ごとボックリ。
(詳細はこちら)
そのボックリたちのその後のレポです。
(以下、画像はクリックで拡大します)
まずは拾った直後の画像を。
どれも楕円球の形です。
↑10月1日の台風直後、10月3日の丸ごとボックリ。
【10月20日】
7つのうち、5つ、笠が開きはじめました。
通常は11月下旬~12月頃に笠を落とすボックリたち。
いわば2か月以上前にハプニングで枝から離れるはめになりました。
いわば未熟児。
養分も得られないのに成長(?)が進んでいることにビックリしました。
↑
卵の大きさと比べると、笠が広がった分、ボリュームが出ていることがわかります。
10月20日の画像中央上部の薔薇の花のように見えるものは
去年拾ったシダーローズです。
横からパチリ。
↑先端(左側)は閉じたまま。枝についていた右側の笠が広がっています。
上の写真にいない、一番小さかったグリーンボックリは
笠がほとんど閉じたままです。
↑淡い緑もかすかに残っていますが、深緑と茶色が帯状に重なる
不思議な色合いに。
【10月25日】
ボックリ4つはほぼ先端まで笠が開きました。
螺旋に魅入ってしまいます。
【10月26日】
お昼過ぎ。先端がもげていました。
もげたものをひっくり返すと。
感動~~~~~ヽ(^。^)ノ
これぞ! シダーローズ。
手を伸ばしても届かない木の高みでできるバラが
家の中で生まれたことに感動。
感動のあまり星をちりばめてもう一度。
シダーローズの後ろでは
一片一片ほろほろとはがれていますね。
【11月11日】
次々と先端がもげてシダーローズが4輪咲きました。
一片一片花びら状のもの。
プロペラのような形でひらひら舞って地上に落ちます。
種をつけて。
計算されたデザイン。
少しでも木から遠くに種を散らばせたいという意思(おそらく)が感じられます。
花びら状のものは2つで構成されています。
①木のように堅いイチョウの葉のような形のもの。
(バターナイフに使えそうなくらい、薄いけれど堅いです)
②種を先端に持つ薄いフィルム状のもの。
(質感、色ともにたまねぎの皮のよう)
この種を蒔いたらたら発芽するかいずれ試してみます。
さて、感動だらけのボックリ観察。
とりわけ、貴重な体験は残った芯の部分を間近で見られること。
以前、超望遠で撮った画像↓
芯の部分は一冬越えても決して落ちてくることはありません。
高いところに残るこの芯。間近で見るすべはありませんでした。
それが部屋の中でドアップで、じっくり眺められるのです!
正面から。
-----------------------------------------
まだ、シダーローズがもげていないボックリがあります。
もう少し様子を見た後、12月頃、解体しようと思います。
プロペラ状のものが何片ついているのか。
1片につき、種は2つの計算ですが、
果たして種はいくつできているのか。
-----------------------------------------
シダーローズに出会って5年。
決して手に取ることのできない丸ごとボックリを部屋に飾り、
観察できる喜び。
シダーローズファンの方々に
少しでもおすそわけできたら幸いです。
◆ヒマラヤ杉シリーズINDEXはこちら◆
« 月の満ち欠け日記 2018年11月8日~12月6日 | トップページ | 2018年ジョロウグモの網アワード »
「 花見るシアワセ」カテゴリの記事
- 2024年秋の里山ガーデン(その2)ミューレン、ケイトウ、クレオメほかいろいろ(2024.09.16)
- 2024年秋の里山ガーデン(その1)開幕直後はキバナコスモスが群生(2024.09.15)
- 日日草は異星人♪(2024.09.13)
- 青山フラワーマーケット南青山本店でビヨン・ヴィンブラッドのポップアップストアが(2024.08.02)
コメント