Bunkamuraザ・ミュージアムで開催の「ロマンティックロシア」に行きました
モスクワにあるトレチャコフ美術館は私が大好きな美術館。
渋谷のザ・ミュージアムで国立トレチャコフ美術館所蔵「ロマンティックロシア」展が開催されているときいて、
ロシア語勉強仲間の友人と訪ねました。
私が一番大好きなマリア・ロプーヒナの肖像(詳細はこちら)は来ていませんでしたが、
クラムスコイの「忘れえぬ女」はやってきました!!
美術館が改修中でクローズ、ではないのにこの絵が日本に来ているってすごいことですよね。
会場は春、夏、秋、冬、ロシアの季節を絵画作品を通じて愉しめます。
初春、雪解け水が沼のように木の根元を覆う森の景色、緑の芽吹き、
夏の大地の上に広がる雲、秋の木々の鮮やかな黄色い色づいた葉、広大な雪原etc.
このほか、子供をモチーフにした絵、女性の肖像画、モスクワのネギ坊主の寺院の絵ほか。
ロシア・シックにかかっている身には絵画で触れるロシアテイストが嬉しかったです。
今回ひときわ惹かれたのが
ミハイル・ゲルマ―シェフ(Mikhail Markianovich Germashev)の
「雪が降った(Snow Fell)」。1897年の作品です。
少し黄色みを帯びたグレーの曇り空と雪の世界。
人物とあひる(ガチョウでしょうか)と。
その色合いと冬の空気感が素敵で。
この絵について調べてみました。
作家名のロシア語表記は
Михаил Маркианович Гермашев。
ミハイル・マルキアノビッチ・ゲルマーシェフ。
作品タイトルのロシア語表記は
「Снег выпал(スニェーク・ヴィパル/雪が降った)」。
パブリックドメインの画像でのご紹介。
遠くにはロシアの教会も見えます。
雪が降った後のほんの少しだけ明るい曇り空。
シベリウスの「もみの木」もそうですが、暗さ80%。明るさ20%ぐらいの世界に惹かれます。
さて、目玉作品である「忘れえぬ女」ですが
祖父の部屋に昔、この絵の複製画がありました。
祖父の友人が三越での展覧会かなにかの時に購入したものとのことでした。
この絵画。どの角度から眺めてもこの貴婦人と目が合うのですよね。
以前、2階の祖父の部屋にあがって、電気をまだつけていない夕暮れ時に絵を眺めた時
ちょっと怖い思いをしたことがあります
バシッと目があって。
↓今回の美術展の告知チラシを撮りました。
ぜひ、会場で「どこからでも目が合う」感を味わってくださいませ。
さて、入り口では忘れえぬ女とチェブがお出迎え。
忘れえぬ女のコスチュームをまとったチェブのかわいいこと!!
この展覧会の応援キャラクターとのことで、
「忘れえぬチェブラーシカ」なのだそうです~。
友人が買ったストラップ。
私が買ったミニクリアファイル。
裏面にはゲーナも。
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