高橋真琴さんとロシア
ロシア語勉強仲間のOさんはロシアに関するアンテナが凄いのです。
いくつも私が知りえないロシアグッズをみつけてくださいます。
そしてまた新たに。
高橋真琴の原画展に行かれたOさんからいただきました。
高橋真琴さんといえば、私世代ではデラマ(少女漫画誌『デラックスマーガレット』の表紙の絵でおなじみ。
気品あふれ、瞳キラキラの少女、ラブリーな犬のプードルetc.の絵にうっとりでした。
ロシアがお好きでいくつもモチーフに描いていたのですね!
B5サイズのアートポスター、森の少女(白樺)とスネグーロチカ(雪娘)のポストカード。
白樺の間に見えるこの建物はあきらかにロシアのネギ坊主屋根の寺院ですね。
スネグーロチカはロシア版サンタクロース「ジェットマロース」の孫娘です。
↑キリル文字で、スネグーロチカ
大好きなロシア×高橋真琴さんの組みあわせにうれしくなりました
こちらはロシアのアルファベットがモチーフのマスキングテープ。
Toshiyuki Fukuda×tupera tuperaの作品のようです。
赤青白。ロシアの国旗カラーですね。
↑布川愛子さんのぬりえ本のマトリョーシカのページに
А(アー)からЯ(ヤー)まで並べてみました。
Я(ヤー)でファベルジェの卵(インペリアルイースターエッグ)をチョイスされるほか
しびれるものがいっぱい
(2018.12.9追記)
高橋真琴さんの貴重なポストカードを追加でいただいてしまいました。
いずれもロシアがモチーフと思われるものです。
左上「リトルタイガー」。
ロシアとは謳われていませんが、背景の白樺とネギ坊主っぽい建物のシルエットがロシア風。
右上「思い出ははかなく」
やはり白樺がロシア風。
左下「火の鳥」
火の鳥がモチーフですから完全にロシアがテーマですね。
右下「カチューシャの歌」
ロシアの寺院や女の子の赤いブラウスが素敵です。
高橋真琴さんの作品集「真琴の美学」復刊ドッドコムも拝読しました。
ロシアがモチーフの作品をいくつか挙げてみましょう。
「サモワール」p4~5
サモワールを使ったティータイムの様子が描かれています。
キリル文字も書かれています。
「冬の街角」p20
ロシアとは謳っていませんが、雪の結晶が素敵。
女の子がマフ、手袋をまとっています。
「石の花」p40~
ロシアの民話が描かれています。
巻末のインタビューでの高橋真琴さんのコメントも興味深いです。
抜粋でご紹介します。引用部分は青文字。
一目見てこれはロシアの白樺、これはポーランドの白樺、
北欧の白樺とわかるように描き分けることができないかと提案していたことがありました。
国の違いを絵で描きわけるために建物の屋根の形などでわかる工夫をしたそうです。
たとえばロシアだと教会のネギ坊主を描いたりします。 (p84~85)
高橋真琴さんの作品リストも圧巻。
私が白樺やロシアの風景に憧れを感じるのは
子供の頃に触れた高橋真琴さんの絵もサブリミナル的に影響力があったのかも、
なんて思いました。
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