桜とテイカカズラ(その2)桜にまとわりつくテイカカズラの情念
ソメイヨシノとシダレサクラを毎年愉しむ場所で、白い花に気づいたのは去年の5月のこと。
桜の花も終わり、新緑になっているはずなのに、こんな花が
アスファルトにポトポト落ちていたのです。
それで、上を見上げて、なんじゃこりゃ!
おびただしいほどの白い花が。
アップで。
スクリューのような花の特徴から、
つる性のテイカカズラが桜の木たちに巻き付いているとわかったのでした
(詳細はこちら)
別の場所から撮ると。
花の終わった季節も緑のモコモコはさらに増量中。
蟻が動物の死骸に群がるがごとく、
ソメイヨシノやシダレサクラの木が緑の葉に覆いつくされています!
その時から不安でした。「来年(2019年)の桜はどうなるのだろう」と。
2018年11月の様子です。
桜や他の広葉樹は葉を落とし、枝だけの、骨格標本みたいなフォルムになっているのに、
テイカカズラだけが異様にモコモコしています。
2018年12月の様子。モコモコの左側の枯れ枝状のものがシダレ桜です。
2019年2月の様子。
テイカカズラの葉は若干赤っぽくなったりしましたが、
結局一冬中、葉を落とすことはありませんでした。
2019年4月。
シダレ桜が無事咲きました。
2つ上の画像と見比べると、
テイカカズラにからまれたあたりも本来はシダレ桜だったことがわかります。
アップで。
テイカカズラの緑の葉と桜の淡いピンクが綺麗と言えば綺麗ですが・・・・。
絡み合ってもう分離は不可能。
不鮮明ですが2016年に撮ったシダレ桜。
2019年4月のシダレ桜。
枝ぶりがあまり変わらないものの、
2016年の画像では桜の向こうに緑のモコモコは見えません。
まだテイカカズラに侵略されていなかったということでしょうか。
2019年の画像でははっきり緑のモコモコが奥にあります。
これからも桜とテイカカズラの定期的な観察を続けます。
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