田毎の月(たごとのつき)シリーズ(その8)田ごとの月ならぬ「田ごとの太陽」
「田ごとの月」ってご存知ですか。
田んぼの1区画1区画ごとに月が映っているという意味で、
江戸時代の広重ほかが浮世絵に描いています。
実際には田んぼがいくつも並んでいてもその一つ一つに月が映ることはないようです。
田ごとの月が描かれたり、俳句に詠まれているのは、虚構。
「時の経過とともにどの田んぼにも月が映る」ということの手法だと思っていました。
ですが、先日。
夕暮れ時、水の張った田んぼを見ていたら、夕陽が複数の田んぼに映っているように見えました。
(以下、画像はクリックで拡大します)
↓いかがでしょう。
夕陽が映る田んぼをアップで。
奥、中央、手前。すべてに夕陽が映っているように見えます。
①②③と番号を振ってみました。
ほんの少し時間が経った様子。
太陽や月から柱のように光が伸びる様子がありますよね。
それがたまたま田んぼによって区切られただけで、
一つ一つの田んぼに丸い太陽が一つ一つ映っているわけではないかもしれません。
つまり「田ごとの太陽」ではないかもしれませんが、
美しい光景でした。
田ごとの月シリーズ
1 浮世絵(広重)
2 my写真。田んぼに映る月(6月。田植え前)
3 俳句(芭蕉、蕪村、正岡子規ほか)
4 童話(後藤楢根)、絵本(野田知佑 文・藤岡牧夫 絵)
5 my写真。田んぼに映る月(8月~9月)
6 my写真。。秋の田んぼに月は映るか。10~11月の田んぼの様子。
7 広辞苑では
8 田ごとの月ならぬ、田ごとの太陽
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