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2019年7月30日 (火)

隠れ家のような恩田川ほとりの公園(その5)7月上旬の様子。

その5では7月上旬の様子を。

レッドロビンもモミジも赤みがほとんどなくなり、緑ワントーンの眺めとなりました。
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少しだけ赤みがある葉と黄緑のプロペラ。
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まだオレンジ色のモミジもあり、モミジ3種盛の眺めは健在。
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このオレンジのモミジは秋までずっとこの色のままなのか、
観察を続けていく予定です。
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虫に食われた緑のモミジと緑のプロペラ。
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大王松もあいかわらず、テラテラ光る葉を茂らせています。
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名前の由来が掲げられていました。
確かに「大王」の風情があります。
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さるすべりも緑が茂っています。
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毎回撮っているシダレ桜越しのモミジ。
すっかり緑色。
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その3でタケノコかと思ったものはわずか2か月ちょっとで
こんなに大きな葉を茂らせる姿に。
なんの植物なんでしょう。芭蕉?

何本もニョキニョキ。(後ろにいます)
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草間弥生の水玉チックな葉も健在。
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芍薬かなと思った植物は2か月で花から実に姿を変えました。
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タイサンボクもいます。
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またもや名前のわからない花。
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銀杏の大木をズームで撮ったら、
葉がぎっしり。そしてギンナンもみっちり!
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小さなお庭ながら大木がいっぱい!

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柿も。秋が楽しみ。
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ヒマラヤ杉にはグリーンのぼっくりがなっていますが、
私が毎日見ているヒマラヤ杉よりもぼっくりの数が少ないです。
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次は8月か9月になってから訪ねる予定です。

2019年7月29日 (月)

隠れ家のような恩田川ほとりの公園(その4-2)5月中旬の様子。花ほか。

その4-2では苑内の花ほかを。
(画像はクリックで拡大します)

シダレ桜(右手前)越しのモミジ。
オレンジから黄緑色に変わっています。
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梅も大きくなっています。
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その3でタケノコと思ったのは違いました。
この葉でした。
短時間でこんなに育つんですね。
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虫に食われているのですが
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草間弥生の水玉チック。
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白い花びらの重なりが美しいです。
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芍薬でしょうか。
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なんの花でしょう。
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なんの実でしょう。
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苑内はいろんな場所にベンチが。
お昼を食べにいらっしゃる方も。
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途中から分かれている木。
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虫が嫌いな方は以下の画像(最後の2枚です)はご覧ならないように。
モミジの赤いプロペラとトンボかなと思う虫の画像です。

苦手でない方はぜひクリックで拡大してご覧いただけましたら!

頭の白いフワフワ毛とか。造形に驚かされました。
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もう1カットを。
脚の先とか、メカニックだったりディテールが凝っていたり。
誰がなんのためにこのような造形にしたのだろうかと驚かされます。
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次回その5では7月の様子を。

2019年7月28日 (日)

隠れ家のような恩田川ほとりの公園(その4-1)5月中旬。モミジと大王松ほか。

その4-1では5月中旬の様子(主にモミジと大王松)を。

緑がさらに濃く、赤い葉もどんどん緑色がかってきています。

中央、レッドロビンの垣根、モミジ、モミジ、ヒマラヤ杉も
3~4月は赤、赤、赤、深緑でしたが、
赤黄緑、赤黄緑、オレンジ、深緑になっています。
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レッドロビンとモミジをアップで。
葉が赤から緑に移行している様子がおわかりいただけると思います。
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手前から、黄緑に移行中のモミジ、赤いモミジ、新葉があるヒマラヤ杉。
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前回と同様、モミジ3種盛り。赤、黄緑がかったオレンジ、黄緑。
点描画の美しさ。
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別の角度からモミジ三種盛り。
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こちらのモミジ三種盛りは、手前から、黄緑、紫がかった赤、黄緑がかった暗赤色。
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葉の中央部分から黄緑色になってゆくモミジのアップ。
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こんなに明るいオレンジ色なのに、秋ではなく春の風景なのがオドロキです。
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黄緑のモミジに映る愛らしいモミジの手の影。
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あずまやとモミジ。後ろに白っぽい緑色が見えますよね。
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その正体は大王松(ダイオウショウ)。
プラスチックのようなテラテラ光る長い松葉が印象的。
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下から松葉を見上げて。応援で使うポンポンみたい。
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この松ぼっくりは冬に落ちそこなったものでしょうか。
大王松のぼっくりは大きさが15㎝ほどあるので松葉が20㎝以上あることが推測できます。
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雄木と雌木が並んでいます。
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これは別の松。新芽(と言っていいのでしょうか)がにょきにょき伸びています。
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ムーミンに出てくるニョロニョロみたいな不思議な造形。
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さるすべり。どことなく腕を伸ばしている人間のような雰囲気。
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次回その4-2では、5月中旬の公園のそのほかの植物の様子をご紹介します。

緑の隠れ家スポット。恩田川ほとりの公園(その3)4月末の様子。

その3では4月末の様子を。
刻々と色が変わってゆくモミジが陽射しに
愛らしいシルエットを浮かび上がらせる様子に魅了されました。

ヒマラヤ杉の深緑とレッドロビンとモミジの赤は健在。
左側に淡いピンク色を添えていたソメイヨシノは完全に新緑になりました。
(画像はクリックで拡大します)

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3色のモミジも左手前が黄緑色になり、
黄緑、赤、オレンジの3色に。
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別の角度から。ぜひクリックで拡大でご覧いただきたいのですが、
緑~オレンジ~赤のモミジの重なる色合いが点描画のような美しさ!
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青空を背景に、強い日差しに透ける葉のシルエットにうっとり。
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赤いプロペラ。
懐かしいと思ったら、紙風船とか子供の頃遊んだ民芸雑貨の「赤」を思い出させるから。
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こちらは黄緑(少しオレンジがかった)のプロペラ。
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ふちにオレンジ色が残るモミジ。
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鮮やかな黄緑一色のモミジ。
モミジも葉の形がいろいろあるものですね~。
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葉が細く、いまだ赤紫色のモミジ。
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細い葉だけれど黄緑色のモミジ。おそらくイロハモミジ。
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丸いフォルムと鮮やかなオレンジ色のモミジが青空をつかもうとその手を伸ばしていました。
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シダレ桜との2ショット。
前回、オレンジ色だったモミジもほぼ黄緑に。
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梅はさらに大きくなっていました。
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あずまやの周りも新緑に包まれています。
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入口の白い花も健在。
そこにヤブをも枯らす「ヤブガラシ」が忍び寄っています。
(中央左のオレンジ色がかった葉がヤブガラシ)
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たけのこがにょきっ? 答えはその4で。
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この公園のこちらの扉は通常開けていないようです。
中央そびえているのは大王松の雄木、雌木。
ちょうど歩いている方が写っています。
画像右手の垣根のあたり。
その背の高さから大王松がいかに大木かが推測いただけるかと思います。
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小さな公園なのに植物好きにはたまらない空間です。
続きは近日。

2019年7月27日 (土)

緑の隠れ家スポット。小さいけれど大名庭園のような公園(その2)

4月中旬すぎのことです。
ソメイヨシノが見頃を過ぎた頃、恩田川ほとりの公園をふたたび訪ねてみました。

左の電線の奥に見えるのが散り際のソメイヨシノです。
ヒマラヤ杉の深緑と新緑と、カエデ?の真っ赤と、レッドロビンの赤が綺麗です。
この写真だけ見ると、まるで秋のよう。

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モミジの赤とレッドロビン、のダブルレッド。
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入口の白い花。つぼみがまるでバロックパールのイヤリングやペンダントトップのよう。
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春モミジの美しさに開眼しました。
春からずっと赤いモミジもあれば、
芽吹いて最初は赤くだんだん緑色にかわる葉のモミジも。
このモミジは赤→緑に移行するのだと思います。
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中央からだんだん緑色が広がり始めています。
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濃い赤のモミジも少し緑色が見え始めていますね。
日に透けて少し幻想的に。
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大木の下をみたら無数の根が地上を這っていました。迫力!
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クリスマスローズが何か所にもあります。
赤いような緑色のようなこの花びらは、赤から緑に移行する春モミジとまさに一緒の色!
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ハナニラが続く奥にあずまやが。
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ソメイヨシノはこんな感じです。花が若干残っています。
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訪れている方は数名いらっしゃいましたが、死角があちこちにあるので貸切でお庭を歩いている気分を愉しめました。
本当に私の中で生涯トップ5に君臨する公園です。
水琴窟があるというのもポイントが高い!
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竹筒に耳を当てなくても、1mぐらい離れたところからでも音が聴こえました。

決して広くない敷地ですが、大木がいっぱい。
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つぼみがかわいかったでした。
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緑はイロハモミジだったでしょうか。
赤い部分は3月頃に花が咲いた名残り?
背景の赤いモミジ(カエデ?)と同じくらいの色です。
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新緑とカラッと明るいモミジのオレンジ色がまぶしいです。
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しだれ梅の実が少し大きくなっていました。
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トゲトゲがすっごい!
管理人の方にうかがうとユズの木でした。
確かにしぼんで黒ずんでいますが実が残っています。
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あずまや。
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一日10分ぐらいこの場所でたたずめたら、最高の贅沢。
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名前がわかりませんが、地べたのすごく小さな花。
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あずまやを望む風景。
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さるすべりの実はワイン色がかった黒が美しい~。
こんなアクセサリーにあってもいいかも。
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ハナニラに紛れて、二輪草も。
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白い山吹もいました。
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再訪も大満足。その3に続きます

2019年7月25日 (木)

小さな公園なのにまるで大名庭園のような風情。恩田川のほとりの公園(その1)

4月初めのことです。
隠れ家的な素敵な場所に出会いました。

以来、時期を変え、何度か訪ねていますが、
その時々、趣が変わり、発見が増え、魅了されつづけています。

今回は4月初め(最初に訪ねた時)の様子をご紹介します。
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私が訪ねた時はまったく誰も利用者がおらず、
まるで自分だけの庭のように歩くことができました。

きっかけは、恩田川沿いの桜を見に行く途中で、
美しい色合いの一角をみつけたこと。
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桜の淡いピンク。針葉樹の深緑に萌葱色、赤の組み合わせにうっとり。
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モミジの赤だけではなく垣根もレッドロビンが植えられていて、
赤がいっぱい。
ですので春のような秋のような不思議な感覚。
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個人のお屋敷かしら。お庭見させてほしい~と表に回ったら、
公園の看板があり、入れるんだ!やった~!とうれしくなりました。

モミジの赤、三種盛り。
左)オレンジ色。
中)濃い緋色。
右)明るいオレンジがかった色。
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モミジは春から赤いものもあるそうですが、
芽吹いた頃は赤くやがて緑に変わるものが多いです。

名前のわからない花(手前)と後ろに赤い葉。
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ヒメシャガでしょうか。
万華鏡を眺めているみたいな花びらのひらき。
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椿もまだ咲いていました。
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ソメイヨシノも満開。
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シダレ桜の奥に、モミジの明るい葉が日に透けてさらに明るく。
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シダレ桜もまだ花が咲いていました。
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サルスベリもからりとした明るい色の幹肌。
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イロハモミジでしょうか。緑の葉の重なりが美しいです。
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ぐるるるる。
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この公苑でさらに感動したのが水琴窟があること。
竹筒に耳を当てると。
心を落ち着かせる音が。
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大きな松ぼっくりを実らせる大王松が2本ありました!
枝振りの迫力の凄さ!
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長い葉が太陽に照らされて、まるでプラスチックのようにテラテラと光っていました。
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大王松の下の植物は落ちて枯れた松葉をかぶっていました。
松ぼっくりも大きいけれど、葉もかなりの長さがあります。
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苑内には艶やかな赤い椿も。
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クリスマスローズもいました。
本当に小さな公園なのに、植栽の素晴らしさ!
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シダレ梅もありました。
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小さな実がなっていました。
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↓この画像ではわかりづらいと思うのですが、アルファベットのEのように、幹の右側にしか枝が伸びておらず。
不思議な造形でした。
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東屋もあります。この屋根の向こうにソメイヨシノがいます。
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イロハモミジの明るい黄緑。
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住宅街の中にある奇跡の名園。

春モミジの赤とソメイヨシノの淡いピンクの組み合わせの美しさに
開眼させられました。

まわりに住んでいらっしゃる方がウラヤマシイ。

2019年7月24日 (水)

3月のことですが、上野に「奇想の系譜展」を観にいきました。

3月にココログのリニュアルがあり仕様が大幅に変わったため、3~4月はブログ操作に四苦八苦。
その頃中断していたもののアップです。
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3月のことですが、上野のトビカンで開催されている「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」を観に行きました。

一番の目当ては。
長沢芦雪が顕微鏡で蚤を観察して描いた作品。
個人蔵なんです。
以前別の展覧会では出展されたことがあったので、今回もあれば!と思ったのですが残念ながらありませんでした。

ですが、若冲、曽我蕭白、鈴木其一、白隠、国芳、岩佐又兵衛、芦雪。
鬼才が描く、ポップでパンクな絵の数々にしびれました。
線が躍動してまるでディズニーの絵かしらという動物の絵も骸骨も最高。
白隠はみうらじゅん顔負けの「元祖へたうま」と認定できそう。

江戸は凄い!
外国の人が見たら、日本人観が変わってしまいそう。
野鳥に興味を持ち、オシドリの写真も撮るようになったので、
花鳥画でオシドリを見ると、江戸時代の人もあの不思議な色合いに魅せられたんだと感動を共感できてうれしくなります。

江戸時代の人は「映え」なんて言葉は使わないけれど、オシドリは恰好の「映え」モチーフだったのでしょうね。

訪ねた日は3月中旬。
昼下がりの上野は、春の陽気でした。

科学館前のくじら。
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月日が経ったからでしょうか、
塗装がカモフラージュ柄に見えました。
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この木は不思議の国のアリスに出てくるような幹と枝振り。
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ソメイヨシノよりも一週間以上前に咲いた桜。
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JR上野駅構内で買ったパンダTシャツ。
いろんな表情のパンダが並んでいます。
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背中にも柄があるんですよ。
力が抜けそうなイラスト。
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かわいすぎます。
子供用だけではなく、大人の女性、男性用もあるので家族でお揃いできますね!

2019年7月22日 (月)

藤が丘公園は小さいながら水辺があり、印象派の絵画のような公園

藤が丘(田園都市線)駅近くにある藤が丘公園はこじんまりしていますが、水辺があって趣がある公園です。
勝手に印象派の絵のようだなあと。

4月下旬に訪ねた時の様子を遅くなりましたがご紹介します。

小さいからこそ、隠れ家的な雰囲気があります。
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4月下旬。
藤の薄紫と新緑の緑の組み合わせが美しいです。
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特に今回気になったのはマテバシイ。
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脇芽というのでしょうか、幹のまわりをぐるりと囲むように出ています。
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マテバシイの幹の質感が象の足のよう。
なので、ぐるりの脇芽がまるでブレスレットをつけた象の足のようでした。
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水辺。黄菖蒲が水面にゆらゆら。
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オナガがいました。
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オナガのグレー×ブルーグレーの色合い、大好き♥
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少しグレイッシュでスモーキーなブルーのプリーツスカートをこの春買ったのですが、
このオナガの羽の色に惹かれて、無意識に選んでいたのかも~なんて思いました。
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2019年7月21日 (日)

50年前の人類初の月面着陸

50年前、人類が月に降り立ちました。
7月21日午前2時56分(日本時間21日午前11時56分)に、アームストロング船長による小さな、けれど偉大な一歩。
私は小学校のすぐそばの文房具屋兼駄菓子屋さんの中にあるカラーテレビで、その映像を見た記憶があります。

でも午前だとすると、学校はどうなっていたのかしらと。昼休みに抜け出すことはできないと思うので。
記憶があいまいなところです。

当時買ってもらった大きな熊のぬいぐるみに「アポロ」と名づけていました。
子供心に、月に人類が行ったというのが大きなできごとだったんだと思います。

私は出会ったことがありませんが、1969年7月20日もしくは21日生まれで
亜保路くん、とか阿歩呂ちゃんとか名づけられた方はいるのでしょうか。
記念すべきお名前ですよね。

さて、月にちなんだ絵本で私がもっとも好きなのが「カロリーヌのつきりょこう」。
お宝です↓
Carolinea

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絵が素晴らしいんです。動物の生態がうまく動作に活かされています。
上の絵でも、驚いて逃げる猫ちゃん、まさに猫のポーズですよね。

絵からにおいや、フワフワ感や水の冷たさや、 空気のキリリ感や、食べ物のおいしさetc.
五感を刺激するすべてがつまっている気がします。

「カロリーヌのつきりょこう」の詳細はこちらに。

2019年7月18日 (木)

マンゴーの種の発芽観察日記

おいしいマンゴーをいただいて食べ終わったあと、種を発芽させられないかな~と思いました。

ネットで調べてみて挑戦。

今まで種と思っていたものは殻でした。
気をつけながらはさみでこじあけると。

長細い、牡蠣のようなものがでてきました。
薄皮を取って、水を薄く張った容器に入れて。

7月10日。右下がプクッとしています。
(以下、画像はクリックで拡大します)
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7月12日。さらにぷくっと。まわりも黄緑色になってきました。
左側が黒くなっているのが気になります。
殻から種を取りだす時、はさみで種を傷つけてしまったせいかもしれません。
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アップで。水は毎日替えています。
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7月18日。さらに黄緑色に。
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裏面。照明が暗く見えづらいのですが、裏面の方が黄緑色が強いです。
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横から。
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以下、観察の続きは随時アップします。


2019年7月14日 (日)

7月のツミの幼鳥(その2)かわいらしい模様にキュン♥

その1の続きです。
(画像はクリックで拡大します)

枝にツミがとまっています。どこかヘン。
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右脚がグレー。
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ではなくて。グレーは枝。
↓この画像では黄色い脚が2つ見えていますよね。
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アップ。脚に見えていたのは折れた枝だったことがわかります。
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こんな風に脚をあげて、
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お腹の中に足が隠れていき・・・
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その状態でたたずむことが何度も。
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↓この画像だけ見ると、どこに脚が隠れているのかまったくわかりませんね。
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一本足でたたずむツミ。
王貞治さんも平均台の選手もびっくりのバランス感覚!!

顔のアップ。目の上の毛が濃い眉毛に見えて、西郷どんのよう。
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きりり。
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くちばしの曲がり、眼光の鋭さ。さすが子供でも猛禽類の風格。
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何かを見て
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ボケていますが飛び出し。
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4羽の区別がなかなかつかないのですが、
かっこいい立ち姿をもう1枚。
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3羽が並びました。
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さて、ツミ。
私が身近に(勝手に)感じるのは、その柄のせいでもあります。
まるでブラウンのボーダーTシャツにグレーのカーディガンをはおった
大人女子のようなファッション。

そして、きわめつけは、この♥マーク。
主に脚の部分。ブラウンゴールドのハートマークがかわいすぎます。
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手持ちのグレーのカーディガンとブラウンボーダー。
これを着て街を歩いた時、「ツミファッションですね!」と気づく方がいるでしょうか。
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2019年7月12日 (金)

7月のツミの幼鳥(その1)表情豊かで見飽きません

小さな猛禽類のツミ、大好きです。
かわいいけれど、かっこいい。

春にオスとメスをみかけた場所。
その後、ヒナの誕生や育ち具合は目撃できなかったのですが、
先日でむいてみると。

もうヒナが育って巣立ち寸前。
兄弟元気に飛び回っていました。
その様子をご紹介します。

キカンキ顔がかわいいです。
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頭がかゆくて掻きたかったのでしょうか。
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表情豊か。
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目に映るすべてを好奇心に満ちた目で追っています。
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何をみつけたのでしょう。
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飛びたちました(ブレてきちんと撮れず)
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こちらは別の幼鳥でしょう。
目の上に白い毛がなく、頭の左後ろに白い毛がツンとあります。
眼光鋭いです。
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ぎろり。

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鼻の穴を拡大して。
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その2に続きます。

2019年7月11日 (木)

月の満ち欠け日記 2019年7月3日~7月31日

「綺麗だな~」と心に残る月に出会った時、
お訪ねいただけるとうれしいです。
ご覧になられたのと同じ月があるかもしれません。
別の空、同じ時間、同じ形の月が。

最近天候不良で月が見られずサミシイという時にも
ぜひお訪ねいただけたら。
(以下、画像はクリックで拡大します。
はみでたら新しいタブで開く、を)

※スマホではレイアウトが崩れる場合は
「PC版サイトを見る」モードで開いてくださいませ。
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7月10日(上弦翌日)
今クールはほとんど晴れなし。
暑がりの私ですら朝晩はクーラー不要の天候つづき。
最初に逢えた月は半月を一日越えた月でした。
左)15:25頃の南東(やや東寄り)の青空。
  雲間に現れた月。
  月齢7.5、輝面率60%。
右)アップで。
  月の海が空と同じ青さでまさに「海」。
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このあとはすぐ曇り空になり、
私が見られたのは上記の時間だけ。
貴重なショットとなりました。

月に興味を持つとお得です。
ずっと月が見られなかったから
「雲間の白いものはもしや!」と発見した時、
虹や月蝕を見るくらいテンションあがりました♪

7月17~18日(17日06:38が満月)
記録的な日照不足。月照不足でもあります。
今クール、一週間ぶりに月に逢えました~。
逢いたかったよ~。
左)17日21:23頃の南東の空。
  厚い雲の一角に少し明るいところが。
  「あの向こうに月がいる!」とドキドキ。
中左)21:55頃の南東(やや南寄り)の空に
  月が顔を出しました。
  少し雲をまとって。月齢14.7、輝面率100%。
中右)黄色い月です。かかっている雲も流れていき
右)くっきりと月が! 
  輝面率100%とはいえ、満月の時刻から
  12時間以上経っているため、右斜め上を中心に
  クレーターの凸凹(欠けのしるし)が見えてます。
190717_2123 190717_2155_1ses_147th_100_23a 190717_2155_2ses_147th_100_23a 190717_2155_3ses_147th_100_23a

左)21:55の月の画像を引くと。
  とりまく雲が月光に照らされ輝いています。
中)18日00:00頃の月の欠け際。
  でこぼこくっきり。
右)00:21頃の南の空の月。
  輝面率は99%に。
  神々しかったです。
  南南西に火星、南西に北西が光っていました。
190717_2155_4ses_147th_100_23a 190718_0000se_148th_99_33a 190718_0021s_148th_99_33a
17日の早朝に部分月食。西日本の皆様はご覧になれたのでしょうか。

7月(23)~24日
相変わらずぐずついた天気が続いています。
久しぶりに逢えたのは半月(下弦)一日前の月。
朝も雲の多い空だったのですが切れ間にみつけました。
24日06:29頃の南西の空。
月齢21.1、輝面率62%。
20190724_0629sw_211th_62_49a

7月(24)~25日(25日10:18が下弦)
25日08:19頃の西南西の青空の月。
月齢22.2、輝面率52%。
190725_0819wsw_222th_52_42a

7月(25)~26日
左)26日04:55頃の南東の空高くの月。
  今クール、二日続けて月を見られたのははじめて。
  雲の中の月。
中)月をアップで。月齢23、輝面率42%。
右)06:48頃の月。
190726_0455_1se_23th_42_60a 190726_0455_2se_23th_42_60a 190726_0648ssw_231th_42_64a
左)11:16頃の西の青空の中に
  大好きなヒマラヤ杉の枝の間の月。
右)月をアップで。月齢23.3。輝面率40%。
  青空に透けるようなソーダブルーの月。
190726_1116_1w_233th_40_19ashort 190726_1116_2w_233th_40_19ashort

7月27日
左)11:35頃の西の空。
  台風の影響で雲が速く流れる中で現れた月。
中左)アップで。月齢24.3、輝面率30%。
中右)12:10頃の西(やや北寄り)の空の月。
  少し月の色がさきほどより透明っぽく。
右)月は写っていないのですが、入道雲と雨雲が入り交ざる様子を。
  速く飛ぶ雲。ゆっくり流れる雲。白い雲。黒い雲。
  見飽きないです。
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7月28日(新月4日前の逆四日月)
左)台風も通過。青空にとどまる白い雲と月。
右)このくらいの細さになると
  方角の検討がつかないと見つけづらいです。
  青空に透けているような
  月齢25.3、輝面率21%の月。
190728_1231_1w_253th_21_28a 190728_1231_2w_253th_21_28a
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今クールは「梅雨の晴れ間」がなく、
連続30日以上、毎日降雨を記録。
記録的に月に逢えないクールとなりました。
だからこそ、月が見られた時はまるで月蝕を見るくらい嬉しくなりました。
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※月齢、輝面率はステラナビゲータ10で
  調べたものを記しています。
※月齢は正午月齢ではなく、撮影時刻のものです。

月の満ち欠け日記INDEXはこちら

2019年7月 7日 (日)

和のあかり×百段階段2019に行ってきました(その3)

その3では雅叙園の建物やお庭の写真を少しご紹介します。

百段階段のいろんな間(ま)には花鳥画の天井画が。
以前は00の花が綺麗だわあ。鳥もいるわ~と思っていたのですが、
野鳥に興味を持ち始めてからは、あの鳥はなんていう鳥だろうとしげしげ見てしまいます。

そんな天井画の一つにアカゲラ発見!
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私が以前公園で撮ったアカゲラと比べてみましょう。
20170204akagera1 
↑顔が隠れているのですが(^_^.)  背の白黒模様、わき腹の赤。
同じ柄ですね!

百段階段、じつは99まで。
満月が後は欠けるだけのように、完璧なものを避けるため、のような説明文がありました。
確か日光東照宮の柱も一つ逆さに立てているのは、完全なものを避けた魔除けの意味でしたよね。
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百階段を上から見下ろしたところ。
木の階段を素足(ソックスは履いているけれどスリッパではない)で歩く感触って大好きです。
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お庭に出ました。アジサイが綺麗でした。
ペールグリーンから少しバイオレットの色合いがくわわっています。
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最近はカラフルな紫陽花が多いから、真っ白というのも潔くていいですね~。
20190705gajoen6

カシワバアジサイ。人間が工作でこの花びらを作るとしたらかなり技術がいると思うのです。
花びらの重なり具合のこまやかさとか。
自然はそれを「手」を使わずつくりだすのだから凄いです。
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この紫陽花もグリーンがかっていて素敵でした。
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裏を向けていたのでちょっと表を。
黄緑色のヤマボウシに似た空気感。
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梅がたわわに。
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鯉がスイスイ。
どぶ川っぽいところに鯉がいるのをみかけることもありますが
(私がどぶ川と思っても本人たちにはメリットがある魅力的な環境かもしれませんが)
雅叙園のお庭で一生を終える鯉ちゃんたちは、前世いいことをしたのかもしれませんね~。
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お庭のそばにあるパティスリー栞杏1928さんで北欧紅茶のパウンドケーキを買いました。
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詳細は食べ物ブログのこちらに。

2019年7月 6日 (土)

和のあかり×百段階段2019に行ってきました(その2)

その1の続きです。

その2では月にちなんだ作品をご紹介します。

漉工房 高山しげこさんの作品。
高山しげこさんは存じ上げなかったのですが、これぞ「和の灯り!」。
魅せられました。
パルプや和紙を漉く技術を使って、森、月、星などのモチーフをテーマに作品作りをされているようです。
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針葉樹の向こう側に沈む月。
紙が厚いところが濃く、薄いところが明るく、光が創るシルエットが絵となって浮かび上がるのでしょう。
風情があります。
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沈む月をトリミングしてみました。クリックするとかなり大きくアップになります。
灯りが透けた紙の質感が伝わりますでしょうか。
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無数の星と流れ星の軌跡。繊細です。
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カラフルな紙がつかわれているわけではない、一色の濃淡。
ですが見飽きません。
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ぜひほかの作品も拝見したいです。
20190705akari7short

サンドアートデュオemullenuettさんの作品が映像で流れていました。

私のカメラの構え方が甘く、ちょっとピンボケしているのですが。
月がモチーフになっていました。
↓細い月の左側に濃い色が見えるのはアーティストの手の影だったかと思います。
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さらさらっと動いて丸い月に。
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こちらはかぐや姫でしょうか。
サンドアートは茶色いからラテアートのようにも見えます。
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満月に空飛ぶ金魚。満天の星が現れて、月が満ち欠けして。
ファンタジックなサンドアートの映像でした。
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入江千春さんの昭和の懐かしい時代を再現したようなあかり絵。
2匹の餅つきウサギの影が郷愁を感じさせました。
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百段階段の途中に設けられたそれぞれの間(空間)が壁面、天井画含めて和の情緒たっぷり。
闇があるからこそ、光が「映える」。
光があるこらこそ、闇を愉しめる。
そんなことを感じました。

その3につづきます。
その3は雅叙園さんのお庭の紫陽花とおすすめのパウンドケーキです。

和のあかり×百段階段2019に行ってきました(その1)

目黒のホテル雅叙園東京で毎年、夏に開催されていて人気の「和のあかり×百段階段」。
いつもスポーツ観戦をご一緒させていただいている方とのご縁でいち早く拝見することができました。

写真撮影OKでした。
どの作品も空間も素晴らしかったのですが、
うまく写せなかったものもあります。
綺麗に撮れたものを中心に2回に分けてご紹介いたします。
(画像はクリックで拡大します)

まず、私たちをお出迎えしたのは青森のねぶた祭りの飾り(北村春一氏作)

すごい迫力! 3D感がハンパないです。
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別角度で。
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掴まれそう。
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竹あかり作家NITTAKEさんの作品。
かぐや姫が中にいるかのように竹が輝いています。
20190705akari21 

アップで。竹にこんな風に切れ込みを入れているのですね。
日本の着物をまとっているようにもみえます。
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おごそかで幻想的な光景でした。
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長崎ランタンフェスティバルの飾りの空間は艶やか!!
百段階段の「和」の情緒たっぷりの天井画や壁の絵とあわさって竜宮城のような華やかさ。
映画「千と千尋の神隠し」を思い出しました。
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別角度で。龍が躍動しています。
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竜のアップ。
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金魚も赤く輝いています。
中国風でもあり、少しキッチュで魅力的な空間でした。
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魚のウロコのアップと、花びら。
ぜひクリックで拡大してご覧いただきたいのですが、
ウロコの縁はスパンコールでしょうか。キラッキラ光っています。
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和傘工房朱夏さんの空間は静けさに満たされています。
水が張られているわけではなくて、漆(?)に映っているのだと思います。
紫、朱。和の色合いの傘の花と、色が移り変わる龍が幻想的でした。
20190705akari4

岡半さん。緑のポンポンが3つずつ並んだモビールが落とす影が、
松のようでもあり、梅の花のようでもあり。
光ではなく「影」を愉しむ小粋な演出。
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江戸組子建松さんと山川建具さんの組子が創り出す影も素敵でした。
こちらは山川建具さんの作品だったと思います。
20190705asari81short 
↑まわりに六角形の連なりのような影が広がっていますよね。
不思議なんです。肉眼ですと、もう少し淡くぼおっと見えます。
写真を撮ると、影が濃く写るのです。
これから行かれる方は、ぜひ肉眼と写真との差をお楽しみくださいませ。

こちらは籠染灯籠(中野形染工場さん+ハナブデザインさん)だったでしょうか。
20190705asari82 

筒のいろんな文様から洩れる光も、また周りに映る文様の影も美しいのですが、
こちらも肉眼だともう少しほわっとした影です。
写真を撮るとはっきり。
ぜひその見た目の違いを体感してください。
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↑繊細でおごそか。万華鏡のよう。

今年も川村忠晴さんの作品がありました!
川村さんの作品の大ファンです。

まゆたちが光っていました。スペイシー。
かぐや姫が中にいるかのよう。
20190705asari91

アップで。まゆの糸のモフモフした質感、漏れる光が照らす木のトレイの肌のゴツゴツした質感。
光は「明るくする」だけではなく「質感」を浮かび上がらせるんだと再発見。
20190705asari92 

ススキ。後ろに映る影も美しかったです。
20190705asari93

このポテトチップスみたいなものはゴウダソウでしょうか。
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ふわっふわ。やわらかい光を空間に放っています。
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紫陽花でしょうか。瓶の中に入っていて、幻想的でした。
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ニゲラー(ニゲラ好きのこと)にはたまらない、ニゲラです。
ポフッポフのニゲラの風船が糸が交差した手まりのようなものの上に鎮座していました。
素敵でした~。
20190705asari97

↓私のベランダのニゲラ。この丸い風船が↑こんな素敵な灯りになるのですね。
20180505short190706up

柳井金魚ちょうもん祭の金魚。
丸い目と、きょとんとした口元がかわいいです。
長崎のランタン飾りもそうですが、「赤い紙」は灯ると、懐かしくもあり、また見るものを元気つける力がありますね。
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(その2)に続きます。

2019年7月 4日 (木)

月と文学 『金色夜叉』今月今夜のこの月を どんな月?(その2)

尾崎紅葉の小説『金色夜叉』を読んでいなくても、
今月今夜のこの月~という台詞はいろんな場面で耳にしますよね。

今月今夜っていつ? どんな形の月?と調べた
『金色夜叉』今月今夜のこの月を どんな月? (その1)の続きです。

上記の台詞は第8章に出てきます。

熱海の海で、貫一がお宮に言い放ち、足蹴(あしげ)にする名場面です。
一月の十七日、宮さん、善く覚えてお置き。
来年の今月今夜は、貫一は何処でこの月を見るのだか!(以下、私による略)」
『金色夜叉 上』前篇第八章p81 尾崎紅葉作(岩波文庫 2003)より。

原文の詳細も(その1)をご覧ください。

実は、小説では「今月今夜のこの月~」というどんぴしゃの台詞はないのです。

この原作をもとにした映画・舞台などで使われた台詞が原作の台詞よりも普及したのだと思われます。
いずれにしても古い作品なのでチェックしきれていないのですが、大正7年(1918年)の「金色夜叉」の歌詞も興味深いです。
後藤紫雲、宮島郁芳2人の演歌師によって生まれたこの唄にこんな歌詞があります。

♪宮さん、必ず来年の今月今夜のこの月は 僕の涙で曇らせて見せるよ 男子の意気地から

原作の貫一の台詞をギュッと凝縮しています。
この唄の大ヒットが「金色夜叉」といえば「今月今夜のこの月~」が定着する一端を担っていると推測できます。

今月今夜のこの月はどんな形の月だったのかは(その1)で記しましたので、
この(その2)では原作の1月17日の熱海の場面の概要と、月に関する描写をまとめてみます。

具体的には『金色夜叉 上』第7章、第8章。
(引用部分は青文字。昔の漢字表記を私がひらがなや現在の当用漢字に直している箇所があります)

【第7章】 1月17日昼下がりか。月の描写はなし。
熱海の浜辺にたたずむ宮と宮の母親のところに富山(宮が貫一を捨てて結婚することになる男性です)が現れます。
富山が宮を一緒に散歩しようと誘っている時に、貫一が現れます。
緊張が走る場面がこう書かれています。
貫一が「おばさん、参りましたよ。」と現れて、母子は動転してほとんど人心地を失いぬ。 (p71)
富山と貫一を前におろおろする母、宮の様子を見て、富山は宮に「よろしいですか。来なくてはいけませんよ、私待っていますから。」と念を押して立ち去ります。(p73)
富山が去ったあと、貫一は富山の様子を「夜みたらそれほどでもなかったが、昼間見ると実にきざな奴だね。そうしてどうだ、あの高慢ちきの面は!」と宮と母親に毒つきます(p74)
母親はそんな悪口を言うものではありませんと貫一を諭したあと、一緒に帰りましょうと促します。
まだおひる前なのでしょう。と。
それに対し貫一はいえ、汽車の中で鮨を食べました。と返答しています。

以上の描写からわかること。
①昼間である。
②「まだおひる前なのでしょう」という台詞から、お昼前後と推測できます。

【第8章】 1月17日 夜。(夕方、宵、夜、夜中までは判明できず)。月の描写あり。
第八章では貫一と宮が二人で浜辺を歩くところからはじまります。
母は出てきません。第7章から少し時間が経過しているのでしょう。

出だしは
打霞(うちかす)みたる空ながら、月の色はにおいこぼるるようにて、ほの白き海は縹渺(ひょうびょう)として限りを知らず(p76)
宮が貫一に富山との結婚を決めたことを謝る場面では、
月は朧に一湾の真砂を照らして、空も汀もうす白き中に、立尽せる二人の姿は墨のしたたりたるようの影を作れり。 (p77)
宮を責める貫一。宮の表情の描写シーンでは、
閉じたる眼より乱落つる涙に浸れる灰色の頬を、月の光は悲しげにさまよいて(p81)

この後に有名なセリフが出てきます。
「ああ、宮さんこうして二人が一処にいるのも今夜限だ。お前が僕の介抱をしてくれるのも今夜限、僕がお前に物を言うのも今夜限だよ。一月の十七日、宮さん、よく覚えておおき。来年の今月今夜は、貫一は何処でこの月を見るのだか! 再来年の今月今夜・・・・・・十年後の今月今夜・・・・・・一生を通して僕は今月今夜を忘れん、忘れるものか、死んでも僕は忘れんよ! いいか、宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になったらば、僕の涙で必ずは曇らして見せるから、月が・・・・・月が・・・・・・月が・・・・・・曇ったらば、宮さん、貫一はどこかでお前を恨んで、今夜のように泣いていると思ってくれ。」 (p81)

貫一はこのセリフのあとも宮を責め続けます。
波打ち際で顔を覆って泣くお宮の場面では、
なやましげなる姿の月に照らされ、風に吹かれて、あわれ消えもしぬべく立ち迷えるに、びょうびょうたる海の端の白くくずれて波と打寄せたる、艶に哀(あわれ)を尽せる風情に、貫一はいかりをも恨みをも忘れて、しばしは画(え)を看るごとき心地もしつ。 (p84)
そして「私があっち(私メモ 富山のこと)へ嫁(いっ)たら、貫一さんはどうするの」 (p90)
という宮の言葉に貫一は、宮の富山に嫁ぐ気持ちが変わらないことがわかり、
 「はらわたの腐った女! 姦婦!!」 (p90) と宮をののしります。
私たちがよく知る、貫一がお宮を足蹴にするこの場面は、名台詞から少し時間が経ったあとの場面だったのです。
このあと貫一は宮から宮の両親に「もし貫一はどうしたとお訊ねなすったら、あの大馬鹿者は一月十七日の晩に気が違って、熱海の浜辺から行方知れずになってしまったと・・・・・」伝えてくれと言います。(p91)こ
のセリフから、第八章が、夜ではあるけれど、真夜中ではない時間帯かしらと推測できます。
このあと、貫一の足に宮がすがりつき、「放さない」「強情張ると蹴飛ずぞ」「蹴られてもいいわ」(p92)のやりとりが。
これが貫一がお宮を足蹴にする名場面になるのかしらと。
立ち去る貫一を倒れたまま見送る宮。
第八章の最後は、
波は悲しき音を寄せて一月十七日の月は白く愁いぬ。宮は再び恋しき貫一の名を呼びたりき。 (p93) で幕を閉じます。

烈しい愛憎が最初から最後まで描かれた第八章。
何度も何度も月の描写が織り込まれ、当時の読者は夜の海に輝く月を想い浮べて読んだことでしょう。

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emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
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