2019ラグビーワールドカップシリーズ(12)ラグビーといったら、ユーミンのノーサイド
ラグビーのワールドカップがはじまりました!
私も運良くチケットが取れて、見に行きます!
母国開催。嬉しいです。
私が最初にラグビーの試合を見に行ったのは学生時代。
その時は、ルールもよくわからずでした。
面白さの虜になった、というわけではありませんが、
野球のように音頭を取る応援があるわけではない。
たとえば選手がボールを持って走ると
「ワー」というような観客の声が地響きのようになって走る選手とともに動きます。
誰も音頭を取らないのに自然発生的に声が出る、立ちあがる。
その様子と迫力に圧倒されました。
私がラグビーの虜になったきっかけの試合は伝説の雪の早明戦。(1987年12月6日)
テレビ観戦したその試合では、スクラムを組む選手たちの身体から湯気が出ていました。
そして、ユーミンの名曲「ノーサイド」(1984)の魅力にも浸り、
以降、ラグビーに目覚め、秩父宮が私の聖地となりました。
早稲田大学では堀越、今泉。
明治では端正な吉田。
大東文化大のラトウ。
神戸製鋼ではやはり端正な平尾。野武士のような大八木。
が特に好きでした。
特に堀越くんは小柄だけど敏捷でセンスあふれるプレーに魅せられました。
ボールを投げる時、身体全体でボールをほおって、自分も宙に飛んでいるイメージがありました。
↑ペイントで描いてみました。
身体も宙に舞ってるイメージでした。
今泉くんのコンバージョンでは、一歩二歩三歩・・・と下がり、その後脇にも歩を踏む。
スタンドのみんなでその歩にあわせて掛け声するのがお約束でした。
冬。晴れているとスカートにタイツをはいていても、
家に帰るとタイツ越しの陽射しで脚が赤く日焼けしていました。
そんな冬の午後の日差し。夕方に近づけば少し黄色い光で芝を照らし。
興奮の地響きの歓声、トライを決めた歓喜。コンバージョンの時のシーンと静まり返った静寂。
そのコントラストも魅力。
まさにユーミンの「ノーサイド」の歌の世界そのもの。
以降も、宿沢監督時の伝説の試合を見たり、
高校ラグビーの県大会、花園に行ったり。
松島幸太朗は高1の時からみていました。
当時は今よりも線が細くはありましたが、非凡な才能を発揮。
当時の新聞でも2019年のワールドカップで活躍する存在になると書かれていました。
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私が今回のワールドカップの試合や特集番組をみているかぎりでは(ごく一部しかチェックできていませんが)
ユーミンの「ノーサイド」の歌が流れたり、コメントで紹介されていることは一度もないです。
今の日本のラグビー文化を支えた立役者の一つがこの「ノーサイド」だと思うのですよね。
ノーサイド精神というのを、若い女性に一気に普及させました。
ユーミンの歌と、当時の素晴らしいラグビー選手のプレーが多くの女性ファンをつくりだしました。
つまり、ユーミンの「ノーサイド」をきっかけにラグビーファンになり、ラガーマンと結婚した女性も少なくないはず。
その子供たちもラガーマンとなり。
となれば、今のラガーマンはユーミンの「ノーサイド」がなかったら、生まれていなかったのかも。
ぜひ、ワールドカップ期間中、あちこちの番組で「ノーサイド」を流してくれたらいいなあと思います。
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(2019.9.29追記)
昨日の日本アイルランド戦、すごかったですね。
4年前に続き、ジャイアントキリングではなくて、選手たちが勝つのは当然、
それだけの準備をしてきたから、と自信持って挑んだのがすごいです。
アイルランドスコットランド戦を見て、日本は大差で負けると思っていました。
致命的な怪我さえ負わなければいいとだけ思っていました。
それが・・・。
あいにく試合時間は仕事中で、
結果を知らずに帰宅後録画をみようと思っていましたが、それが叶わず。
勝利を知った後で録画をみたので、生でご覧になった方方のような
ハラハラ、ドキドキ、やきもき、歓喜、悲痛、歓喜、歓喜、のようなものを味わえなかったのですが、
すごさはわかりました~。
(c)Yoko M
今度、一緒にラグビーに行く観戦仲間が以前、おきあがり小法師で作った作品が素晴らしいので
ご紹介します。
友人によるおきあがり小法師ラグビー その1 その2
さらに追記(2019.11.24)
10月27日(日)の夜のNHK番組だったと思います。
ラグビーの特集で、はじめてユーミンの「ノーサイド」をバックに使ってくれた番組に出会えました。
バックというよりもかなりメインに扱ってくれました。
選手たちの僕たちがどれだけ犠牲を払ってきたか誰も知らないという言葉と「ノーサイド」の歌詞が重なるところがあることがしっかり語られ、
日本選手たちの映像にかぶせて♪ノーサイドが流されました。
涙でした~。
↓W杯後のとある試合終了後。
人が帰ったあと、晩秋の日差しが芝生に長い影を落とす。
♪ノーサイドの歌詞の世界
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