« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »

2020年1月29日 (水)

月の満ち欠け日記 2020年1月25日~2020年2月23日

「綺麗だな~」と心に残る月に出会った時、
お訪ねいただけるとうれしいです。
ご覧になられたのと同じ月があるかもしれません。
別の空、同じ時間、同じ形の月が。

最近天候不良で月が見られずサミシイという時にも
ぜひお訪ねいただけたら。
(以下、画像はクリックで拡大します。
はみでたら新しいタブで開く、を)

※スマホではレイアウトが崩れる場合は
「PC版サイトを見る」モードで開いてくださいませ。
----------------------------------------------------
1月29日(五日月)
今クール初めて逢った月はぽかぽか陽気の29日の昼間の空の五日月。

左)13:03頃の南東の空の月。
 月齢4.3、輝面率17%。
 このくらいの太さになると
 昼間の空でもすぐみつけられます。
中左)16:35頃の南西(やや南寄り)の空の月。
 写っていませんが、金星も見えました。
中右)金星のアップ。マイナス4.1等星の明るさです。
右)16:36頃の西南西の空の夕陽。
 つまり月・金星・太陽がそろい踏みで見られました。
200129_1303_se_43th_17_39a 200129_1635_1sws_44th_17_44a 200129_1635_2kinsei41 200129_1636

左)16:38頃の南西の空の月と金星の2ショット。
 金星は右下に。画像拡大でご覧いただけたら。
中左)月をアップで。月齢4.4、輝面率17%。
中右)17:09頃の南西の空の月と金星。
右)月のアップ。月齢、輝面率変わらず。
200129_1638_2sws_44th_17_43ashort_kinsei 200129_1638sws_44th_17_43a 200129_1709kinsei 200129_1710sw_44th_17_40a

左)17:11頃の南の空では雲がサーモンピンクに。
中左)17:47頃の南西の空の月と金星。
中右)月のアップ。月齢4.5、輝面率17%。
右)さらにアップ。月の太さとカーブがバナナのよう。
200129_1711minami200129_1747_1sw_45th_17_35akinsei 200129_1748sw_45th_17_34a 200129_1747_2sw_45th_17_35ashort

1月30日
30日もポカポカ日和。
左)13:09頃の南東(やや東寄り)の空の月。
 月齢5.3、輝面率24%。
中左)15:37頃の南の空の月。
 月齢5.4、輝面率25%。
中右)16:49頃の南南西の空の月。
 月齢、輝面率変わらず。
 写していませんが金星も視認できました。
右)17:29頃の南西(やや南)の空の月と金星。
 月と金星の輝きと暮れなずむ空の色が
 新海誠監督の絵のように美しかったです。
200130_1309see_53th_24_38a 200130_1537s_54th_25_53a 200130_1649ssw_54th_25_51a 200130_1729sws_54th_25_47akinsei 

左)月をアップで。地球照も見えています。
中左)クレーターが写るモードで撮影。
 そのためまわりが黒く写っています。
中右)17:30頃の金星。ブーンと飛行機が近づきました。
右)南西の空がオレンジ色のグラデーションに。
200130_1729_2sws_54th_25_47a 200130_1730sws_54th_25_46ashort 200130_1730_2kinsei 200130_1731

左)17:38頃の南西の空の月と金星。
 わずかな時間で空の色が藍色が増しています。
中左)月をアップで。地球照も。
中右)18:29頃の南西(やや西寄り)の空の月。
 月齢5.5、輝面率25%。
右)19:30頃の西南西の空の月。
 月齢5.5、輝面率26%。
 輝面率が25%前後の頃は鼻のとがった月に
 なることがありますが、今回の月はノー鼻です。
200130_1738sw_55th_25_45akinsei 200130_1739sw_55th_25_45a 200130_1829sww_55th_25_38a 200130_1930wsw_55th_26_28a

1月31日
左)12:11頃の東(やや南寄り)の空の月。
 月齢6.2、輝面率32%。
 東の空の月なのに地平線間際ではなく
 高度は23度と結構あります。
中左)13:11頃の東南東の空の月。
 月齢6.3、輝面率33%。
 ソーダブルーの月。海は青空の色に。
中右)16:53頃(日の入り少し前)の月。
 日の入りが少しずつ遅くなっています。
 月齢6.4、輝面率34%。
右)同じ時間の金星。
 太陽が沈む間際になると見え始めます。
200131_1211es_62th_32_23a 200131_1311ese_63th_33_34a 200131_1653sw_64th_34_57a 200131_1654kinsei

左)17:35頃の南南西の空の月と金星。
中)月をアップで。影の部分もうっすらと。
右)クレーターが写るモードで。
 月齢6.5、輝面率34%。
200131_1735ssw_65th_34_54akinsei 200131_1735ssw_65th_34_54a 200131_1736ssw_65th_34_54a

左)18:38頃の南西の空の月。
 月齢6.5、輝面率34%。
 少しずつ時計まわりに回転しています。
中)20:16頃の西南西の空の月。
 月齢6.6、輝面率34%。
右)21:35頃の西の空の月。
 月齢6.6、輝面率35%。
 西の空なのにまだ高度は35度と高いです。
200131_1838sw_65th_34_47ashort 200131_2016wsw_66th_34_30a 200131_2135w_66th_35_15ashort

2月1日
左)17:22頃の南の空の月。
右)アップで。月齢7.4、輝面率43%。
200201_1722_sw44th_17_38a 200201_1722_2sw44th_17_38a

2月2~3日(2日10:42が上弦)
左)2日14:54頃の東南東の空の月。
 月齢8.3、輝面率52%。
 上弦の時刻から4時間ほどすぎて2%太っています。
中)16:52頃の南東(やや南寄り)の空の月。
右)アップで。そのため空が暗く写っています。
 月齢8.4、輝面率53%。
200202_1454_ese83th_52_44a 200202_1652ses_84th_53_63a 200202_1652_2ses_84th_53_63a

左)19:17頃の南西の空の月。
 月齢8.5、輝面率53%。
中)月面エックスは欠け際にいないので
 目立ちません。
右)逆さオラフ(勝手に命名)が上にいます。
 月面エックスを探すのは
 ジョン・レノンの眼鏡型のクレーター、
 (プレイフェアとアピアヌス)。
 そのそばのクレーター、
 (ウェルナーとアリアセンシス)が
 目印になります。
200202_1917sw_85th_53_60a 200202_1917_2sw_85th_53_60a 200202_1917_2sw_85th_53_60amoji

2月3~4日
左)3日15:18頃の東(やや南寄り)の空の月。
 月齢9.4、輝面率62%。
右)21:14頃の西南西の空の月。
 月齢9.6、輝面率64%。
200203_1518es_94th_62_42a 200203_2114wsw_96th_64_52a

2月4~5日
4日23:12頃の西の空の月。
月齢10.7、輝面率74%。
西の空でも高度40度と高いです。
200204_2312w_107th_74_40a

2月5~6日
左)5日15:02頃の東(やや北寄り)の空の月。
 月齢11.3、輝面率81%。
 月の出から2時間経ちますが、
 まだ位置が東ではなくて東と東北東の間です。
 というのは、この月の出が東北東よりも
 さらに北寄りだったからです。
中)17:29頃の東(やや南寄り)の夕空の月。
右)アップで。そのため空が黒く写っています。
 月齢11.4、輝面率81%。
200205_1502en_113th_81_22a 200205_1729es_114th_81_51a 200205_1730es_114th_81_51a

2月6~7日
6日18:55頃の東(やや南寄り)の空の月。
月齢12.5、輝面率89%。
ほぼ東の空の月なのに高度は57度もあります。
200206_1855es_125th_89_57a

2月7~8日
左)7日22:33頃の南(やや西寄り)の空の月。
 月齢13.7、輝面率96%。
 高度は77度。ほぼ頭上に感じる高さです。
右)8日03:14頃の西(やや北寄り)の空の月。
 月齢13.9、輝面率96%。
200207_2233_sw_137th_96_77a 200208_0314wn139th_96_27a

2月8~9日
左)9日00:11頃の南西の空の月。
 月齢14.7、輝面率99%。
 薄雲越しでぼんぼりのような風情。
中)02:30頃の西(やや南寄り)の空の月。
右)アップで。月齢14.8、輝面率99%。
200209_0011sw_147th_99_71a 200209_0230_1ws_148th_99_46a 200209_0230ws_148th_99_46ashort

左)05:39頃の西(やや北寄り)の空の月。
 月齢15、輝面率100%。
 高度が低いため、濃い黄色の月でした。
 満月は9日16:33ですがすでに
 100%(四捨五入すると)になっています。
 まだ若干欠けているのは左上。
 クレーターの凸凹が見えているあたりです。
200209_0539wn_15th_100_95a 200209_0539wn_15th_100_95aup

2月9~10日(9日16:33が満月)

左)9日、月の出直前の17:06頃の西の空。
 放射状に光を放つ夕陽と富士山。
右)17:21頃の東北東の空。
 17:09頃が月の出なので、
 森の向こう側に見えていないだけで
 地平線からは月が昇っているのです。
 空は地平線が薄紫、
 その上に少しピンクがかった色、
 その上にまた薄青のグラデが綺麗💛
200209_1706 200209_1721

左)17:25頃、東北東の森の向こうに月が!!!
 地平線ではなくて少し小高い丘の森です。
中左)同じく17:25頃。みるみる昇っていきます。
 月の出から14分後の月です。
 低いところの月は大きく見えるといいますが、
 どでかいです。
 この森のすぐ向こうに月がいる、ぐらいの感覚。
 月齢15.4、輝面率100%。
 月をアップにして空が暗く写っています。
中右)17:27頃の東北東の空の月。
 少し画面を引いて。
右)さらに引いて。
 実際の空の色はこのくらいです。
200209_1725ene_154th_100_24ashort 200209_1725_3ene_154th_100_24a 200209_1727ene_154th_100_27a 200209_1727_3ene_154th_100_27a

左)17:28頃の東北東の空。
 みるみる昇る大きな月。
右)アップで。月齢15.4、輝面率100%。
200209_1728ene_154th_100_29a 200209_1728_2ene_154th_100_29

左)21:47頃の東南東の空の月。
 薄いレモンイエローの月でしたが、
 グレーに写っています。
 月齢15.6、輝面率100%。
 100%ですが満月の時刻を5時間ほどすぎて、
 かけ始めているのがわかります。
中)左側はのっぺりしていますが、
右)右側はクレーターのでこぼこが見えます。
 こちら側からどんどん欠けていきます。
200209_2147ese_156th_100_52ashort 200209_2147ese_156th_100_52aleft 200209_2147ese_156th_100_52alight

2月10~11日
11日05:38頃の西(やや南寄り)の空の月。
月齢17、輝面率97%。
200211_0538ws_17th_97_27a

2月11~12日
左)12日04:56頃の南西(やや西寄り)の空の月。
 薄雲があるため、オーラのような光をまとっています。
中左)月をアップで。
 月齢17.8、輝面率91%。
中右)06:21頃の西(やや南寄り)の空の月。
右)アップで。そのため空が黒く写っています。
 月齢18.輝面率91%。
200212_0456sww_179th_91_42a 200212_0457sww_179th_91_42a 200212_0621ws_18th_91_26a 200212_0622ws_18th_91_26a

2月13~14日
左)14日04:56頃の南南西の空の月。
 まわりにオーラのように光が。
中)アップで。月齢19.9、輝面率73%。
右)3つ並ぶテオフィルス、キリルス、カタリナ。
 一番上のテオフィルスの中央の山も写っています。
200214_0456ssw_199th_73_45a 200214_0455ssw_199th_73_46a 200214_0456ssw_199th_73_45aup

左)06:47頃の南西(やや西寄り)の空の月。
 開花準備が進む桜の梢と。
中左)月の照準を。そのため、空が暗く写っています。
 月齢20、輝面率72%。
中右)3連クレーター。
右)アルタイの崖も見えました。
200214_0647sww_20th_72_32a 200214_0647_2sww_20th_72_32a 200214_0647_2sww_20th_72_32aup 200214_0647_2moji

2月14~15日
左)15日04:40頃の南の空の月。
 非常にくっきり綺麗です。
 月齢20.9、輝面率62%。
中左)欠け際のアップ。
中右)逆さオラフ(勝手に命名)、
 ジョンレノンの眼鏡、月面Xの位置を記しました。
右)07:23頃の南西の空の月。
 月齢21、輝面率81%。
200215_0440s_209th_62_43ashort 200215_0440_2s_209th_62_43ashort 200215_0440_2x 200215_0723sw_21th_61_30a

2月16日(下弦07:17)
左)01:16頃の東南東の空の月。
 月齢21.8、輝面率52%。
 16日が下弦ですがその時刻の6時間前のため
 まだ輝面率は52%になっています。
中左)欠け際にエックスのようなものが。
中右)これは月面エックスではなくて、
 ジョンレノンの眼鏡(勝手に命名)。
 本来の月面エックスは水色の場所ですね。
右)1分前の画像がこちら。
 ジョンレノンの眼鏡のクレーターの縁への
 光の当たり方がちょっと変わっただけで
 ヘリが見えづらくなり×っぽく見えたのですね。
200216_0116_1ese_218th_52_11a 200216_0117ese_218th_52_11a 200216_0117ese_218th_52_11aline 200216_0116_2ese_218th_52_11a

2月18日
この季節、早朝はまだキリリと冷えた空気ですが、
星がくっきり。美しいです。
左)04:54頃の南東(やや南寄り)の空の月。
 月齢23.9。輝面率30%。
中)欠け際中央のクレーター、コペルニクス。
 右側のヘリに光が当たり、
 この早朝の月の形☾を反転した同じ形☽になっています。
右)月のまわりにさそり座の星が輝いていました。
 とてもゴージャス。
 その様子をステラナビゲータで再現。
200218_0454ses_239th_30_22a 200218_0454ses_239th_30_22aup 200218_0454sasori

左)05:47頃の南南東の空の月と木星(左下)。
右)地球照も見えました。
200218_0547sse_24th_30_28a 200218_0547sse_24th_30_28ashort

左)06:23頃の南(やや東寄り)の空の月。
中左)アップで。そのため空が濃く写っています。
 月齢24、輝面率29%。
中右)06:47頃の南(やや東寄り)の空の
 月とイチョウの梢。
 月齢24、輝面率29%。
右)イチョウにピントを合わせて。
 枯れ枝に見えるこの梢の内側で
 春への準備が進んでいるのですね。
200218_0623se_24th_29_30a 200218_0624se_24th_29_30a 200218_0647_1se_24th_29_31a 200218_0647_2se_24th_29_31a

2月19日
左)05:30頃の南東の空。
 地球照の月が木星と火星と並んでいました。
中左)かすかに写っている木星と火星の位置を矢印で。
中右)月と木星(左下)。
右)月をアップで。月齢24.9、輝面率21%。
200219_0530se_249th_21_19a 200219_0530moji 200219_0531_2se_249th_21_19ashort 200219_0531_1se_249th_21_19a

左)06:16頃(日の出直前)の
 南東(やや南寄り)の空の月。
 黄昏の空も幻想的で引き込まれますが、
 夜明けの空もグラデーション、雲のシルエットetc.
 夢の続きのようでどこか現実離れして感じられます。
中左)月をアップで。月齢25、輝面率20%。
中右)09:31頃の南南西の空の月と白い雲。
 このくらいの細さだとすぐにみつけられます。
右)アップで。月齢25.1、輝面率20%。
200219_0616_1ses_25th_20_24a 200219_0616_2ses_25th_20_24a 200219_0931_1ssw_251th_20_28a 200219_0931_2ssw_251th_20_28a

2月20日
左)日の出20分ほど前の朝6時頃の南東の空。
 幻想的な空と雲の間に月と木星。
中左)木星は月の上にいます。
中右)月をアップで。
 月齢26、輝面率13%。
右)クレーターが写るモードで。
200220_0601_2se_26th_13_16a 200220_0602se_26th_13_16a 200220_0559se_26th_13_16a 200220_0601se_26th_13_16a

2月21日
左)日の出20分ほど前の
 朝6時頃の南東(やや東寄り)の空。
 日の入り直後と日の出直前の空は
 美しいグラデーションでうっとりしますね。
中左)月をアップで。月齢27、輝面率7%。
中右)木星もピカリ。おそらく明けてゆく空で
 最後まで残った星でしょう。
 一番最初に現れる一番星の逆だから
 「逆一番星」。
右)月と木星をどうにか同じ画面で
 撮ることができました。
200221_0558see_27th_7_9a 200221_0559see_27th_7_9a 200221_0600see_27th_7_94a 200221_0601see_27th_7_95a
----------------------------------------------------
今クール一番印象に残ったのは2月9日の満月。
月の出直後の大きな大きな月を撮れました。

その次に印象に残ったのは2月18~21日の夜明けの月。
まるで夢の続きのような幻想的な空に月の弧。
地球照も見られてよかったです。
----------------------------------------------------

※月齢、輝面率はステラナビゲータ10で調べたものを記しています。
※月齢は正午月齢ではなく、撮影時刻のものです。

月の満ち欠け日記INDEXはこちら

2020年1月26日 (日)

こたべのパッケージに雪の結晶発見!

先日、新大阪でみつけたものがこたべ。
おたべの小さい版なので「こたべ」のようです。

黒豆が入っているこたべのパッケージが雪の結晶だったので、
雪の結晶好きへのお土産で買いました。

ぜひ画像はクリック拡大してご覧ください。

紙の小箱です。
Img_8090

版画のような雰囲気の雪の結晶。
和の情緒たっぷり。
Img_8092

さてさて恒例。
古河歴史博物館さんのカタログ「雪の華」の土井利位雪華分類表と照らし合わせてみましょう。

あくまでも主観ですが、似ている雪の結晶をあてはめてみました。
Img_8092sekka

似ているものがいくつもありますね。
江戸時代に描かれた土井利位の雪華はその後、紋帳に記載され一人歩き。
日本の伝統的な文様となっています。

ですので、土井利位の雪華を取り上げたという意識ではなく、
伝統的な文様のアレンジ、の意向で
昨今、パッケージデザインに使われていることが多い気がします。

箱の側面。
Img_8095

この小箱、紙の質感もよくて、食べ終わったあとにいろいろ使えそう。
さしあげた方から、黒豆こたべがすごくおいしかったこと。
雪の結晶のパッケージに感動。
絶対捨てられないわあ。との返事がきました♪

【4.雪の結晶とアート】INDEXはこちら
雪の結晶INDEX(全般)はこちら

2020年1月23日 (木)

2020年1月18日の雪で結晶は撮れるか

2020年1月18日、雪が降りました。

今年初めての雪。
結晶は撮れたのでしょうか。

雪はかなり水分が多い雪で、
長時間降っていたものの、地面に積もることはなし。

いつものように雪眼鏡を当てて、スマホでパチリ。
20200118_13_1snow

こんな感じで、結晶は見られませんでした。
20200118_13_2snow

やはり、積もるような雪でないと。
次のチャンスを待ちます。

【3.雪の結晶と科学】 INDEXはこちら
雪の結晶INDEX(全般)はこちら

2020年1月12日 (日)

榛原(はいばら)の御朱印帳を手に入れました。土井利位侯の雪華がいっぱい

江戸は天保のころ、
雪の結晶を観察して『雪華図説』『続雪華図説』を著した古河藩の殿様、土井利位(どいとしつら)。
その雪華は当時の人に雪華ブームを湧き起こし、図案として生き続け、
200年経った今なおさまざまなところで雪の結晶グッズに使われています。

榛原(はいばら)の御朱印帳「六花」も土井利位侯の雪華がモチーフとなっています。

赤を買いました。
子供のころの万華鏡や千代紙グッズは赤が多かったなあと思い出し、懐かしく&王道の気がして。
Img_8023sekkano

ちなみに地の色が紺もあります。
紺バージョンは江戸の粋を感じさせます。

では、どんな風に土井雪華がアレンジされているのか見ていきましょう。

御朱印帳を開いて撮りました。
右側が表表紙。左側が裏表紙。

古河歴史博物館のカタログ「雪の華」に掲載されている雪華表の通し番号と照らし合わせてみます。
Img_8023sekkahyou

いくつかそばに並べて画像を作ってみました。
あくまでも、私見で似ていると思うものを挙げています。
(↓元サイズは大きいです。クリック拡大でご覧いただけましたら)
20200112haibara3

土井利位が筆で描いた線画の雪華に色を塗ったり、鹿の子柄にしたり、アレンジされている様子がわかります。

さて、榛原さんのHPではこの「六花」という柄についてこう書かれています。

明治大正期に、榛原より発売されていた千代紙を復刻いたしました。
【六花】は、多様な雪輪紋の中に紋様が組み込まれた色鮮やかな千代紙です。
古来より、雪は清浄さの象徴であると同時に、地中に大量の水を補給して、
翌年の豊作に繋がる事から、繁栄の兆しとなる縁起物でもあります。

明治大正期にこの柄が発表されていたということで、
土井利位の雪華のクオリティの高さといかに昔から多くの人たちが魅せられたかがうかがいしれます。

2020年1月 8日 (水)

花園、高校ラグビー決勝。ワンチームならぬワンブレインに心が震えました

1月7日は花園で高校ラグビーの決勝観戦。
御所実業さん(奈良)対桐蔭学園さん(神奈川)。

すさまじい試合でした。(以下、さん付け省略)

前半は。
朝からの雨で芝もびちゃびちゃ。
ボールも滑り、キャッチしづらいのか、
桐蔭学園は今までなかったノックオンが目立ったり(負傷の影響などもあったか)、
チャンスというところで滑ってボールをキャッチしそこなったり、ミスキックがあったり。

一方、悪いコンディションでもあまりミスがでない御所実業。
ドライビングモールも決まります。

14対3で御所実業リードで迎えた後半は…。

優勝をかけたすさまじい戦いは
スクラムを組んでいる時ほか
体から湯気が昇るのが見えました。

両チームとも、何度もスパイク裏についた土を落とす場面も。
雨が止んだとはいえ、まだまだ濡れた芝生。
ドラクエで領地の外の沼地をザッザッと歩く時、
HPがどんどん減っていきましたが、
あんな感じでスタミナを奪い、走りにくいのではないかと思うのです。

プレーが止まった時、しだいに御所実業は
少しかがんで膝に手をあてて息があがってきていました。
一方桐蔭学園は疲れている様子がほとんど見えず。

継続ラグビー真骨頂。
衰えないスピードで回す回す、つなぐつなぐ。
(桐蔭学園がフェイズを重ねてつなぐすごさがあるということは  
 裏返せば、御所実業が阻止するディフェンス力の高さの証でもあります)

桐蔭学園は15人全員が一つの「脳」で動いているかのよう。
次はどうする、という判断も阿吽の呼吸以上に素早く的確に集散。
「ワンチーム」ならぬ「ワンブレイン」でした。

かつ、その高い技術力をこなし続けるスタミナ。

桐蔭学園が逆転勝利。
初の単独優勝&3冠となりました。

両チームとも戦前の評価通り強いチーム。
いい試合でした

・賭けてきたものをすべて全身全霊で出そうとする気迫
・オフロードパスほか高校生なのに高い技術

があり、高校ラグビーは見ごたえがあります。
ラグビーは地力の差がそのまま出るので
地区予選では100対0などの試合もあります。

その試合はつまらないかというとその試合にも感動が。
強豪にこてんぱんにやられても、ノーサイドの瞬間まで立ち向かう勇気。
トライまでは持ち込めないためにゼロ点で終わったとしても
タックルでとめた、ボールを奪ったなどの好プレーが光ったり。

ラグビーW杯でラグビーファンになった方々が
次に観戦される試合としてトップリーグ、大学ラグビーもありますが、
近隣の高校ラグビー観戦もおすすめです。

花園帰りにぴったりのお土産をみつけました♪
食べ物ブログのこちらでご紹介。

(追記)
今回感動したひとつがこじるり。
こじるりが起用された最初の時、
高校サッカーの応援のように毎年変わるんだと思っていたんです。
ラグビーに興味なさそうで、サッカーの方が好きなのかな。
お仕事だからしょうがないと思って引き受けたのかなと感じました。
でも毎年毎年こじるりが担当。

そして今回、こじるりがラグビー部を訪問する映像や、
大会HPの試合動画(こじるり、スキマスイッチの大橋さんほかが試合をみながら語る)を視聴すると。

すごいです。
ディフェンスラインがどう整っているかとかラインアウトのこととか。
すごくこまやかに詳しく語っているのです。
「解説できますね」とまわりに言われるくらいに。
そして決勝戦での語りも両学校をリスペクトしながら。
タックスが決まる、タックルを交わすなど両校のいいプレーのたびに、
「いいぞ!」「いいぞ!」を連発。

ラグビーに魅せられ、ここまで詳しく、愛を持って語れることに感動しました。

2020年1月 3日 (金)

2020年もよろしくお願いいたします

2020年がはじまりました。
今年も輝かしい年になりますように。

初日の出はまだちゃんと見ていなくて、
祖父の絵で。
Img_7861

元日のお昼すぎに今年初めての月に逢いました。
200101_1218ese_59th_31_16short_20200103204601

夕映えの富士山も綺麗でした。
200101_1656_20200103204701

少しずつ藍色が濃くなる空は
神々しいほどのグラデーション。
200101_1712
今年も花鳥風月をたくさん楽しみたいと思います。

« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »

emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

googleでサイト内検索↓

  • グーグルの検索窓に ■■ site:http://hoshi-biyori.cocolog-nifty.com/star/ をコピペして、■■部分を任意のものに変えていただくとサイト内の検索ができます。 ■■の後ろは半角空きです。
2023年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

今日も星日和の衛星

  • ガガーリン地球は青かった 原文探し旅
    今日も星日和の第一衛星。  カテゴリー「ガガーリン」の  一覧と更新情報の アップブログ。ガガーリン中心にご覧になりたい方はぜひこちらをブックマークください
  • おいしくってしあわせ
    今日も星日和の第二衛星。 おいしーいものを少しずつ  紹介していきます

music

お散歩に行くブログ

  • 笑店 - 楽天ブログ(Blog)
    おんぽたんぽさんの心の琴線に触れたものが紹介されています。キラキラと大切なものが光ってる宝箱のようなブログ。
  • さる子の「こんな毎日」
    暮らしを豊かにする様々な美が満載のブログ。さる子さんは新ブログに移行され、こちらは基本停止中のようですがご紹介させていただきます
  • always in heaven
    「笑店」のおんぽたんぽさんの新ブログ。森羅万象のネットの中で素敵なもの、こと、ひとをみつけだされていて、訪ねるたびに素敵なエネルギーをいただきます。