花園、高校ラグビー決勝。ワンチームならぬワンブレインに心が震えました
1月7日は花園で高校ラグビーの決勝観戦。
御所実業さん(奈良)対桐蔭学園さん(神奈川)。
すさまじい試合でした。(以下、さん付け省略)
前半は。
朝からの雨で芝もびちゃびちゃ。
ボールも滑り、キャッチしづらいのか、
桐蔭学園は今までなかったノックオンが目立ったり(負傷の影響などもあったか)、
チャンスというところで滑ってボールをキャッチしそこなったり、ミスキックがあったり。
一方、悪いコンディションでもあまりミスがでない御所実業。
ドライビングモールも決まります。
14対3で御所実業リードで迎えた後半は…。
優勝をかけたすさまじい戦いは
スクラムを組んでいる時ほか
体から湯気が昇るのが見えました。
両チームとも、何度もスパイク裏についた土を落とす場面も。
雨が止んだとはいえ、まだまだ濡れた芝生。
ドラクエで領地の外の沼地をザッザッと歩く時、
HPがどんどん減っていきましたが、
あんな感じでスタミナを奪い、走りにくいのではないかと思うのです。
プレーが止まった時、しだいに御所実業は
少しかがんで膝に手をあてて息があがってきていました。
一方桐蔭学園は疲れている様子がほとんど見えず。
継続ラグビー真骨頂。
衰えないスピードで回す回す、つなぐつなぐ。
(桐蔭学園がフェイズを重ねてつなぐすごさがあるということは
裏返せば、御所実業が阻止するディフェンス力の高さの証でもあります)
桐蔭学園は15人全員が一つの「脳」で動いているかのよう。
次はどうする、という判断も阿吽の呼吸以上に素早く的確に集散。
「ワンチーム」ならぬ「ワンブレイン」でした。
かつ、その高い技術力をこなし続けるスタミナ。
桐蔭学園が逆転勝利。
初の単独優勝&3冠となりました。
両チームとも戦前の評価通り強いチーム。
いい試合でした
・賭けてきたものをすべて全身全霊で出そうとする気迫
・オフロードパスほか高校生なのに高い技術
があり、高校ラグビーは見ごたえがあります。
ラグビーは地力の差がそのまま出るので
地区予選では100対0などの試合もあります。
その試合はつまらないかというとその試合にも感動が。
強豪にこてんぱんにやられても、ノーサイドの瞬間まで立ち向かう勇気。
トライまでは持ち込めないためにゼロ点で終わったとしても
タックルでとめた、ボールを奪ったなどの好プレーが光ったり。
ラグビーW杯でラグビーファンになった方々が
次に観戦される試合としてトップリーグ、大学ラグビーもありますが、
近隣の高校ラグビー観戦もおすすめです。
花園帰りにぴったりのお土産をみつけました♪
食べ物ブログのこちらでご紹介。
(追記)
今回感動したひとつがこじるり。
こじるりが起用された最初の時、
高校サッカーの応援のように毎年変わるんだと思っていたんです。
ラグビーに興味なさそうで、サッカーの方が好きなのかな。
お仕事だからしょうがないと思って引き受けたのかなと感じました。
でも毎年毎年こじるりが担当。
そして今回、こじるりがラグビー部を訪問する映像や、
大会HPの試合動画(こじるり、スキマスイッチの大橋さんほかが試合をみながら語る)を視聴すると。
すごいです。
ディフェンスラインがどう整っているかとかラインアウトのこととか。
すごくこまやかに詳しく語っているのです。
「解説できますね」とまわりに言われるくらいに。
そして決勝戦での語りも両学校をリスペクトしながら。
タックスが決まる、タックルを交わすなど両校のいいプレーのたびに、
「いいぞ!」「いいぞ!」を連発。
ラグビーに魅せられ、ここまで詳しく、愛を持って語れることに感動しました。
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