« 花園、高校ラグビー決勝。ワンチームならぬワンブレインに心が震えました | トップページ | 2020年1月18日の雪で結晶は撮れるか »

2020年1月12日 (日)

榛原(はいばら)の御朱印帳を手に入れました。土井利位侯の雪華がいっぱい

江戸は天保のころ、
雪の結晶を観察して『雪華図説』『続雪華図説』を著した古河藩の殿様、土井利位(どいとしつら)。
その雪華は当時の人に雪華ブームを湧き起こし、図案として生き続け、
200年経った今なおさまざまなところで雪の結晶グッズに使われています。

榛原(はいばら)の御朱印帳「六花」も土井利位侯の雪華がモチーフとなっています。

赤を買いました。
子供のころの万華鏡や千代紙グッズは赤が多かったなあと思い出し、懐かしく&王道の気がして。
Img_8023sekkano

ちなみに地の色が紺もあります。
紺バージョンは江戸の粋を感じさせます。

では、どんな風に土井雪華がアレンジされているのか見ていきましょう。

御朱印帳を開いて撮りました。
右側が表表紙。左側が裏表紙。

古河歴史博物館のカタログ「雪の華」に掲載されている雪華表の通し番号と照らし合わせてみます。
Img_8023sekkahyou

いくつかそばに並べて画像を作ってみました。
あくまでも、私見で似ていると思うものを挙げています。
(↓元サイズは大きいです。クリック拡大でご覧いただけましたら)
20200112haibara3

土井利位が筆で描いた線画の雪華に色を塗ったり、鹿の子柄にしたり、アレンジされている様子がわかります。

さて、榛原さんのHPではこの「六花」という柄についてこう書かれています。

明治大正期に、榛原より発売されていた千代紙を復刻いたしました。
【六花】は、多様な雪輪紋の中に紋様が組み込まれた色鮮やかな千代紙です。
古来より、雪は清浄さの象徴であると同時に、地中に大量の水を補給して、
翌年の豊作に繋がる事から、繁栄の兆しとなる縁起物でもあります。

明治大正期にこの柄が発表されていたということで、
土井利位の雪華のクオリティの高さといかに昔から多くの人たちが魅せられたかがうかがいしれます。

« 花園、高校ラグビー決勝。ワンチームならぬワンブレインに心が震えました | トップページ | 2020年1月18日の雪で結晶は撮れるか »

雪の結晶」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 花園、高校ラグビー決勝。ワンチームならぬワンブレインに心が震えました | トップページ | 2020年1月18日の雪で結晶は撮れるか »

emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

googleでサイト内検索↓

  • グーグルの検索窓に ■■ site:http://hoshi-biyori.cocolog-nifty.com/star/ をコピペして、■■部分を任意のものに変えていただくとサイト内の検索ができます。 ■■の後ろは半角空きです。
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

今日も星日和の衛星

  • ガガーリン地球は青かった 原文探し旅
    今日も星日和の第一衛星。  カテゴリー「ガガーリン」の  一覧と更新情報の アップブログ。ガガーリン中心にご覧になりたい方はぜひこちらをブックマークください
  • おいしくってしあわせ
    今日も星日和の第二衛星。 おいしーいものを少しずつ  紹介していきます

music

お散歩に行くブログ

  • 笑店 - 楽天ブログ(Blog)
    おんぽたんぽさんの心の琴線に触れたものが紹介されています。キラキラと大切なものが光ってる宝箱のようなブログ。
  • さる子の「こんな毎日」
    暮らしを豊かにする様々な美が満載のブログ。さる子さんは新ブログに移行され、こちらは基本停止中のようですがご紹介させていただきます
  • always in heaven
    「笑店」のおんぽたんぽさんの新ブログ。森羅万象のネットの中で素敵なもの、こと、ひとをみつけだされていて、訪ねるたびに素敵なエネルギーをいただきます。