榛原(はいばら)の御朱印帳を手に入れました。土井利位侯の雪華がいっぱい
江戸は天保のころ、
雪の結晶を観察して『雪華図説』『続雪華図説』を著した古河藩の殿様、土井利位(どいとしつら)。
その雪華は当時の人に雪華ブームを湧き起こし、図案として生き続け、
200年経った今なおさまざまなところで雪の結晶グッズに使われています。
榛原(はいばら)の御朱印帳「六花」も土井利位侯の雪華がモチーフとなっています。
赤を買いました。
子供のころの万華鏡や千代紙グッズは赤が多かったなあと思い出し、懐かしく&王道の気がして。
ちなみに地の色が紺もあります。
紺バージョンは江戸の粋を感じさせます。
では、どんな風に土井雪華がアレンジされているのか見ていきましょう。
御朱印帳を開いて撮りました。
右側が表表紙。左側が裏表紙。
古河歴史博物館のカタログ「雪の華」に掲載されている雪華表の通し番号と照らし合わせてみます。
いくつかそばに並べて画像を作ってみました。
あくまでも、私見で似ていると思うものを挙げています。
(↓元サイズは大きいです。クリック拡大でご覧いただけましたら)
土井利位が筆で描いた線画の雪華に色を塗ったり、鹿の子柄にしたり、アレンジされている様子がわかります。
さて、榛原さんのHPではこの「六花」という柄についてこう書かれています。
明治大正期に、榛原より発売されていた千代紙を復刻いたしました。
【六花】は、多様な雪輪紋の中に紋様が組み込まれた色鮮やかな千代紙です。
古来より、雪は清浄さの象徴であると同時に、地中に大量の水を補給して、
翌年の豊作に繋がる事から、繁栄の兆しとなる縁起物でもあります。
明治大正期にこの柄が発表されていたということで、
土井利位の雪華のクオリティの高さといかに昔から多くの人たちが魅せられたかがうかがいしれます。
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