2020年の桃源郷(その2)たくあんのにおいがしたら桃見ごろ。
(その1)の続きです。
桃源郷に行きたいけれど、桃の見頃がいつかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
ソメイヨシノの開花はテレビで詳しく情報が得られますが、桃の開花はほとんど報道してくれないですよね。
あくまで東京南西部、神奈川北部あたりのローカル限定ではありますが、
私の経験から。
ずばり。
桃の開花はヒイラギナンテンとヒサカキが連動しています。
ヒイラギナンテンとは
ヒイラギのようなとげとげした葉が目印。
黄色いツプツプがたくさん並ぶのと桃の開花が一緒です。
↑ギザギザの葉っぱに黄色い花のヒイラギナンテンとヒヨドリ。
ヒサカキというのは、榊の一種。
こんな小さな白い花がすずなりに。
神社に植えられていることが多いです。
非常に目立たない花なのですが、
特筆すべきポイントがあります。
それはたくあん臭。
友人はラーメンのにおいに感じるといいます。
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話は寄り道ではありますが、桃=ヒイラギナンテン=ヒサカキの開花が連動していたため、
わたしはヒイラギナンテン=たくあんのにおいのする植物だと何年も思っていたのです。
地元のヒイラギナンテンが咲いた時、いつもたくあんのにおいがしていたこと。
(奥にヒサカキがいたのですが気づかず)。
そして訪ねる桃源郷にもヒイラギナンテンエリアがあって、そこでもたくあん臭がしていたこと。
たまたま2ケ所が偶然にも、ヒイラギナンテンとヒサカキが一緒に植えられていて、ヒサカキが目立たないため
「ヒイラギナンテンがたくあん臭」の濡れ衣をきせられていたのです。
真実に気づいたのは数年前、とある神社を訪ねた時。ヒイラギナンテンがないのにたくあん臭がしたことに疑問を持ち、
なぜなぜと臭源地を探し、ヒサカキが正体だったことを知ったのでした。
寄り道終わり。
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というわけで、
桃と連動するのはヒイラギナンテン&ヒサカキ。
と覚えていただければバッチリ、なのですが、
今年大異変が!!!
超暖冬のおかげでソメイヨシノの開花も一週間ぐらい早まる異変で
桃源郷の桃も早まりましたよね。
通常3月24~30日ぐらいに見頃を迎えるところ、
3月11日で見頃。
ヒサカキはやはり桃と連動していました。
私がたくあん臭を感じたのは3月9日。
(上記の写真です)
ところが、ヒイラギナンテンは。
なんと、今年2月上旬に咲いていたのです!!!
今年に関してはヒイラギナンテンと桃は完全に時期がずれてしまいました。
ですので、今後は。
お近くにたくあん臭のヒサカキがある方は
たくあんのにおいがしたら桃源郷の見頃と思って間違いないでしょう。
(その3)はこちら
桃源郷シリーズINDEXはこちら
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