月の満ち欠け日記 2020年4月23日~2020年5月22日
「綺麗だな~」と心に残る月に出会った時、
お訪ねいただけるとうれしいです。
ご覧になられたのと同じ月があるかもしれません。
別の空、同じ時間、同じ形の月が。
最近天候不良で月が見られずサミシイという時にも
ぜひお訪ねいただけたら。
(以下、画像はクリックで拡大します。
はみでたら新しいタブで開く、を)
※スマホではレイアウトが崩れる場合は
「PC版サイトを見る」モードで開いてくださいませ。
----------------------------------------------------
4月25日(三日月)
今クール最初に逢ったのは三日月。
三日月はめったに見られないのでラッキーです。
なぜかというと、
夕方~夜のわずかな時間に見える。
その時間に西の空に雲があったらアウト。
働いている時間だったらアウト。
1年で何回もチャンスがないのです。
左)18:39頃の西(やや北寄り)、
日の入り15分ほどの夕空の月。
月齢2.3、輝面率5%。
三日月は普段想像するよりもずっと細いですね。
中左)18:42頃の月と金星。
月の上にピカリと金星が輝いていました。
中右)18:55頃の西(やや北寄り)の空の月と金星。
空がみるみる深い藍色になってゆきます。
右)月を少しアップで。地球照も見えます。
左)18:57頃の西(やや北寄り)の空の月。
月齢2.3、輝面率5%。
右)19:21頃の西(やや北寄り)の空の月。
月齢、輝面率変わらず。
月がオレンジ色が濃くなっていきます。
このあと、地平線・水平線に沈む間際は
マグマのようなオレンジ色になったことでしょう。
西の方角が見晴らしがいいところにお住まいの方は
ぜひ三日月の月没を堪能してほしいです。
4月28日
上空の寒気の影響で不安定。
晴れたりにわか雨が降ったりの天気でした。
左)20:18頃の西(やや北寄り)の空の月。
雲間に現れた月です。
月齢5.4、輝面率25%。
旧暦六日前後、輝面率25%ぐらいの月は
鼻のとがったお月様になることも。
今夜はなっていそうです。
中左)20.47ごろの西(やや北寄り)の月と金星。
金星は右下にいます。
中右)月をアップで。
月齢輝面率とも変化なし。
右)カメラの別モードで。
少しだけですが欠け際中央部分、
ツンととがった鼻があるようにみえませんか。
4月29~30日
左)29日13:06頃の東の空の月。
月齢6.1、輝面率33%。
中)16:46頃の南の空の月をイチョウ越しに。
南の空といってもほとんど頭上に感じる高さにいました。
右)アップで。月齢6.2、輝面率34%。
高度78度は冬の満月ぐらいの高さです。
左)20:58頃の西の空の月。
月齢6.4、輝面率35%。
中)ミッキーマウスに見える形(左下・黄色)
マックのMのようなライン(右上・水色)
アルタイの崖(中央・赤)が見えます。
右)22:41頃の西北西の空の月。
月齢6.5、輝面率36%。
どんどんオレンジ色が濃くなっています。
この月が西北西よりもさらに北寄りに沈むため、
西北西の空にありながら地平線すれすれではなく、
まだ高度は15度あります。
4月30~5月1日
左)30日15:10頃の東(やや南寄り)の空の月。
月齢7.2、輝面率44%。
右)16:51頃の南東(やや南寄り)の空の月。
月齢、輝面率変わらず。
高度73度。頭の上を見上げる感覚です。
左)21:12頃の西の空の月。
月齢7.2、輝面率46%。
上弦前日です。
中)不鮮明な画像のアップとなるのですが、
半月頃の欠け際は陰影がドラマティック。
右)上弦の時にちょうど欠け際に見えることもある
月面エックスは緑色の×の位置に。
(秤動があり毎回半月の欠け際が一定ではないため)。
白い丸3つは勝手に名付けて「逆さオラフ」
黄色いのはジョンレノンの眼鏡。
かぎかっこ(「)に見えるのは
オロンティウスのヘリのようですね。
アルバテグニウス(赤)が顔に見えます。
5月1~2日(1日05:38が上弦)
(月面NEWエックス発見)
左)1日15:32頃の東(やや南寄り)の空、
薫風に吹かれて泳ぐ月。
中)アップで。
月齢8.2。上弦の時刻を8時間ほど過ぎて
すでに輝面率は55%に。
右)19:04頃の南南西の空の月。
月齢8.3、輝面率56%。
高度72度と高いです。
左)不鮮明ですが欠け際のアップ。
ティコとクラビウスが目立っています。
中央に×エックスが見えませんか。
中左)この位置です。
これは通常の月面エックスではありません。
中右)少し引いた画像を。
右)通常の月面エックスはピンクの丸に近い
緑色の×印のところです。
上弦の頃はオルティウスのまわりのヘリ(水色)も
目立って面白いです。
丸くはないいびつな輪郭が現れて。
満月の頃に光条とともに目立つティコが
地味ですが、よく見ると。
クレーターの斜め左下半分が照らされていますよね。
左)月自体はこの図のように円の斜め右上が
明るく照らされていて、
クレーターは明暗がその逆となっているのがわかります。
中)22:55頃の西の空の月。
月齢8.5、輝面率56%。
右)2日00:16頃の西(やや北寄り)の空の月。
月齢8.5、輝面率58%。
どんどん赤みが強くなっています。
5月2~3日
左)2日16:15頃の東(やや南寄り)の空の月。
月齢9.2、輝面率67%。
中)西の空に明るさの残る18:50頃の
南南東の空の月。
右)アップで。月齢9.3、輝面率67%。
左)18:50頃の月のアップ。
月面にクエスチョンマークとイカ星人と出目金が。
中)この位置に見えます。
オレンジの出目金はクレーターのクラビウス。
ハテナマークは初めて気がつきました。
クレーターのヘリと太陽光がつくる一瞬の妙ですね。
(一瞬というよりはもう少し長いですが)
右)23:12頃の西(やや南寄り)の空の月。
月齢9.5、輝面率69%。
5月4~5日
左)4日16:57頃の東(やや南寄り)の空の月。
月齢11.2、輝面率87%。
このぐらい満ちてくると、
青空の中で薄雲をまとっていてもすぐみつかります。
中)17:07頃の東(やや南寄り)の空の月。
右)17:26頃の東南東の空の月。
月齢、輝面率変わらず。
左)&中)18時過ぎの夕空のツバメ。
あいにく南東の空に雲が湧いて月は見えず。
でも夕空をツバメがビュンビュン飛び交っていました。
右)23:47頃の南西(やや西寄り)の空の月。
月齢11.5、輝面率88%。
レモンを立てたような形の月、
心地いい形です。
5月7~8日(7日19:45が満月)
左)7日。見晴らしのいい場所で月の出を待ちました。
月の出から10分後、
18:29頃の東南東の空に
しゃぼん玉のように透けるような月発見。
中左)まだ18:29。私が少しだけ場所を変えました。
中右)18:30。完全に月が空に現れました。
ほのかに赤みがさしています。
右)東南東に月が昇った18:32頃、西の空では。
ちょうど日没。夕焼けが綺麗でした。
左)18:35(日没時)の東南東の空の月。
中左)アップで。バラ色です。
月齢14.3、輝面率100%。
月の上に雲が広がっていたため、
ほどなく雲の中に隠れてしまいました。
中右)18:53頃、月が隠れた雲と空。
夕焼けが終わり、でも闇にはなりきらない。
雲のシルエットもわかる。
そんな空はまるで
新海誠監督の『君の名は。』の空のようで
見上げていると引き込まれます。
右)西の空では金星がピカリ。
ちょうど飛行機が飛んでいたのですが、
間の電線が五線譜のようでした。
左)20:23頃の南東(やや東寄り)の空。
ぶあつい雲の端が照らしだされ、
向こう側に月がいることがわかります。
中)月が顔を出しました。
荘厳な眺めで
『2001年宇宙の旅』の音楽が頭の中で流れました。
水墨画のような月と雲についてはこちらに。
右)20:25頃の南東(やや東寄り)の月のアップ。
月齢14.4、輝面率100%。
左)8日00:18頃の南(やや西寄り)の空の
薄雲越しの月。
まわりの雲をオレンジ色に染めていました。
右)00:23頃の南(やや西寄り)の空の月。
月齢14.5、輝面率100%。
5月8~9日(十六夜)
左)森や建物から半分顔を出しているような
月の出を狙ったのですが
気づいたら建物の上に出ていました。
8日19:44(月の出から約12分後)の東南東の空の月。
月齢15.3、輝面率98%。
中左)19:45。ゴム段を越えるみたいに
いくつもの電線を越えていきます。
中右)建物が暗くてわかりづらいのですが、
まだ高度1.9度と低いです。
オレンジ色の月が大きく、重く見えます。
右)19:48頃の東南東の空の月。
満月から欠けた2%は右上あたりですね。
左)19:49頃の東南東の空の月。
高度が2.5度ほどになって月の色も
徐々にオレンジ色→山吹色に。
中左)19:55頃の東南東の空の月。
私が場所を移動。
少し先にある木越しに撮ったら、
葉のすぐ向こうに月があるように写りました。
合成なしです。
中右)&右)電柱の上の部分やベランダの手すりの
すぐ向こうに月があるように見えませんか。
合成なしで不思議。
こんな風に観覧車越しの月をいつか撮りたいです。
左)22:14頃の南東の空の月。
月齢15.4、輝面率98%。
別モードで暗く写ってしまいました。
中左)アップで。2%の欠け際です。
中右)9日04:11頃の南西の夜明け前の空の月。
右)アップで。月齢15.7、輝面率98%。
左)04:35頃のイチョウと月。
中左)アップで。月齢15.7、輝面率1%減って97%。
中右)04:45(日の出直後)の南西(やや西寄り)の空。
淡い朝焼けに染まる雲をおぼろにまとって、
少し夢見ているような月。
右)アップで。月齢15.7、輝面率97%。
左)05:03頃の南西(やや西寄り)の空の月。
月齢15.7、輝面率97%。
中)うっすらと見えています。
右)黄色の丸の位置にいます。
この後、1分後に見えなくなりました。
5月11~12日(月面スターを発見)
左)12日03:14頃の南(やや東寄り)の空。
薄雲のベールをかぶり、
山吹色のオーラのような光の輪をまとった月。
左側には木星が。
中左)アップで。月齢18.7、輝面率77%。
中右)欠け際に☆の形を発見。名付けて月面スター‼
右)赤線の位置です。タウルス山脈のあたりでしょうか。
左)03:15頃。薄雲の切れ間に土星も見ました。
右)土星、木星、月の並びがリズミカルでした。
薄雲が時折かかる土星と木星は
まるでベールに刺繍されたビーズのようでした。
5月12~13日
左)13日03:00頃の南南東の空の月。
月齢19.6、輝面率68%。
中左)少し薄雲をまとっています。
中右)月の上には土星と木星が。
右)ここです。
接近する星2つと月で目と口になることがあります。
無理やり見ようとすると、
土星(右目)木星(左目)月(鼻)で動物の顔に。
左)欠け際のクレーター。
テオフィルスの内側が黒い影となって目立っています。
中)アルタイの崖がそびえています。
リンデナウの段丘のへりも照らされ、くっきり。
右)06:02頃の南南西の空の月。
青空の中でもすぐみつけられました。
月齢19.8、輝面率67%。
5月14日(23:03が下弦)
左)02:30頃の南東の空の月。
月齢20.6、輝面率58%。
下弦の日ですが、その時刻が23:03のため
まだ半月よりも8%太っています。
中左)13日では土星木星のそばにいた月ですが、
もうこんなに離れています。
中右)04:06頃の南南東の空の月。
月齢20.7、輝面率58%。
右)土星(茶色)、木星(黄緑)はこの位置に。
左)04:09頃の南南東の空の月。
東の空から明るくなりはじめています。
中左)04:10。月と土星と木星。
中右)月の欠け際にAとLとVが見えます。
右)この位置です。
左)07:19頃の南南西の空の月。
5月の青空の中でソーダブルーがさわやか。
月齢20.8、輝面率57%。
中左)09:51頃の南西(やや西寄り)の空の月。
消えかけるしゃぼん玉のよう。
生右)黄色の丸の位置にいます。
右)アップで。月齢20.9、輝面率56%。
5月15日
左)02:16頃の南東(やや東寄り)の空の月。
月齢21.6、輝面率48%。
下弦が14日でしたが、その時刻が23:03だったため
15日未明の月の方が半月に近いですね。
中左)02:12頃の欠け際。
中右)02:16頃の欠け際。
わずか4分で欠けが進んでいるのがわかります。
02:12ですと、欠け際上部のクレーター2つ、
中央の丸いポッチが見えます。
02:16ですとよく見えません。
右)月が土星木星とはグンと離れ、火星のそばに。
縮小画像で分かりづらいと思うのですが、
左端下赤い矢印(火星)、右上茶色(土星)、
黄緑(木星)の位置です。
左)03:00頃の南東の空の月。
月齢21.6、輝面率48%。
中左)上弦の月の時に見られる月面エックスが
欠け際ではありませんが、見えます。
中右)水色の×2つの上の×が月面エックスかと。
この月では下の方が×が目立ちます。
白い丸は勝手に命名「逆さオラフ」。
右)04:11頃の南東(やや南寄り)の空の月。
月齢21.7、輝面率48%。
左)欠け際をアップで。
中左)やはり下の×の方が目立っていますね。
中上)欠け際上部、ピトン山の影が右側に伸びています。
標高は2.3kmだとか。
月のウサギならピョンと駆けあがれるのでしょうか。
右)04:12頃の月と火星(左側)。
4時過ぎるとこのくらい空は明るくなり始めています。
左)06:54頃の南(やや西寄り)の青空、
白い雲と月が洗いあがった洗濯物のように
風に泳いでみえます。
中)アップで。ソーダブルー色が綺麗。
月齢21.8、輝面率47%。
右)09:23頃の南西の空の月。
透明のシャボン玉に。
(けっして透明になることはないのですけれどね)
月齢21.9、輝面率47%。
5月17日
左)04:20頃の夜明けの空の月(ピンボケです)。
中)アップで。南東(やや東寄り)。
月齢23.7、輝面率29%。
右)07:47頃の南の空の月。
月齢23.8、輝面率28%。
16日の大雨のおかげで、
木々の葉が洗われて緑が色鮮やかに見えます。
空の雲も白さがまぶしいです。
----------------------------------------------------
今クール一番印象的だったのは
5月7日の満月です。
見晴らしのいいところで建物の向こうから昇りたての淡い色のお月さまを見ることができました。
夜になってから、雲間から顔を出した満月も神々しい眺めでした。
----------------------------------------------------
※月齢、輝面率はステラナビゲータ10で調べたものを記しています。
※月齢は正午月齢ではなく、撮影時刻のものです。
月の満ち欠け日記INDEXはこちら
« オオアマナの星の形にうっとり | トップページ | 素敵な言葉(その7)---花筏(はないかだ) »
「 月見るシアワセ」カテゴリの記事
- 西の空に三日月が見られました。金星も上にキラリ(2024.09.05)
- 2024年6月のストロベリームーン(2024.07.24)
- 三日月より細い二日月をみられました~(2024.04.10)
- 今年初の満月と遠くからのスカイツリー(2024.01.28)
- 2024年初日の出を見られました(2024.01.02)
コメント