月の満ち欠け日記 2020年8月19日~2020年9月16日
「綺麗だな~」と心に残る月に出会った時、
お訪ねいただけるとうれしいです。
ご覧になられたのと同じ月があるかもしれません。
別の空、同じ時間、同じ形の月が。
最近天候不良で月が見られずサミシイという時にも
ぜひお訪ねいただけたら。
(以下、画像はクリックで拡大します。
はみでたら新しいタブで開く、を)
※スマホではレイアウトが崩れる場合は
「PC版サイトを見る」モードで開いてくださいませ。
----------------------------------------------------
8月21日(三日月)
三日月が見られてラッキーでした!
三日月が見られるのは日暮れから月没までのわずかな時間。
その時間に西が開ける場所にいられる、かつ
西の地平に雲がないの条件が揃わないといけないのでなかなか見られないんです。
左)日が落ちるのが早くなりましたね。
日没後30分以上経過した19時過ぎ、
見晴らしのいいところにいくと、
西の空を雲が覆っていました。
でも、ところどころ雲の薄くなったところが。
しばらく待っていると月が薄雲越しに見えました。
19:19頃の西の空の月。街の明かりと。
まだ明るさが残るそらに浮かぶ電柱のシルエットも。
中左)赤い月のアップ。
月齢2.3、輝面率7%。
中右)欠け際、クレーターがリズミカルに並んでいます。
右)ラングレヌス、フェンデリヌス、ラメ、
ペタビウス、フルネリウスですね。
セミも鳴いていますが、早くも虫の音が。
夜になっても熱帯夜でしたが、耳は秋の気配。
8月23日(五日月)
左)18:19頃の南西の空。
オレンジに染まる雲の向こうにかすかな月。
中左)矢印の位置です。
天井画のような神々しさでした。
中右)日没後18:37頃の南西(やや西寄り)の空の月。
右)アップで。月齢4.3、輝面率24%。
左)20:02頃の西南西の空のオレンジ色の月。
月齢4.3、輝面率25%。
ほ~んの少しだけ鼻がとがったようにみえます。
中左)くっきりとは写っていないのですが、
欠け際にユニークな形が。
中右)紫で囲ったのはまがたまのようなクレーター。
イシドルスとグーテンベルグ。
右)ムーンミッキー(勝手に命名)もいますよ。
顔はジャンセン、耳はブレンナーとメティウス。
鼻はロッキャー。
20:32頃の西南西の空の月。
雲の影でしょうか。
月の漢字は三日月型の月に雲がかかる様子を模したともいわれますが
まさにそんな様子になりました。
8月24日(六日月)
左)日の出から少し経った05:20頃の空。
朝日に染まる雲が天井画のようだったのでパシャリ。
月は写っていません。
中左)15:46頃の南(やや東寄り)の青空、
白い雲と月が。
中右)飛行機がちょうど接近。
南の海の中を泳ぐサメのような機影と
透き通ったようなソーダブルーの月。
34度の猛暑でもどこか空は涼し気。
右)アップで。月齢5.2、輝面率34%。
左)18:05頃の南西(やや南寄り)の空の月。
日が短くなり、日没15分ほど前。
中左)アップで。月齢5.3、輝面率35%。
中右)21:09頃の西南西の空、オレンジ色の月。
少し鼻が尖っているようにみえますね~。
右)実際には尖っていないのですが、
欠け際中央上部の「静かなの海」の濃い色が
シャドーのようになって凹んでみせています。
月齢5.4、輝面率36%。
左)鮮明ではないのですが欠け際下部。
右)アルタイの崖がちょうどライティングの妙で
目立っています。
ムーンミッキーもいますね(紫色のところ)
左)中)右)
21:12頃、墨のような濃い雲の中に
月がどんどん隠れていきました。
8月25日(旧暦の七夕)
月にミッフィーちゃんを発見しました!
左)15:52頃の南南東の青空の月。
月齢6.2、輝面率45%。
中左)18:18ちょうど日没頃の南南西の夕空の月。
中右)アップで。
月齢6.3、輝面率46%。
右)18:55頃の南西(やや南寄り)の空の月。
アップなので空は黒く写っていますが
わずかに西の地平に明るさが残っています。
月齢、輝面率変わらず。
左)不鮮明ですが18:55の月の欠け際のアップ。
中)18:56の欠け際のアップ。
違いは。欠け際に白い点が浮かび上がっています。
右)おそらくピトン山(標高2300m)と、
アペニン山脈の高い山かと。
地球でも、高度の低い地上より富士山の頂上の方が
日の出が早いですよね。
そんな感じで高い山だから右側からの太陽光線が
ピトン山のふもとより
早く当たるということなのでしょう。
左)18:56頃、欠け際中央~下部に
ミッフィー発見!!
中左)どうやら、太陽光が作る影の妙で
サクロボスコのクレーターのあたりが
ミッフィーちゃんになったのですね。
文字通りの「月のウサギ」です
中右)21:44頃の南西(やや西寄り)の空、
オレンジ色の月。
月齢6.4、輝面率47%。
旧暦7月7日の七夕ですが、
彦星織姫が乗る舟にしては傾いていますね。
右)22:00頃。月没25分ほど前ですがこの傾き。
荒波に船が傾いて沈んでいくかのような
「かたぶく月」です。
8月26日(02:58が上弦)
左)14:05頃の南東(やや東寄り)の空の月。
月齢7.1、輝面率56%。
上弦の時間が未明だったため
すでに6%太っています。
中左)日没直後の18:28頃の南の空の月。
画像上部の黒い影はコウモリ。
中右)薄雲越しですが、
半月より太っているのがわかります。
右)コウモリがなんとか写せました。
(この写真に月はいません)
左)20:17頃の南西(やや南寄り)の空の月。
まわりの雲が淡い虹色に。
中左)月をアップで。
月齢7.4、輝面率58%。
中右)21:04頃の南西の空の月。
やはりまわりの雲がオパールのような虹色に。
右)カメラのモードを変えて撮ると。
月本体はこのぐらいの黄色でした。
21:07。月の下にはさそり座のアンタレスが。
チラチラと赤くまたたいていました。
(画像下部中央)
8月27日
相変わらず猛暑&月日和
左)15:41頃の南東の空の月(右下)。
青空と入道雲と。
中左)アップで。月齢8.2、輝面率67%。
月の海も濃い青です。
中右)18:15(日没直前)の
南(やや東寄り)の空の月。
右)アップで。月齢8.3、輝面率68%。
左)18:38頃の南の空の月。
空はまだ明るさが残っています。
中左)月の左側には木星が。
中右)黄色い月のまわりに黄色い暈。
右)アップで。月齢8.3、輝面率68%。
左)欠け際上部。
中)鮮明ではないのですがピコ山の影が
左に伸びているのがわかります。
アリスティルス、アルキメデス、
オートリクスは目と口に見えます。
右)19:04頃の南の空の月。
ちょうど立った姿。
月齢、輝面率変わらず。
左)欠け際下部にXの文字が。
通称月面Xとは違う位置です。
中)逆さオラフは上弦、下弦前後の
ランドマーク的クレーター群。
逆さオラフの右下が、
いわゆる「月面エックス」。
この夜見られたエックスは
ガウリクスの下あたり。
右)21:41頃の南西(やや南寄り)の空の月。
コロンと動きそう。
月齢8.4、輝面率69%。
左)明るい住宅街で、満天の星は見えませんでしたが、
土星、木星、いて座のティーポット、
みなみのうお座のフォーマルハウトが見えました!
右)ステラナビゲーターで再現した
いて座のティーポット。
ポットを傾けたら月がこぼれだしたかのよう。
8月28~29日
月面に宇宙人発見!
左)28日17:02頃の南東の空の月。
青空の中でも存在感が増しています。
月齢9.2、輝面率77%。
中)18:44頃の南南東の空の月。
中央に木星、左下に小さく土星が。
右)月をアップで。
月齢9.3、輝面率78%。
左)20:34頃の南(やや西寄り)の月と
木星、土星。
土星は少し左上に回転しているのがわかります。
中左)月をアップで。 月齢9.4、輝面率78%。
中右)欠け際に宇宙人発見!
右)チクスとカプアヌスが目になっています。
少しダースベーダーっぽい?
ティコはまったく存在感がないですね~。
左)21:57頃の南南西の空の月。
月齢9.4、輝面率78%。
右)だいぶ濃い黄色になった23:59頃の月。
南西(やや西寄り)の空。
月齢9.5、輝面率79%。
8月29~30日
土星木星が目、月が鼻に。
左)29日18:10頃(日の入り直前)の
南東(やや南寄り)の空の月。
月齢10.3、輝面率86%。
日がどんどん短くなっています。
中左)アップで。月齢10.3、輝面率86%。
中右)月をはさんで左に土星、右に木星。
ごく小さな点が見えますでしょうか。
右)土星と木星を黄色い点で示しました。
土星木星が目に、月が鼻のよう。
左)19:39頃の南南東の空の月。
月齢10.3、輝面率86%。
中左)欠け際下部。
ティコが目立ち始めました。
中右)宇宙人は紫の位置にいます。
28日のようにはっきりとした顔にはなっておらず。
一刻一刻の光と影が千変万化の模様を
作り出すのですね。
それゆえ月面チェックは飽きません。
右)22:55頃の南西(やや南寄り)の空、
薄雲越しの月。月齢10.5、輝面率87%。
8月30~31日
左)30日、月の出を待ちました。
17:01頃(月の出から約20分後)、
南東(やや東寄り)の低い空に月発見。
中左)木々の右上です。
中右)黄色い丸の位置です。
右)17:03頃のアップ。月齢11.2、輝面率92%。
左)17:16頃の西の空のかなとこ雲のすごさ!
先端は羽のよう。夕陽に輝いていました。
(月の反対方向ですので月は写っていません)
中左)17:52頃の南東(やや東寄り)の空の月。
だいぶ白くはっきりしてきました。
月齢11.3、輝面率92%。
中右)17:52(日没少し前)の南東(やや東寄り)の
空の月。
右)アップで。月齢、輝面率変わらず。
31日00:02頃の南西(やや南寄り)の空の月。
月齢11.5、輝面率93%。
左)欠け際上部のアップ。
中左)ハルパルス、ピタゴラス、
アナキシマンダーがわかりました。
中右)欠け際中部のアップ。
右)メルセニウス、シラーなどがわかりました。
ハンスティーン、ハンスティーン山、
ビリーが目と鼻に見えました。
9月2~3日(2日14:22が満月)
左)2日23:18頃の南南東の空の月。
月光に照らされた雲が幻想的。
中)少しアップ。
虹色に満たないグラデーションの雲にうっとり。
右)アップで。月齢14.5、輝面率100%。
満月の時刻を過ぎてますが
まだ四捨五入で100%。
9月3~4日
左)3日22:27頃の南東の空の月。
右)アップで。
月齢15.4、輝面率98%。
右斜め上を中心に凸凹がみられます。
ここが欠け始めの中心ですね。
9月4~5日
左)5日04:51頃(日の出直前)の西南西の空。
月と火星(中央上)。
中左)アップで。
月齢16.7、輝面率94%。
中右)危難の海が欠け際に。
右)エンディミオン、クレオメデスなどが
目立ちます。
左)欠け際下部。
中左)草野球をする人(勝手に命名)の股の
クレーターのラングレヌス、
ペタビウスの出べそが目立ちます。
中右)06:27頃の西(やや南寄り)の空の月。
月齢16.8、輝面率94%。
右)06:52頃の西(やや南寄り)の空の月。
わずか25分で月がかなり透明がかっています。
月齢、輝面率変わらず。
9月7~8日
左)8日03:50頃の南(やや西寄り)の空の月。
右は火星。
月と火星の立ち位置が変わりました。
中左)月をアップで。
月齢19.7、輝面率74%。
高度は68度と見上げる高さ!
中右)欠け際に鼻のように盛り上がった場所が。
右)クレーター、カントのあたりです。
欠け際にきたからこそ気づける隆起具合。
太陽光が絶妙な角度で当たったからこそ、
わかるフォルムでした。
左)日の出直後05:22頃の南西(やや西寄り)の
空の月。
中左)アップで。月齢19.7、輝面率74%。
中右)欠け際。
右)やはりカントのまわりのぽっこりが目立ちます。
9月8~9日(月面Aがくっきり)
左)9日04:58頃の南南西の空の月。
金星もいます。(左下)
中)金星と夜明けの雲。
右)月をアップで。月齢20.7、輝面率65%。
高度70度と高い!
左)欠け際上部。
中左)雨の海はクマの顔のようです。
耳はプラトーと虹の入江。
目と鼻もあります。
中右)欠け際下部では。
右)逆さオラフやジョンレノンの眼鏡。
月面エックスは欠け際におらず。
月面Aがはっきり見えました。
左)06:53頃の西南西の空の月。
目にしみるほどの青い空。
ヤブガラシとカラスウリ越しの月です。
中左)朝になって花がほぼ閉じたカラスウリと月。
中右)月にピントを合わせて。
右)月のアップ。
月齢20.8、輝面率65%。
----------------------------------------------------
※月齢、輝面率はステラナビゲータ10で調べたものを記しています。
※月齢は正午月齢ではなく、撮影時刻のものです。
月の満ち欠け日記INDEXはこちら
« 月と一緒に楽しむ音楽---熱帯夜の月夜はエイリアンズ日和 | トップページ | 画像が表示されないことがあります »
「 月見るシアワセ」カテゴリの記事
- 西の空に三日月が見られました。金星も上にキラリ(2024.09.05)
- 2024年6月のストロベリームーン(2024.07.24)
- 三日月より細い二日月をみられました~(2024.04.10)
- 今年初の満月と遠くからのスカイツリー(2024.01.28)
- 2024年初日の出を見られました(2024.01.02)
« 月と一緒に楽しむ音楽---熱帯夜の月夜はエイリアンズ日和 | トップページ | 画像が表示されないことがあります »
コメント