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2021年5月27日 (木)

2021年5月26日の皆既月食とスーパームーン。どん曇りと一期一会の出会い。

みなさまはご覧になれたでしょうか。
私は・・・。
近隣で狙っていた場所に行きました。
東南東(月の出の位置)から南東の方角がひらけているエリアです。

月の出直前に行ってみましたが、地平線も上空もどんより曇り空。
月が昇っている時間になっても雲越しにすら月の気配がありません。

友人とのラインでも、みんな、どん曇りで見てないとのこと。

今回は期待できないとあきらめながらも、しばらく空を眺めました。
畑や田んぼの脇道。
ふとみると少し離れているところで女性が立っていることに気がつきました。

どうやら、やはり月が目当てのようです。
東南東の月の出を眺めるならここ、と彼女も目星をつけていらしたんだなあと思いました。

バス通りのすぐ脇なので時々、通行人もいましたが、空に月の気配がないため誰も足をとめません。

しばらくたたずんでいると。
19時過ぎに月が薄雲の向こうにみえました!!

デジカメでなんとか撮ることができました!
(後日投稿します)

ただ、雲越しで月のウサギ模様もよくわかりませんし、
「満月感」はありません。
月食の「欠け」で満月感がないのではなく、
上下を厚い雲で覆われていて満月感がないのです~

わずか30秒ぐらいみえました。
その後も19時20分ごろに一瞬、月がぼんやり見えた時がありましたが、
あまりに弱い光で月の形もまったくわかりません。

結局、ほぼ空振り。

でも。月待ちの間、
田んぼのカエルの鳴き声をききながら、雲におおわれた空に目をこらします。
少しでも雲が薄くなって、月が姿を見せる瞬間を見逃すまいと。
見えないからこそ、心を研ぎ澄ませて雲を眺める、
その感覚が大事だと思いました。

簡単に見られないからこそのありがたさ。
月がかろうじて見えた二度目の時、少し離れていたところでたたずんでいる女性と
「少しだけみえましたね~」と小さく盛り上がりました。

誰もみむきもしない空を二人で
祖忍耐強くながめている。
同志のような連帯感を感じました。

私の方が先にこの場所をおいとましたのですが、
その時も
「一緒に月を待つ方がいらしてうれしかったでした」
「私もです。誰もいない中で、ご一緒できる方がいて心強かったです」
「一期一会の出会いですがありがとうございます」
「私の方こそありがとうございます」
互いに名乗り合わず、どうして皆既月食をあきらめずに待とうと思ったのかなどの話はしませんでしたが、
上記のような会話をして別れました。

マスクしているから目しか見えない。
でも目が口ほどにものをいいますね。
すごく誠実そうな感じのいい女性でした。

お会いできたことが心からうれしかったです。

赤銅色の月の天体ショーが見られなかったからこその出会いでしょう。
もし綺麗に見えていたら、大勢の人だかりエリアとなっていたはず。

見えないからこそ、そこにたたずむのは私たち二人だけ。

それゆえ絆のようなものを感じたのです。
さわやかな一陣の風が吹いたような、
素敵な一期一会の出会いでした。

2021年5月23日 (日)

元気の魔法。花を持って歩く!

当分、画像なしの投稿となります。

今日、リハビリの通院の帰りに住宅街脇の市民農園のところを通りました。
畑の外の道端にいろんな花が綺麗なのです。
少し前はネモフィラ×矢車草。
今日訪ねると、矢車草とホワイトレースの花がとてもきれい!

特に矢車草は5色咲いていて、グラデーションが美しいこと!
一番代表的なのは青紫ですよね。
フラワーフェアリーズでもおなじみの。
そのほか淡いピンクも道端や畑でよくみかけます。

そこに濃いピンク(マゼンダ)、赤紫、藤色がくわわり。

WEB用のカラーコードで再現しますとこんな感じです。


うっとり~、と眺めていると、
かがんで、草むしりをしている女性がいらっしゃいました。

ここの手入れをされている方だわ!と思い、
いつも楽しませていただいていること、
矢車草が見事なグラデーションですごく美しいこと、
ホワイトレース他との組み合わせも素敵なことetc.
感動をお伝えすると。

花も終わりかけで、次に咲く百合をそろそろ目だたせたいですし
私自身も切って持って帰ろうとしていたところだから

と、お花たちを私のために切って、くださったのです!!!

その花束の美しいこと!!
名前をうかがいながら忘れてしまいましたが、
マリーゴールドのようなオレンジ色の花も加えてくださりました。

本当にうれしかったです。

販売の花ではありませんから、ラッピングもなにもありません。
花々の茎をそのまま
(途中で体温が伝わらない方がいいかなとハンカチでくるみました)
むきだしで住宅街や野道を歩きます。

薬指、小指に完璧には力が入らないものの右手でグーはできるので
右手で持って歩きました。

そのハッピーなこと。ハッピーなこと。
ふと見ると、歩いて振った右手が前にくるたびに美しい色合いの花束が目に入るのです。

手のひらからも植物の茎や葉のしっとりさが伝わってきます。
右手もうれしがっているような感じがします。

花を手に持つ。
魔法のようなパワーを感じました♪

部屋に飾るために、花屋で買って帰り道、持って歩く。
ではなく。
花を持って歩く
それを目的に花と触れ合うのもあり!だと。

遠方へのおでかけができない日々が続きます。
ワンマイルのおつかいや用事の時に、
黒いリネンのワンピースにニュアンスカラーのバッグを合わせる、ではなく
黒いリネンのワンピースでニュアンスカラーのアジサイを手にして歩く。

とか

カーキ色、グレージュ系の洋服に、鮮やかなピンクの芍薬をたずさえて。

ネイビーの洋服にはひまわりのようなイエローの花を。


なーんて、想像しただけで素敵💛

手に花を持つ。
それだけでウキウキした気持ちになります。

ご自宅でお花を育て、切って部屋に飾る方々は
花瓶に活ける前にその花を持って近所をお散歩してはどうでしょう。

洋服を花の色に合わせてコーデして。

「なんであの人、花を持って歩いているのかしら」と思われるのが気になるようでしたら、 
「これからご近所の方におすそわけで持っていくところなのですよ~」みたいなつもりで。

リッチな美容液3回分に匹敵するくらいの
ウキウキパワーを感じられることと思います。
(画像は整備中。2022年夏以降ににアップ予定です)

2021年の桃源郷

まだまだリハビリ進行中です。なかなか動くようにならず。
朝起きたらかたまっているだけではなく、
日中もマウスを持つような丸まった動きをしばらく続けているとかたまります。
ですので、パソコンに向かう時間を極力減らすため、画像のアップも当分なしでまいります。

3月のことですが桃源郷に行きました。
今年は春の花が2週間ぐらい早く前倒しの開花でしたが、
桃源郷の花々もそうでした。
3月中旬に見頃。

いつもの場所におうまさん(ポニー?)もいました。
そしてはじめて、小屋の中ではなく手前に出てきて
草をハムハムしてました。

間近でみられて感動!

桃源郷。
桃が少し刈られていてボリューム感は減っていました。
なによりセンター的な存在の桃。
花が咲いていませんでした。

枯れてしまったのでしょうか。
なんとか復活してほしいものです。

それでもやはり桃源郷は別世界。
桃のピンク。黄色い花。木の緑。青空。土の茶色。
すももの白。

心がやすらぐ眺めでした。

桃の眺めを後にして畑をくだりかけていると、目の前を猫が横切りました。
このへんの猫ちゃんはいい眺めの散歩ができてしあわせね~と
テクテク横切る姿を見ていると…

ん? しっぽがぶっとい! みると顔立ちも違う!

同行させていただいた方と顔を見合わせました。

たぬき?! いたち?? テン?!

いまだになぞです。
はくびしんではありません。
しっぽは筆のようにぶっとく、顔は猫ぐらいのかんじ。

桃源郷といいながら住宅街の一角だったので
びっくりしました。

画像はリハビリが落ち着いたらアップします。

桃源郷シリーズINDEXはこちら

2021年5月 3日 (月)

名曲「マスカット」。平原綾香と玉置浩二の至宝のコラボにしびれました!

NHKのBSで放送された玉置浩二ショー。
平原綾香に提供した名曲「マスカット」を二人で競演。
しびれました~。
録画していたので何度もリピートして聴き入っています。

以下、歌詞の引用部分は青文字で。

清らかな人類愛や自然への讃歌などの崇高な歌ではなく、
一言でいえばエロイ。
決して音楽の教科書には載らない歌。
だけど、心の奥をかきたてる名曲。

設定としては恋人同士が初めて結ばれた夜明け。
となるとハッピーな成就のはず。
だけど、ミニ・リパートンの「ラビングユー」のような
「満ち足りた幸せ感」はなし。

背徳感満載。
♪どんなに愛し合ってもいつか別れがくるから。

始まってしまったがために、関係の終わりを覚悟するせつなさが満載。
だからこそ、今二人の時を味わい尽くしたいという刹那感が満載。

それが、どろどろした曲調ではなく、
軽いリズムを刻むギターに乗せているのがニクイのです。

そして、玉置浩二がいることによって平原綾香の表情がすごくいいのです、
まるで映画の1シーンを観ているかのよう。
歌に出てくる男女の場面に自分が立ち会っているかのようなリアリティ。

サビの
どんなに愛し合ってもの「合って」、
どんなに求め合ってもの「合って」の高音の歌い方。
決して強く歌い上げないのがいいです。
抱いて抱きしめて~の だっきっしっめって~のリズムと言葉の響きの心地よさ。

2番の玉置浩二の
溢れそうな想いが~の「が」が
すごく小さな声なのにのびやかで声が持つ表情の豊かさを感じさせます。

歌詞も淫靡さが満載ですが、大人の男女の恋の歌なのに
父や母、自分の子供時代が出てくることが秀逸。

両親に大切に育てられた無邪気な少女が
大人の恋に堕ちてゆく愚かさが浮き彫りになるような。

でも不倫でない独身同士の男女であっても
この歌はあてはまりますよね。

ユーミンの名曲「朝陽の中で微笑んで」を思い出します。
大人になればなるほど、運命の相手とか永遠の愛とかが幻想だとわかり、
愛をつなぎとめる確かなものがないことを痛感する。

歓びと隣り合わせの不安、悲観的な気持ち。
そのせつなさが伝わってきます。

平原綾香。歌いながら玉置浩二を時々みつめ、
でも、そのすぐあとに目を閉じて、自分の世界に入り、
また、瞳を開けてうっとりとみつめるという様子が実に艶っぽいです。

特筆すべきは♪私は甘いマスカット
1番の終わり、2番の終わり、サビを繰り返した最後の3か所出てくるのですが、
全部歌い方が違います。

最後の♪私は甘いマスカット
甘えるようなおねだりするような感じで鳥肌です。

この直前の玉置浩二とアドリブのスキャット?の掛け合いの時の
平原綾香の超絶高音。
なんと耽美なこと。
無意識?に片足を上げ、少しだけ苦しそうなところにもドキッ。

決して優等生の歌ではない
こういう歌も大事!
(今日は久しぶりにガガの♪テレフォンを思い出してはまっています)

2021年5月 1日 (土)

草花たちからの実力テスト

骨折後、鋭意リハビリ中です。

出勤や通院の行き帰り、道端にいろんな花をみかけます。
去年の緊急事態宣言中に名前を覚えた雑草もいっぱい。

まるで
「ねえねえ、私の名前覚えてる?」と
草花たちからの実力テストを受けているかのよう。

はいはい。覚えていますとも。

去年初めて出会って一目ぼれしたホタルカズラにも再会できました。

道端ではヒメツルソバ。ツタバウンラン。アメリカフウロ。オオアマナetc.

誰も手入れもしなくても春になれば自力でまた咲く雑草たちのなんと生命力の強いことか。

新緑やいろんな家の玄関先の綺麗なコンテナガーデンの花々、
道端の雑草たちから元気をもらっています

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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