2021年5月26日の皆既月食とスーパームーン。どん曇りと一期一会の出会い。
みなさまはご覧になれたでしょうか。
私は・・・。
近隣で狙っていた場所に行きました。
東南東(月の出の位置)から南東の方角がひらけているエリアです。
月の出直前に行ってみましたが、地平線も上空もどんより曇り空。
月が昇っている時間になっても雲越しにすら月の気配がありません。
友人とのラインでも、みんな、どん曇りで見てないとのこと。
今回は期待できないとあきらめながらも、しばらく空を眺めました。
畑や田んぼの脇道。
ふとみると少し離れているところで女性が立っていることに気がつきました。
どうやら、やはり月が目当てのようです。
東南東の月の出を眺めるならここ、と彼女も目星をつけていらしたんだなあと思いました。
バス通りのすぐ脇なので時々、通行人もいましたが、空に月の気配がないため誰も足をとめません。
しばらくたたずんでいると。
19時過ぎに月が薄雲の向こうにみえました!!
デジカメでなんとか撮ることができました!
(後日投稿します)
ただ、雲越しで月のウサギ模様もよくわかりませんし、
「満月感」はありません。
月食の「欠け」で満月感がないのではなく、
上下を厚い雲で覆われていて満月感がないのです~![]()
わずか30秒ぐらいみえました。
その後も19時20分ごろに一瞬、月がぼんやり見えた時がありましたが、
あまりに弱い光で月の形もまったくわかりません。
結局、ほぼ空振り。
でも。月待ちの間、
田んぼのカエルの鳴き声をききながら、雲におおわれた空に目をこらします。
少しでも雲が薄くなって、月が姿を見せる瞬間を見逃すまいと。
見えないからこそ、心を研ぎ澄ませて雲を眺める、
その感覚が大事だと思いました。
簡単に見られないからこそのありがたさ。
月がかろうじて見えた二度目の時、少し離れていたところでたたずんでいる女性と
「少しだけみえましたね~」と小さく盛り上がりました。
誰もみむきもしない空を二人で
祖忍耐強くながめている。
同志のような連帯感を感じました。
私の方が先にこの場所をおいとましたのですが、
その時も
「一緒に月を待つ方がいらしてうれしかったでした」
「私もです。誰もいない中で、ご一緒できる方がいて心強かったです」
「一期一会の出会いですがありがとうございます」
「私の方こそありがとうございます」
互いに名乗り合わず、どうして皆既月食をあきらめずに待とうと思ったのかなどの話はしませんでしたが、
上記のような会話をして別れました。
マスクしているから目しか見えない。
でも目が口ほどにものをいいますね。
すごく誠実そうな感じのいい女性でした。
お会いできたことが心からうれしかったです。
赤銅色の月の天体ショーが見られなかったからこその出会いでしょう。
もし綺麗に見えていたら、大勢の人だかりエリアとなっていたはず。
見えないからこそ、そこにたたずむのは私たち二人だけ。
それゆえ絆のようなものを感じたのです。
さわやかな一陣の風が吹いたような、
素敵な一期一会の出会いでした。
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