2022年の初日の出(その1)かぎろいと地球照とビーナスベルト。月と空の色にうっとり
2022年がはじまりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年は姉家族のところで初日の出を迎えました。
私のところより標高が高く、東側の展望がよい立地なのです。
2022年1月1日は月の出が午前5時頃でしたので、
初日の出よりも先に初月の出を見ました!
(電車内でしたので撮れず)。
実は、「初日の出」よりも見たいものがありました。
それは「かぎろい」です。
(以下、サムネイル画像は少し不鮮明。ぜひ、クリックで拡大でご覧いただけましたら。
はみでたら新しいタブで開く、を)
「かぎろい」とは日の出前の東の空の際に現れる曙光のこと。
主に冬に見られる鮮やかなスペクトルを指したりもします。
地平線・水平線の際が濃いオレンジ色となり
上空にいくにしたがって藍色、漆黒となる色の階層を、
思い浮かべられる方もいらっしゃるでしょう。
宇宙飛行士ガガーリンがボストークから眺めた地球の様子を訊かれた時、
夜から朝を迎える地球のヘリに虹色の色合いが見られることを答えました。
それを、江川卓氏は「かぎろい」と訳しました。
(詳細はこのブログ内のガガーリン23に)
元日の凍てつく早朝6時6分頃。
姉宅に向かう途中の私に、
姉から「もうオレンジ色が見え始めているよ」のラインが届きました。
急いで姉宅に到着して、照明と落とした部屋を通り、東側のベランダに向かうと。
6時10分。どどーんと
こんな光景が広がっていたのでした!
日の出40分前です。
地上を歩くだけだと、地平線の際までは見えず、
「東の空の方がほのかに明るいかなあ~」程度だったのですが、
地平の際は濃いオレンジになっていたのです。
(ユーミンの「水平線はグレナディン」という曲名を思い出します)
そして、地球照がくっきり浮かび上がった月が中央に鎮座しています!
神々しく、そして幻想的な光景です。
月の上には火星が。
少し右上にはさそり座のアンタレスも。
月は南東の方角にいます。
月齢27.6。輝面率5%。
地球照の部分は月の模様がうっすらと見えます。
↑この画像ではわかりづらいかもしれませんが、
この満月(2017年12月3日)
と同じ模様が暗い部分に見えています。
かぎろい
日の出までのかぎろいの色の移り変わりをご覧いただきましょう。
6時11分。
6時20分。
6時29分。
6時39分。
6時51分。(日の出頃)
月の様子
6時30分。
6時51分。(日の出の頃)
矢印のところにかすかに月が。
この後は空の明るさにとけこんで見えなくなりました。
アップで。
さて、かぎろいですが。
方角によって色が変わりますね。
太陽が昇る場所(東北東)よりも東~北北東寄りの空の方が
濃いオレンジ色が広がっていました。
6時15分頃の様子です。
ビーナスベルト
日の出前や日没後、太陽の反対側の空がオレンジ色ではなく、ピンク色に染まるビーナスベルト。
美しかったです~。
6時49分(日の出頃)の西側の空。
かぎろいとして上記でご紹介した同時刻の東側の空よりも
明かにピンク色です。
ビーナスベルトの下の方のブルーがかった層は地球の影だとか。
北~北東の空。
ピンクとオレンジがまざった淡いコーラル色の空。
葉祥明さんの絵のような美しさ。
ちなみに、私が今まで撮ったビーナスベルトで一番印象に残っているのは
2016年1月25日の早朝の空(こちら)です。
次回(その2)は初日の出編です。
« 冬はヤドリギ発見が愉しいな~♪ | トップページ | 2022年の初日の出(その2)初日の出編 »
「 色 うっとり」カテゴリの記事
- ビオラシリーズ(その16)花がら摘みは楽し&ハチがかぶりつき!(2025.01.18)
- ビオラシリーズ(その15)夏の花、ロベリアが12月も健在! 青系ビオラと。(2024.12.21)
- ビオラシリーズ(その14)舗道のパンビオのたくましさとガウラ(2024.12.14)
- モネ展~睡蓮のとき~に行きました(その2)粗いタッチが白内障の影響だとしても、作品に魅せられます(2024.12.08)
- モネ展~睡蓮のとき~に行きました(その1)青~紫、モスグリーン~ライムグリーンの神秘的な色合いにうっとり(2024.12.08)
「 月見るシアワセ」カテゴリの記事
- 天気もよくて三日月もばっちり見られました~(2025.01.02)
- 2025年もよろしくお願いします。初日の出と初二日月をみられました!(2025.01.01)
- 2024年最後の月は12月29日早朝の逆三日月でした~(2024.12.31)
- なかなか見られない貴重な二日月。2025年はいつがチャンスか調べてみました(その2)(2024.12.28)
コメント