ちょっと撮り鉄子になった日の話。
まったく興味がなかったのに、足を踏み入れてしまったのものってありませんか。
私の場合は、野鳥がそう。
猫や犬なら、なついてきて、ふわふわの毛にさわったりして癒されるから好きになるのはわかる。
野鳥は触れず見ているだけだし、何が惹きつけるのかわかりませんでした。
ところが、画眉鳥(野鳥とは言えません。むしろ野鳥好きには天敵の存在)を見たいがために
鳥の姿を追っているうちに野鳥にはまってしまいました。
エナガは愛くるしいですし、ルリビタキの青は嬉しくなりますし、猛禽を見られるとラッキーと血が湧きます。
私にとっての以前の「野鳥」のように、興味がないジャンルの一つが「鉄道」。
ホームの端で、急カーブを描いて、ぐわ~とやってくる電車を撮っている撮り鉄たち。
何が惹きつけるのだろうと思っていました。
遠近法で後ろの車両が小さく、先頭車両が大きい、まるで龍が迫ってくるような構図は美しいだろうと思うのですが、
生き物ではないですし、レアではない、普通の5分に1本やってくるような電車を撮っているし。
なんて、思っていたのですが。
先日。ホームの中ほどで電車を待っていると。
1車両だけの赤い電車がやってきました。
初めてみる車両です。
よくわからないけど、レアっぽい。少なくとも私は1車両だけで動く電車は初めて!
そう思ったら、なぜか興奮して。
デジカメを持参していたので、ぱしゃっと撮りました。
赤い車両はホームの最後尾あたりで停まりました。
(以下、画像はサムネイルのため小さく、不鮮明。
お手数ですがクリック&拡大してご覧いただけましたら)
つい、つい、ホームの端まで歩いていって、車両の目の前に足を停めました。
まわりにはデジカメの鉄ちゃんはいません。
レアだからか、何人かはスマホでカシャカシャ撮っています。
私も、パシャパシャパシャ、パシャパシャパシャ、右に動いたり左に動いたり。
立ったり、かがんだり。
パシャパシャパシャパシャ。
気づいていたらたくさん激写していました~
「DE101604」と記されています。
デジカメで撮る私は、
傍から見たら、もう立派な撮り鉄子だったと思います。
昭和48年に川崎重工で作られたということでしょうか。
秋田総合車両センターという意味のようです。
帰宅して調べると、牽引車というものらしいです。
私が乗る予定の電車が時間通りに来てそれに乗ってしまったので、
この牽引車のその後はわかりません。
本当の撮り鉄はきっと珍しい車両というだけではなく、日常の車両にいろんな魅力や違いを感じて撮るのでしょうから、
私はまだその域には達していません。
ただの野次馬。
ちょっと恥ずかしかったけど、ホームでパシャパシャ興奮しながらにわか撮り鉄子になった日のお話でした。
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