今年最後の満月を楽しみました。「今日は満月」と「今夜は満月」の違い。
2023年もあとわずか。
12月17日は今年最後の満月を楽しみました。
(画像はサムネイルのため小さく少し不鮮明。
お手数ですがクリック&拡大してご覧いただけましたら)
私が27日の月を最初に見たのは、午前4時49分くらいです。
まわりの雲を輝かせて
くっきりと月が。西北西の空、割と高くに皓皓と。
6時51分。
里山の端に沈みかける月。
スマホで撮りました。
スマホでなにも補助器具を使わずに月を撮る場合、
夜の月よりも、朝、昼間、夕の月の方がうまく撮れそう。
月の模様もこのくらいは写っています。
(上の4時49分の月の模様と比べてみてくださいね)
6時53分。
6時54分。かすかに頭が見えていますが、
6時55分にはもう完全に沈みました。
舞台で、左の袖に退場した役者が、裏を回って、
右手からまた現れる。
そんな感じで。
27日朝6時55分に退場した月は、
夕方4時30分過ぎに東北東の空からまた姿を現しました。
私のところでは、月をみつけたのは16:46頃です。
まるで、木々のすぐ向こうに月がいるみたい!
月の模様もくっきり!
アップで(そのため黄色味が強く写っています)
16:47。みるみる月が昇り、木々からほぼ抜け出しました。
16:48。完全に姿を出しました~。
というわけで、27日は月は二つの時間帯で見ることができました。
①27日0:00~朝の月没まで
②27日夕方の月の出から27日23:59まで
満月って①と②どっちの月なのでしょう。
そもそもなぜ、27日が満月なのか。
それは満月の時刻は27日午前9時33分のため。
満月になる時刻が入る日が「満月の日」なので、
27日の月が満月となるのです。
②に関して。
東京では月の出時間が16:30頃。
満月の時刻から7時間ほど経っているため、ほんの少し欠けが進んでいます。
22:30頃になれば、満月を100%とした場合、欠けは1%ぐらい進んでいます。
①に関して。
この月は12月26日15:30頃に昇った月が一晩かけて、27日の朝に沈んだ月となるのです。
「満月」ではなくて「待つ宵月(満月の前日の月)」が日を跨いだ姿なのです。
となると、待つ宵月と呼ぶべきか?
それとも、0時を超え、満月の日になった段階で、名前を「満月」に変えてしまっていいのか。
迷うところですが、少なくとも、朝6:50分ごろの月は、満月の時刻から3時間も離れていないので、27日22時ぐらいの月にくらべたら、
まんまる度は高いです。
^^^^^^^^^^^
というわけで、できるかぎりまんまるに近い月を指すのであれば、②の月より①のほうが満月と呼ぶのにふさわしいのですね。
つまり、「今日は満月です」とニュースで言われると「今夜は満月です」と思い、夕方に昇る月を見なきゃと思ってしまいがちですが、
実は、夜中から朝の月も注目に値するということがあるのですね。
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