関井一夫さんの万華鏡の作品で眼福のひととき(その2)(No.19)
その1の続きです。
(C)Sekiiとクレジット表記いたしましたのは関井氏による撮影画像になります。
画像はサムネイルのため小さく少し不鮮明。
お手数ですがクリック&拡大でご覧くださいませ。
ネペンテス・イヴβ
ネペンテスとはウツボカズラのこと。
女性の身体の曲線、触れていなくても目でわかる表面のなめらかな質感。
優雅にて淫靡です~。
美しいオブジェとして空間を支配することでしょう。
そして、こちらも万華鏡になっているのです。
上から覗くと胴体に筒がおさまっているのが見えます。
ネペンテス・イヴ
妖艶な空気を漂わせています~。
撫でまわしたくなる~。
胴体におさまっている万華鏡の筒のふた部分は。
富士山ではありません。
キャッ エロス~。
「シズル感」という言葉がありますよね。
食べ物を食べていなくても、ジューシーでおいしそうにみえるように
視覚的に訴え、食べたくなるような欲求を高める。
言葉の使い方が違うかもしれませんがネペンテスは「シズル感」満載。
触れてみたいとか、何か欲求をかき立てられます。
↓ 覗き穴から少しレンズを浮かして撮ったので、
密着させて撮る時に比べて万華鏡の広がりのごく一部分しか写っていませんが、
あでやかな世界が奥に広がっていることがわかります。
ベリアード
多肉植物をモチーフにされた万華鏡。
多肉の部分を持ち上げると、
こんな風に万華鏡の筒になっているのですね(右側)。
深い緋色と金色の曲線が美しいです。
4枚目は(C)Sekii。
ルチアード
こちらも多肉植物です。
この多肉の葉の部分。
本物の多肉みたい!
すべすべってしながら、表面が少してかってぬめっとしていて、
汁がにじんでいるような雰囲気そのもの。
どんな万華鏡の絵柄が現れるかと言いますと。
六角形の角(かど)角(かど)したフォルムが広がって、
カクタスとか多肉っぽい感じもしました。
3枚目は鶴が並んで手をつないでいるみたいな絵柄が現れました。
4枚目は(C)Sekii。
龍の万華鏡
神社の鳥居のような朱赤が広がって、おめでたい感じ。
1枚目はエルメスのスカーフの柄のような雰囲気。
2枚目は(C)Sekii。万華鏡のふたの持ち手の赤い玉と同じような形が現れていますね。
麒麟の万華鏡
赤を基調に曼荼羅のような夢幻世界が広がっています。
津軽の漆塗りを連想しました。
栗鼠の万華鏡
リスにぴったりの、木の実ほかが繰り広げられる絵柄が見られたのですが、
写真にうまく撮れませんでした。
羽女・春
能面のようでもあり、
古代の神殿に彫られた女神のようでもあり、
未来的でもあり。
照明が少し当たってしまっているのですが、
ぜひ拡大してご覧くださいませ。
アルカイックスマイルのように引き込まれる表情。
横顔
微笑みを浮かべながらも凛としています。
↑こちらは万華鏡ではありません。
関井一夫さんの万華鏡の世界を2回に分けてお送りしました。
同グループ展の森川氏の酒器も素敵でした。
花器として、ビオラを飾っても絵になる!と感じました。
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