モネ展~睡蓮のとき~に行きました(その1)青~紫、モスグリーン~ライムグリーンの神秘的な色合いにうっとり
上野の国立西洋美術館で開催されているモネ展に行きました~。
よかった~。浸れた~。
(以下、画像はサムネイルのため不鮮明。
お手数ですがクリックorタップで拡大してご覧いただけましたら)
一番気に入った作品を選ぶのは難しいですが、
作品番号35。
睡蓮(1914-1917年頃)
マルモッタン・モネ美術館
です。
正方形の額の中、
右上と左下に睡蓮が描かれていて、
そのあいだをモスグリーン~ライムグリーンが漂い、
上部には青~すみれ色が。
どことなく、ルドンを想わせるような神秘的な色合い。
↑ この作品は写真撮影不可でしたので、ポストカードを買いました。
モネ展に行ったのは金曜日の夜。
土日や平日の昼間よりは混んでいなかった(それでも大勢いらしていました)ので
少し離れた椅子にすわって、人越しにずっとこの作品を眺めていました。
(許されるなら、寝袋を持ってこの絵の前で一晩眠ったり、目をさまして絵を眺めたりしたい~)。
絵の脇の解説にはこんな風に書かれていました。
(抜粋で引用)
「黄昏時の光を表したものであろう青紫と黄緑の色彩のグラデーションは
同時代の批評家によって「融けた金」と評され(以下私による略)」
ポストカードは小さいですし、肉眼で見た絵を印刷で再現するのは難しいことと思うのですが、
ポストカードを見ることで、青~紫、モスグリーン~ライムグリーンの神秘的な色合いを
思い出すことができます
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写真OKの展示室、うれしかったです。
作品番号45『睡蓮、柳の反映』はNHK日曜美術館でみていたのですが、
屏風絵のようで、すごく和風に感じました。
私自身が撮った写真とともにご紹介。
(没入感を感じられるほどの大きさにはなりませんが、
ぜひ拡大してご覧いただけましたら)
尾形光琳っぽく感じました~。
アップで。
青~すみれ色。深い緑。アクセントのような赤系にうっとり。
水色、ロベリアのようなサックスブルー、青、すみれ色、
くすんだ濃いピンク。
大好きな配色すぎます~。
うわあ。差し色の赤系は
こんなに濃い絵の具。
混ざりきって単色になっているのではなく、白に赤、オレンジが層のようになっているのが素敵すぎ。
息がハアハア❤してきます。
この時のパレットの上を覗いたら卒倒しそうなくらい好きな配色でしょう。
ローズ系の花も、絵具が混じり切っておらず、
グラデーションマニアを天国につれていく美しさ!
睡蓮の作品群。み~んな水面の(青~すみれ色)×深い緑の基調がいいですね~。
左下に書かれた文字は濃いオレンジ。
ペパーミントグリーンのような色彩にぱきっと。
睡蓮(作品番号41だったでしょうか。うろ覚え)
今回のモネ展のフライヤーに使われている作品ですね。
たゆとう水面と睡蓮のピンクがわかりやすい作品。
明るいピンク色の下に暗い色があることで、
水面に睡蓮の花が映っているように見えているのですね。
なんでしょう。この色のハーモニーの美しさは!
青みの強いラベンダー色に明るい緑。
オレンジ、ピンク、赤、くすんだブルー。
私だったら、キャンバスにこの色を塗りながら、
生唾ゴクリとしてしまいそう。
花の黄色が印象的な『睡蓮』(作品番号メモしておらず)
↑ けっして抽象画ではないのに
アップでみると、何を描いているか、より、
色の組み合わせとか絵具の力強いタッチとかで魅せられ、
抽象画に向かい合っているような気分に。
遠目だと穏やかな黄色い花なのに
こんなに鮮やかな色が飛びまくっています!
塗りまくられています。
左上から右下に走る、青みラベンダーの絵具も
色が混ざりきらず、
パレットの上でざくっと混ぜて、
ばっと塗ったのかしら~なんて。
(このダイナミックなタッチが白内障の影響によるものだとするとせつないですが)
モネ展(その2)に続きます
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