花園ラグビー史に残る死闘。2026年1月5日準決勝、桐蔭学園対大阪桐蔭のすさまじさに奮えました!
私のエリアではテレビ放送がなく、またリアルタイムでみられなかったため、MBSとJスポの配信で試合を視ました。
試合結果を知ってからの視聴だったのに、最後のラスト1プレーには思いっきり体に力が入り、終わったあと号泣!
こんなすさまじかったとは!![]()
勝った側の選手も泣く。
ライバルである相手校に惜しみない拍手を送りたくなる。
そんな花園ラグビー史に残る名試合だったのですね。
配信や現地で観戦された方(うらやましい!)の動画などをご覧になるのにまさるものはないのですが、
自分自身の備忘録として最後の1プレーの死闘を書き残してみようと思います。
逆転につぐ逆転劇。
大阪桐蔭対桐蔭学園は14対17。
桐蔭学園わずかにリード。
ですが、
後半
26:40(残り3分20秒)大阪桐蔭がトライを決めて逆転。19対17に。
27:42頃吉川くんがコンバージョンも決めて21対17に。
28:22レフリーが「あと2分半」と宣言。
つまり画面の表示で30:52までプレーとなるのですね。
(MBSの配信ではレフリーの声が聞こえづらく、実況もロスタイムなしと言っています。
めくれ上がった芝をレフリーがなおすために中断していることもわかりづらいです。
Jスポーツの配信では、このくだりがよくわかります。芝をなおしてスクラムを組みなおす時に、
両チームに「残り1分」と語っている声もきこえます。
ただ、芝めくれで中断の時に喜くんが気合をかける場面、MBSの画面もすごくいいです。
どちらかしかご覧になっていない方はもう1社の配信もご覧になることをおすすめします)
4点差。ドロップゴールの3点では追いつかない。
あと2分半で桐蔭学園はトライを入れるしかない状況。
しかも大阪桐蔭がボールをキープ。
このままボールをキープし続けていれば勝てる。
はずが、
29:38(残り1分14秒ほど)大阪桐蔭ノックフォワード。
桐蔭ボールのスクラムとなります。
ここで、芝が荒れてめくれあがっているところがあり
レフリーが試合を中断。
そのあいだに両チーム、それぞれ集まって士気を高め合っている様子が映し出されましたが、
桐蔭学園、喜くんが両手を突き上げて叫び、仲間も「シャー」というような雄たけび。
31:10頃。スクラムを組みなおし、桐蔭学園ボールで試合再開。
これがラスト1プレー。
桐蔭学園は大阪桐蔭にボールを奪われたら終わり。ノックフォワードをしてもおわり。
一切の反則はせず、トライを決めるしかない。
こんなピンチでどうして、ボールを前に落とすことなく回せたのでしょうか。
奪われずにキープし続けられるのか。
鳥肌が立ちます。
花園が大阪にあることもあり、スタンドには大阪桐蔭ファンが大多数。
選手たちがボールを動かすたびに悲鳴のような声と応援が入り乱れます。
36:09桐蔭学園トライで21対22に。
フェイズはラスト1プレーの途中でターンオーバーされるまでで13フェイズ。
そのあと奪い返してから喜くんがトライを決めるまでで20フェイズ。
合計すると33フェイズ!
曽我くんコンバージョンを決めて21対24。桐蔭学園劇的勝利となったわけですね。
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13フェイズ目のところで、大阪桐蔭にボールを奪われ、
蹴り出されてノーサイドかと思いきや、
ボールを奪い返す。
これをリアルタイムでご覧になられていた方たちはどんな思いだったか・・・。
特にすごいと鳥肌が立ったのは
桐蔭学園の選手がボールを受け取って走る→タックルされる→
ラック→21番SH金野くんボール投げる→選手がボールを受け取って走る
→タックルされるの繰り返し。
31:38から33:54の2分強で桐蔭の選手のポン!というパス回しは26回ほどありました!
ボールを前に落としたら終わり、奪われたら終わりの中で誰も一度もボールを落とさず!
すごすぎます!
そしてすごいのは大阪桐蔭も。
この死闘の間、ペナルティなし。
もし大阪桐蔭に卓越した技術がなかったら、桐蔭学園は簡単にディフェンスを突破してトライを決められたのでしょう。
この2分強のパス回しのあと、かたまりになってゴリゴリ、ジワジワと攻め続けるのも見事。
結果トライまでに4分30秒以上かかったというのは、
ミスが許されない、そして消耗している最後の最後でも集中力を切らさず、
継続しきれる桐蔭の凄さと、
同じくミスが許されない、消耗しきっている最後でペナルティをせずに守り切っていた
大阪桐蔭の凄さの証![]()
本当に両チーム凄かった。
準決勝で負けてしまったけれど大阪桐蔭のみなさんの強さは誰もが感じた試合です。
もしものパターンその①
前半、風が強い中、桐蔭学園の曽我くんのペナルティーゴールとコンバージョンが決まっていれば、
5点追加。
大阪桐蔭が後半27:42にトライ後のコンバージョンを決めても
21対22で桐蔭学園が1点差の勝利で試合は終わって、伝説になるであろう死闘はなかったかもしれません。
もしものパターンその②
前半のペナルティーゴールが成功、コンバージョン失敗であれば、3点追加。
21対20。
桐蔭はラスト1プレーでトライをとらなくても、ドロップゴールで逆転できたわけです。
わずかなロスタイムの攻防だけで21対23で桐蔭学園逆転勝利で試合は終り、
伝説になるであろう死闘はなかったかもしれません。
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でも、点差が4点あった。
これは、ラグビーの女神のはからいなのではと思います。
勝った方にも負けた方にも今後の糧になるであろう凄い4分30秒を与えようと。
公式戦で選手はぐんと成長するとききますが、
50倍ぐらい一気に成長するような死闘を体験させようという。
ラグビーの女神が金の斧、銀の斧を持っていて、
金の斧(ラスト1プレーがなくても追いつかれないスコアで桐蔭学園が勝って決勝で三連覇する)
銀の斧(4点差のビハインド。死闘で消耗して勝つ。でも消耗で決勝戦は惜しくも準優勝)
どちらかを選ばせたのかと思っていました。
ファンの一人として、銀の斧になったのかと思いました。
たとえ消耗と堂園くん他負傷で決勝で負けたとしても、
この準決勝でラスト1プレーの死闘を経験して勝ち切ったことの方が三連覇より価値がある。
そう思えるくらいのすさまじい体験を選手の皆さんがみせてくれました。
でも、結果的に。
金の斧、銀の斧でもなかったのですよね。
1月7日、さらに凄いことを目の当たりにすることになるとは。
(1月7日については後日、あらためて書かせていただきます)
それにしても両チーム来年も楽しみですね。
特に桐蔭学園はSH金野くんの視野の広さ、
大阪桐蔭は吉川くんの走力他。
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ラスト1プレー(4分30秒ほど)の前半のパス回し。
どのくらい神技だったのかを確かめたくて画面から書き起こしてみました。
(間違いがあったらすみません)
→はポーンとしたパス。数字は背番号。ラはラック。
例えば、23ラ21→4というのは23番がボールを受け取ってラックになって21番が球出しをして4番に投げるという意味です。
31:10頃 桐蔭学園ボールでスクラム。
21→12→23ラ21→4ラ21→1ラ21→12→10ラ21→5ラ21→3ラ(前進)21→
10→12→6ラ21→3ラ21→1ラ21→7ラ21→10(走る)→4ラ21→17ラ
ここが13フェイズ目。
ターンオーバーされ、大阪桐蔭、外に蹴り出して終了かと思いきや。
奪い返して21→10→12→24ラ21→11ラ21→10→6→8→1→10ラ
ここまでが33:54頃。
スクラムから21番がボールを出してから2分40秒で25回以上のパス回しで
誰も前にこぼさない!!!
このあとは近場で組んで阻まれてまた当たって阻まれて、耐えて継続。
なかなか突破できなくても、落ち着いて、どんなにはねかえされても、勝機をみつけるまで黙々とかつクレバーに攻撃しつづける。
そのスタミナと精神力に感服します。
闘争心、執念の凄い熱さと、焦らない冷静さ。高校生なのにそれを見事に合わせ持つ。
全員が阿吽の呼吸で素早い判断で動く。
All for one, one for all。
ラグビーの真髄を見させていただきました。
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